3月_アクアマリン

Legendary jewelry 3

1月から12月の誕生石のシリーズです。3月のアクアマリンです。

3月 アクアマリン「Despentes de corsage aquamarine」

“ベルエポックダイヤモンド、アクアマリン、ダイヤモンド。真珠入りの華麗な枝、フランス、19世紀後半から20世紀初頭。ワルシャワ国立博物館のコレクション。”
というのがこの宝石のプロフィールです。
「真珠と輝く枝のセット」という訳も出てきました。アクアマリンを引き立てるためにダイヤモンドと真珠がふんだんに使われています。
「デパント・デ・コサージュ・アクアマリン」とあるので、コサージュですね。

所蔵館について「ワルシャワ国立博物館」と「プチシナ城博物館」と2か所出てきます。ポーランドにあるのだろうと思うのですが、美術品や展示物は貸し出ししたりすることもあるのでどちらかの所蔵なのでしょう。

プチシナ城は、ポーランドでは珍しいほぼ無傷のお城です。
このお城にはデイジー・フォン・プレスというイギリス出身の貴婦人が輿入れし、公爵夫人として暮らしていました。
美女の誉れ高く、エドワード王朝時代の社交界の花形だったそうです。
プチシナ城の展示品は8割がもともとお城にあったものなので、このアクアマリンのコサージュがプチシナ城の所蔵であれば、デイジーのものだったのかもしれません。

先端のパールがひとつなくなっているところにいつかの誰かの持ち物であった感じが漂っていて、よさがあります。

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