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3Dプリンターで造る自転車パーツ(サドル後ろ編)

先日は特殊なハンドル形状をしている自転車にフロントライトを取り付けるブラケットを造りましたが、今回はリアライトを取り付けるためのブラケット製作です。

この自転車はフレームも平べったくて、リアライトを取り付けづらい形になっています。ホイールにある後輪を支える場所は比較的細いので、リアライトをつけられるのですが、位置が低くて後ろからの自動車に見えづらい懸念があります。そこでサドルのすぐ後ろにリアライトを取り付けることを考えました。

ただしここもなかなかの曲者で、サドルの後ろにはボトルケージが2つ付いています。幸いボトルケージを取り付ける金属のブラケットがあり、そこには真後ろ方向にケージ等を取り付けるための穴が開いています。この穴を利用するブラケットを設計します。

赤い部分が今回製作する部品

検討途中としてはモデリングしたものを一度出力してみて、大きさは一回り小さく、反りの大きい箇所は凹部分を追加して反りを低減させました。造形としても後ろ下方向の流れのある形状から、円筒の下部分を水平にすることで後ろ方向性を感じされる形状に変更しました。

初期モデル

今回は最初からASAで出力しましたが、やっぱり反りが大きくて途中で反りによる小さな割れが発生してしまいました。その割れは形状を変えた2回目の出力で同じような箇所でおこってしまい、その割れは強度的には問題にならないので、今回も妥協して割れのあるまま使用します。

75km走ってみましたが、問題なく使えそうです。取り付けているリアライトが斜めのシートポスト取り付けて真後ろを向くタイプだったので、今回のブラケットでは上向きすぎているように思います。今回のブラケットを調整するか、ライトを変更するか悩ましい問題が出てきました。

これら造りながら、他の自転車パーツも作れそうだなと妄想を膨らましていたので、また他にもどんどん作ってみたいと思っています。

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