夏のアート鑑賞 ~アンリ・マティス展
ご無沙汰してます。久しぶりの投稿です。
こちらは、ネットラジオ・ゆめのたね放送局「Colourful Days」(水曜13時~レッドchannel)でお話した内容のまとめです。
8月2日のテーマ「マティス展」でご紹介した作品を掲載してますのでご覧ください!
アート鑑賞の目的=夏涼み!
この季節の鑑賞は、どんなに内容に関心があっても会場へ向かうまでが苦痛で、ついつい延期しがちになりませんか?
そこで提案したいのは、夏涼みにアート鑑賞に行こう!という気軽なもの。
一歩館内へ足を踏み入れると、結構キンキンに冷えています。最近ようやく重い腰をあげて行った私ですが、会場に入っての第一声(心の声)はもっと早くに来ればよかった・・涼めたのに!!でした。
150点余りの作品を集中して観るのは、どんなに好きでも正直疲れます。しかも、マティス展は大人気の美術展で平日土日問わずにぎわっています。会期は残り一週間なので、かけ込みでより混雑が予想されます。
そこで、気軽なアート鑑賞のご提案として、理由はわからないけれど何だか魅かれる、スキ!という作品を一点だけでも見つけられれば、それで良しとしませんか。
鑑賞後は、東京都美術館2階のレストラン・ミューズか、上野公園内に点在するカフェ〜スターバックスなどでのお茶タイムをセットにするとゆっくり楽しめますよ。
初期作品で印象に残ったもの
最近の美術展は、一部ではありますがスマホで写真が撮れます。時代が変わりましたよね。撮影できなかった画は、下部の作品紹介記事サイトにありますのでご覧ください!
・自画像 (1900年) 55×46㎝
・サン=ミッチェル橋 (1900年) 58×71㎝
・豪奢、静寂、逸楽 (1904年) 98.5×118.5㎝
美術展ホームページ(チケット予約)にある画です。日本初上陸で初期の代表作。私の大好きな画家 ポール・シニャックに誘われて描いた風景。個人的に一番感動した作品!
・金魚鉢のある室内(1914年)147×97㎝
あらゆる角度から描いた各々の事物をひとつのキャンバスにまとめあげた、窓枠シリーズの実験的な作品。*下部アート記事内写真有り
・コリウールのフランス窓 (1914年)
116.5×89㎝ 戦争に対する想いが如実に表れた「未完の作品」ともいわれている異色の画。バルコニーが塗りつぶされていても個人的には全然アリだと思います。*下部動画内映像あり。初めの方で、彫刻の次に(29秒)黒く塗りつぶされた窓枠の画。
・ニースの室内、シエスタ (1922年) 66×54.5㎝
・グールゴー男爵夫人の肖像 (1924年) 81×65㎝
・夢 (1935年) 81×65㎝
ヴァンフ室内画シリーズ
マティスの最高傑作といわれる晩年の油彩画作品群。その中から2作品が今回展示されています。
・第1作・黄色と青の室内 (1946年) 116×81㎝
・第13作(ラスト)・赤の大きな室内 (1948年) 146×97㎝
切り紙絵より
彼の実験的作品を時系列で追う事で理解できる、晩年にたどりついた表現方法の集大成「切り紙絵シリーズ」。色、形により生まれるこのパワーと躍動感は、ジャズという画集名がピッタリかと。撮った写真はガラス越しで反射しているため、多少加工して取り除いています。
晩年の代表作・ヴァンス・ロザリオ礼拝堂
記事『マティス展』をより楽しむ!でご覧ください。青と黄色の美しいステンドグラスは、日差しを計算してデザインされたもの。壁画からモチーフに至るまでの総プロデュース。いつか実際にみてみたい!
おまけの楽しみは、グッズ販売!
マティス展のミュージアムグッズは大充実!ポストカードから、バッグ、Tシャツ、スカーフ、七宝焼の可愛らしいアクセサリーまで。見ているだけでも楽しいです!
ロザリオ礼拝堂の上祭服デザイン Tシャツをスタッフさんが着ていて可愛いかったです。
最後に
ご紹介した作品以外にも、油彩画のみならず、デッサン、彫刻まで素晴らしいものが多く展示されています。まだ間に合いますので、ちょっとでも気になった方はぜひ足を運んでみてください!
◆チケット予約はコチラから↓
最終日20日迄あと1週間。観たい方は急いで!
◆ラジオ番組で紹介した作品が掲載されている記事↓
他にも素敵な作品が…
◆館内の動画配信紹介はコチラ↓
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