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精神科閉鎖病棟に3週間任意入院した話①

皆さん、お久しぶりです。あるいは、はじめまして。
タイトルの通り、今年の3月9日から、かかりつけの精神科に入院していました。
入院時の状況としては、適応障害によるうつ状態。着替えも入浴も歯磨きもまともにできなくなるくらいには参っていました。
今はかなり回復し、晴れて退院後の初note投稿となります。入院前からこのテーマと決めていました。
複数回に分けて、病棟での生活やそこで思ったことなどを綴っていきます。

さて、記念すべき第1回目は【病院食】について書こうと思います。
病棟での撮影が禁止されていたので 料理の画像はありません。
入院中つけていた日記から抜粋してお伝えします。

朝食
朝は、基本【パン2個+果物+何か一品+牛乳】の組み合わせでした。
パンと果物は何種類かのローテーションです。

○パンの種類
・チーズパン
・プレーンパン
・レーズンパン
・ほうれん草パン
・あん巻きパン
・うぐいすあん巻きパン
・にんじんパン
・いちごパン
・メープルパン
・プリン(カラメル)パン

○果物の種類
・りんご
・バナナ
・パイン
・黄桃

○一品
・千切り野菜サラダ
・ポテトサラダ
・マカロニサラダ
・ヨーグルト
・スクランブルエッグ
・フルーツジャム+マーガリン
・スライスチーズ

◆コメント
まずは、スクランブルエッグの味が謎でした。しいて言うなら「私の知ってるスクランブルエッグの味ではない」。味が薄いというか、少なくとも焼いた卵の味ではなかったです。謎だ……。
そして病院食の中では甘味が貴重だったため、甘党の私としてはあん巻き系のパンが非常にありがたかったです。
にんじんパンやほうれん草パンもお気に入りでした。
それから朝食の時はトースターが使えたので、これも助かりました。
あとは、バナナが毎回食べ頃より少し早い(茶色い斑点が出ていない)状態で出てきていました。好みの都合で、私としては嬉しかったです。

☆昼食
朝食と違って、特に法則性はありません。またパンではなく、ほとんどが米飯です。
メニューの中で、特に印象的だったものをいくつか挙げます。

○主食
・カレーライス
・ハヤシライス
・カレーうどん
・助六寿司

○おかず
・エビチリ
・鯖の味噌煮
・天ぷら
・ほうれん草のおひたし

◆コメント
まずは主食について。カレーライス、ハヤシライスの時はちょっとテンションが上がりました。
そして、カレーうどんを挙げましたが、病院食の中で麺類はかなり珍しかったです。
それから助六寿司については、醤油が付いていなかったのがショックで印象に残っています。「代わりと言ってはなんですが……」といった感じで添えられていた紅しょうがは、腹いせにカレーうどんへブチ込んで食べました。
次いでおかずについて。まず、醤油付いてないショックはここでも起きます。ほうれん草のおひたしです。味付けがないわけですから、もはやおひたしではなくただのゆで野菜です。
それからショック繋がりで、鯖の味噌煮と天ぷらについて。
まず鯖の味噌煮は「病院食の魚って確か骨ないよね!」とナメくさった態度を取った私に、容赦なく世の中の厳しさを教えてくれました。喉に刺さらなくてよかったです。
天ぷらについては、一番好きな海老天がなかったことと、さつまいも天が微妙に固かったことがショックでした。
それからエビチリについて。これは選択メニューというもので、エビマヨと選べるようになっていました。

☆夕食
こちらも昼食同様メニューに法則性はないので、印象に残ったものを挙げます。

・クリームシチュー
・ブリ大根
・メンチカツ
・すき焼き
・マスカットゼリー

◆コメント
クリームシチューとブリ大根については、美味しかったので印象に残っています。
そしてメンチカツを挙げたのは、電子レンジについてと、揚げ物わりと出たよという話をしたかったからです。
まず電子レンジについて。毎食ごとに使えたので、付け合わせの千切りキャベツのかさを減らすのに便利でした。
それから揚げ物について。日記を見返してみると、クリームコロッケやヒレカツなど、揚げ物がちょくちょく出てきていました。病院食に揚げ物のイメージがあまりなかったので、初めて見た時は驚いたのをよく覚えています。
驚いた繋がりでいうと、すき焼きもそうでした。さすがに生卵までは出ませんでしたが。
そしてマスカットゼリーについては、朝食以外で唯一お目にかかれた甘味だったのでとても印象的です。

その他病院食について
私は食物アレルギーなどは何もなかったのでメニュー表通りのものを食べていましたが、もちろん特別メニューはありました。
パッと見て分かる違いとしては、プリンやゼリーなどが付いていて、ちょっと羨ましかったです。
それから、理由までは分かりませんが、発泡スチロール製の使い捨て食器を使っている人がいました(普通の食器はプラスチック製です)。加えて、スタッフステーションで自分の箸を管理されている人もいました。
そして食べる場所については、病室デイルームという形でした。

第一回目のお話は以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
また次回以降もお付き合いくださると嬉しいです。

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