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「閉塞感」と「圧迫感」はボディーランゲージで解消することができる

心の病、とくにパニック障害や不安神経症、うつ状態などに起こりやすい

「閉塞感」「圧迫感」

という2つの感覚。

「閉塞感」はその名の通り、閉じ込められているような、閉ざされているような、狭いなかに押し込められているような感覚のことだ。

一方、「圧迫感」は何か大きなものが迫ってくるような、強いものに押しつぶされそうな、プレッシャーのような感覚のことだ。

パニック障害やうつ状態など心の病に陥る人は、回復への道が見えないため暗く出口が見えない長いトンネルを歩いているような。

そして、早く治さなければという自分はもちろん周囲からのプレッシャーなどから、この「閉塞感」「圧迫感」にさいなまされるのではないだろうか。

心の病はもちろんだが、身体の病しかり、ある程度の「自信」が身についていないと回復への道筋は遠ざかる。

少しでも「私は大丈夫だ」という自信があれば回復は早まっていくのだが、これは元々の性格傾向や生まれつきの資質によるところもあるため、難しいところでもある。

だが、もし。ひとつのボディーランゲージ、ポーズをわずか数分おこなうことで自信や勇気が身に付くとすれば。

「閉塞感」「圧迫感」が解消され心の病の回復が早まるとしたら。

それを実践してみるのは非常に重要なことではないだろうか。

今回は、そんな自信と勇気がひとつのボディーランゲージで身につく方法をお話していこう。

ある社会心理学者の物語

エイミー・カディという女性の社会心理学者がいる。

彼女は自身の経験から、ボディーランゲージひとつで自信を取り戻し人生を変えることができると提唱している。

詳しくは、数年前に彼女がプレゼンしたこちらの動画を見てほしい。


人は姿勢、態度、ボディーランゲージひとつで自信を無くすこともできるし、自信を持つこともできると話している。

私もカウンセリングのなかでクライアントに対してお話することがあるが、身体を丸めているとネガティブな感情は解消されず、体内に留まる。

逆に姿勢を正し背筋を伸ばすことでネガティブな感情は解放されていき、心は楽になる。

エイミー・カディとは言い回しが違うが、私も同じことを提唱している。

さて、ここからは実際どのようなボディーランゲージで自信や勇気を身に着けることができるのか?お話していこう。

簡単なボディーランゲージ

自信や勇気を身につける、「閉塞感」「圧迫感」を取り除くボディーランゲージというのは、いわゆる、

仁王立ち(スーパーマンのポーズ)

のことだ。

なにも難しいことはなく、写真にある女の子のようなポーズを数分続けるだけで、心は解放され自信を取り戻していく。

必要な場所もなく、決められた時間もない。

あなたができる場所、できる時間で実践できる、非常にお手軽な方法だ。

ただ、実践にあたり少しだけコツがいるので、ここからは私のメソッドも多少含めながら簡単に解説していこう。

1、肩幅くらいに両足を広げる

立ちあがり、まずは両足を肩幅くらいに広げる。

両足で大地をしっかりと踏みしめ、狭すぎず広げ過ぎず、おおよそ肩幅くらいに両足が揃っていればOKだ。

このときに、できれば呼吸も整えておくと良い。

呼吸は6秒くらいで吐いて、4秒くらいで吸うくらいがちょうど良い。

両足を踏みしめ、呼吸を整えたら次に移ろう。

2、胸を張り顔を上げ、両手を腰に添える

次は胸を張るように姿勢を真っすぐに正し、顔を多少上にあげる。

そして、両手を腰に添え、直立不動を意識して3分から5分ほど、そのままのポーズを取り続ける。

ここでも常に呼吸は意識してほしい。上手な呼吸は身体の免疫を高め体内を活性化する。

3、終わったら肩を回す、屈伸するなど緊張を取る

時間が経ったら一旦脱力し、肩を回したり屈伸するなど、身体の緊張を取り除く。

そして、自分の感覚を感じてみてほしい。

先ほどと違い、ボディーランゲージ後になんとなく気分が良いような、「閉塞感」「圧迫感」が軽くなっていれば、それが理想だ。

もしあまり感じないようであれば、数回繰り返すことも大切だ。

人間は習慣の生き物なので、不慣れだと慣れていないことに気をとられてしまい、うまく身体に浸透できない。

ぜひ、この簡単なボディーランゲージを習慣にしてみると良いだろう。

自信や勇気は将来的にあなたを守る

自信や勇気を持ち続けていると、なにかを始めるとき、一歩踏み出すとき、大きな力となる。

逆に自信や勇気が無いと、なにか始めるときに躊躇したり、一歩踏み出すのを止めてしまう。

自信や勇気というのは、将来的にあなたを守る強い味方となる。

今回紹介したボディーランゲージをひとつの武器として、ぜひ実践してみてほしい。

実際に私も大規模な講演会やセミナー、初めてのクライアントとのカウンセリング前には実践している。

今回のお話が、あなたの幸せにつながれば嬉しく思う。


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