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オイ、ビョーキ

ここ2週間くらいで気がついたのですが、胸に張りがなくなりました。
触ってみても、弾力がありません。
ただ、フニフニしているだけです。
胸がこんな突然に張りがなくなるとは思っていなかったので、このフニフニ具合に驚いています。
初老だからでしょうか。これが『老い』というものなのでしょうか。
筋力が衰えてくる年代なんですよ、と以前お世話になっていた薬剤師さんから教えていただいたのを思い出しました。
ご飯前に『拝みポーズ』をして胸筋作れないかな、と毎日試みています。無駄な足掻きかもしれませんが、なんだかまだ諦めたくないのです。『彼のために綺麗でいたい』気持ちが、少しだけ、私の背中を押してくれます。

お肌(顔)のケアはもう何年もしていません。

若い頃、私の目元には涙袋がありました。
40代の半ば頃から涙袋はしぼみ始めて、私は当時目元のケアにかなりの時間とお金を費やしていました。でも、どんなに高評価なアイテムを使っても、涙袋は消えていきました。

病気になってからは特に、何もしなくなりました。しなくなった、というよりも、『できなくなった』という方が正しいかもしれません。
お化粧もできなくなりましたし、スキンケア自体もできなくなりました。「お化粧をしよう」とか「お肌のケアをしよう」とか考えて動くことができなくなってしまったのです。ここでは『彼のために』という魔法は働いてくれません。
顔を洗うのも、洗顔料を使わなくなってしまいました。ティッシュなどで油分を取ってから、水でパシャパシャするだけです。
その後の化粧水や乳液なども一切使わなくなりました。夏場の日焼け止めも、しなくなりました。

それでも、何もしなくても、肌の調子は悪くはないです。乾燥もしないし、テカテカもしません。
何もしない方が却っていいのかもしれません。
化粧品(基礎化粧品も含めて)を購入しなくて済む、というのは今の暮らしのなかでは大きな利点です。

これも病気になってから、強く感じるようになったのですが、美容院に行けなくなりました。
美容院に行くと、いろんな人に髪を触られるし、いろいろ話しかけられたりして、とにかく面倒で億劫です。
髪を切るのは年に一度。前髪だけは自分で切っていますが、あとは伸ばしっぱなしです。
12月に近所の1000円カットのお店で、「肩まで」とお願いして切ってもらいます。そこでは無駄な会話もなくて助かります。ですが、1000円カットのお店でも、扉を押すのはけっこう勇気が要ります。

白髪が目立ってきて、染めようかなと思うのですが、市販品に手を伸ばすこともできず、美容院に予約することもできません。
シャンプーがてら染められる商品もネットで見かけるのですが、ポチッとするだけでいいのに、どうにも動けません。

また、数年前から、手に力が入らなくなりました。少し震えもありました。何かの病気かと思って整形外科に行って診てもらいました。MRIを別の病院でとってくるように指示されて、その日のうちに行ってきました。
大きな病院に紹介状を書くから行くように、ということで、紹介状をもらい、予約を取って数日後に大きな病院に行きました。
手や腕には何の異常もなくて、薬も処方されませんでしたが、それからずっと、手(特に右手)に力が入らなくなっています。力を込めて手をグーにすることができません。それに伴って、ペンを握ることも難しくなって、字を書くとき震えが出るようになりました。筆跡も以前とは全く別物になってしまっています。
お風呂でタオルを絞るときなども、力が入らなくなりました。力を入れようとすると、腱がピキッとなる感じがするので、無理に力を込めたりはしないように気をつけています。

このまんま、『老い』や『病気』を受け入れていくだけなのかな、とぼんやり考えます。
抗う術はあるのでしょうか。
病気に関しては、受け流しながらも呑み込まれないように努力しています。
でも老いは、万人に平等にやってきて、逃れられないもののように感じます。
実際に、2年くらいかけて『50肩』を直して、その後は膝を傷めて1年半ほど整形外科に通いました。足腰は丈夫だと自負していたので、かなりショックな出来事でした。

もっと年齢が上がっていったら、骨粗鬆症とかになってすぐ骨折したりしてしまうのかな、と考えています。まだ先だと思っていたら、それはすぐ目の前に現れるのかもしれません。

上手に向き合っていきたいです。『老い』にも『病気』にも。

読んでくださってありがとうございます。
また明日。
おやすみなさい。

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