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精神科勤務の作業療法士が、不安障害で休職した話。その2

こんにちは、コハルです。
前回は『休職』をテーマした記事を投稿しました。
今回はその第二弾になります😊
第一弾はこちらから↓

体験談を読む上での注意点はこちらから↓

休職の必要性を職場に理解してもらうためには

休職の実現までにはいくつかステップがありました
①自分自身が休職の必要性を理解する
②カウンセラーや主治医へ相談
③上司へ相談
④休職期間を決める&書類(診断書など)の準備
⑤いざ休職!

一番時間がかかったのは①です💦
「まだ大丈夫!」と言い聞かせていたので、休む選択をするまでに時間がかかります。
自分の考えがまとまった頃に、
カウンセラーや主治医に相談すると「休んだ方がいい」と助言を頂きました。
上司との面談でカウンセラーや主治医の見解を伝えると、思いの外スムーズにOKを頂き休職へまた一歩前進!

そこからは、
・業務規定を読んで休職期間を決める
・業務の引き継ぎ
・主治医へ診断書を発行してもらう
などの準備を進めていきます。

体調を崩してしまい、急遽休職を余儀なくされる方もいるとは思いますが、
私の場合は調整期間を経て休職期間へ入りました。

やっと叶った休職!ポジティブ面とネガティブ面。

休めばすぐに体調が改善すると思ってましたが、
1週間は悪夢にうなされました😭
ただ、それ以降は仕事の夢を見ることも減り、
日中はゆったりペースで過ごせるようになっていきました。
ここからは当時の私が残していたメモを参考に体調の変化を書いていきます!

休職のポジティブ面

・毎日続いていた心臓の痛みから解放された

・​「明日が来る」ことが嫌で眠れなかった。でも今は寝るのも怖くない

​・体を休めることができた

​・気分の波が落ち着く(安定化)

・​疲れの種類が変わった
以前:身体の怠さ、胸が痛い、不安感。
  退勤時に悲しみが押し寄せる感じ。
今:シンプルに身体が疲れて程よい疲労感!
  これが皆が感じている疲れなのか!と発見。

休職のマイナス面

・気が​緩まったことで、深い部分のトラウマが現れやすくなった
 →悪夢を見る(高校時代、親がテーマ)
 →カウンセリングで取り扱って向き合う機会にした。

・「休んでいていいんだろうか?」と罪悪感が芽生え始めた

・復職への精神的なハードルが上がった(職場の近くに行くだけで泣ける)

メモを読むと…
そういえばこんな感じだった!と気付きが(笑)
やはり記録を残すって大事ですね。
私の場合は部分的にマイナス面もありますが、まぁプラス面の方が多いし、結果的に休職して正解だったと感じました。

休職中の1日の過ごし方

8:30 旦那を見送って二度寝
10:00 起床、10分間のストレッチ
12:00 朝ごはん兼昼ごはん
13:00~19:00 ダラダラ、家事、用事

休職中の仕事といえば家事ぐらいだったので、
自分のペースで多めに休憩を挟むことを意識しながらこなしてました。
用事を入れるにも1日1件までと決めて、エネルギー消耗を抑えて、あくまでも休むことを優先させて過ごしてます。

休職=自分の心身と向き合う時間

元々休むことが苦手

無理をしてでも家事や仕事をこなす(&断れない性格)

さらに疲弊

でも上手く休めない

不安障害で休職になった私は、休息が苦手だけど頑張り過ぎてしまうループに陥っていました。自分にとってどのぐらいのペースがちょうど良いのか分からずに、ひたすら突き進んでいるようなものです。
休職期間で一旦立ち止まり、強制的にタスク数が減った環境だったからこそ
【自分の体や心と向き合う】【メンテナンスする】
ことが可能となります。

・程よい疲労感を感じられた
・体の不快感が減った
・安心感が増した
などなど、気づきも多く貴重な期間となりました。

自分にとってちょうど良い、仕事量やストレス量を知る
“ちょうど良い”が分かったからこそ、目安にしてブレーキやアクセルを調整することができる。休息が下手な私には必要な体験でした。

長くなってきたので今回はここまでで(^^)
次回は休職中に利用開始した、【自立支援医療】や金銭的に助かった【傷病手当】などの制度面について記事にしたいと思います😊
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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