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「見えるからこそ見えづらい」体験談を集めました -Webアクセシビリティチームレポート-

こんにちは!Collableアクセシビリティプロジェクトチーム(仮称)です!

つい最近こんなことをX(ツイッター)で代表がつぶやいたところ、嬉しいことに沢山の反応がありました!

多くの反応を見てみると、発達障害や感覚過敏とWebデザインについて、いくつかの傾向があるように感じました。共通点や相違点などいろんな視点が発見できて非常に興味深かったです。

今回の内容は、発達障害当事者目線でどんな体験談やコメントがあったのか、その他具体的な不便に感じるシーンやパターンについて、寄せられたコメントをまとめてみました。ぜひご覧ください!
(全部は紹介できないので詳しくは上のリポストを見てみてください~)


1.情報の配置の仕方

1つ目はそもそもの情報量が多いと文章や構造の内容が入ってこないパターン。1人目の方の「目が滑る」という表現、面白いですね。
オシャレを意識したデザインだとしても、文字情報のみならず、ボタンやテキストサイズ、モチーフなども「情報」だとすると、それらが盛り込まれ過ぎていると完全に読めなくなってしまうとしたら、せっかくデザインをしたのに情報が届いてないということで、もったいないですね。

また、デザイン意外にもWebは広告がたくさんありますが、これらもWebに記載されている「情報」ではありますよね。とはいえ、広告の位置やリンクの位置次第ではノイズになってしまうという…これは経験者多そうです。


2.色の多さ

中でも「色」についてのコメントも多く寄せられました。奇抜な色を避けたり、色を減らすことが大事になる、ということでしょうか。たしかにスーパーの広告や若者向け商品のPOPなども、実は目に入ってくる色が多すぎて、文字情報まで認識できない、というのはありそうですね....。一方で、白背景のみでは文字と同化して見えるという声もありました。一部の色が見えにくい色覚異常の方も多くいらっしゃいますし、色をどのように使うのかは考えどころですね。

3.読みにくいフォント

次にフォントです。UDフォントなどといった、読みやすいフォントも登場しこのあたりも選択肢が広がってはきているものの、まだまだ一般的には普及されてないのでしょうか。(たしかにCollableでもあまりUDフォントは使ってないですし…)
人によって読みにくく感じるフォントが微妙に異なることもわかったので、文字の「太すぎず細すぎず」といったバランス、落とし所を見つけるのが難しそうですね。

4.情報の配置

次に情報の配置、レイアウトについてです。これは代表個人のつながりでも寄せられていたのですが、左に情報があると思ったら右につぎはあって…など、情報配置の規則性が一見共通しているように見えないものは読むのが大変、という声もいただきました。
Webデザインは配置も含め自由にデザインができるからこそ、こうした問題は起こりやすいかもしれませんね。

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以上4点についてお届けしました!
また、上記以外でも動くような装飾があると読みやすさに影響があるという意見もありました。文章だけだと読めるものを、動くものに妨害されるってなかなかストレスになりますね。また、程よくシンプルなレイアウトだけでなく、文字数などの情報のバランスが見やすさに影響があると言えそうです。

アクセシビリティは視覚障害観点だけじゃなくても十分考えられるよなぁと改めて思いましたし、気づきの多いコメントばかりでした。貴重なコメント・体験談をお寄せくださった皆様、ありがとうございました!その他にも新たな意見や気づきがあれば是非教えてくださいね。

(みなさんのコメントを拝見しながら、私たちも見えるからこそのアクセシビリティについては模索中でございます…!温かい目で見守ってくださると嬉しいです)


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最後まで読んでくださりありがとうございました!

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