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#41 春休み、本でも読みなはれ〜おすすめ教育書5選〜

どうも。こみっくです。

早いものでもう3月も終わります。
年度末ですね。
良いこともそうでないこともたくさんあった1年だったのではないでしょうか。
本当にお疲れ様でした。

1年全力で走り抜けて、ホッと一息ついている頃だと思います。
春休み、少しでもゆっくりして体を休めてくださいね。

さて、春休みを皆さんどのように過ごされますか?
体をゆっくり休めつつ、読書をするというのもなかなか良い春休みの過ごし方ではないでしょうか。

実は3月から4月にかけて、新しい教育書がどんどん発売されています。
書店へ行くと、教育書コーナーが充実しているのを見たことある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、春休みに本でも読みなはれ〜おすすめ教育書5選〜として記事を書いていきます。

①授業力&学級経営力4月号/明治図書

教育界で最も有名な雑誌のひとつですね。

4月号の今回は「新年度準備」について特集されています。
著名な先生方がどのように学級開きや授業開きをしているのか。
また、それに使うためにどのような準備や計画を施しているのかが公開されています。
まさに「手の内を明かしている」状態だと思います。

そして、教育界でも今クローズアップされている「心理的安全性」についての記事も。
学級経営に欠かせない考え方ですよね。

僕が所属しているコミュニティ「EDUBASE」のクルーによる連載も始まり、ますます見逃せない1冊です。

今年から教師を始めます、という新任さんにもおすすめですよ。

②学級づくり作戦ノート/中村健一

新年度準備という観点からもう一冊。
ブラックシリーズでお馴染みの中村健一先生のご著書。

全ての教育活動に教師の作戦が必要であると説いている本。
まえがきでは、厳しい学校現場は戦場であるとした上で、武器を持たずに丸腰で挑むな!と強烈なメッセージから始まります。

新学期スタートの1日目から1ヶ月間を見通して、徹底的に伴走してくれます。
本の中にはワークシートのように書き込むところがたくさんあり、読むだけでなく書きながらアウトプットもできます。

書き込んで自分で整理する

ブラックシリーズも大好きですが、こちらの作戦ノートも大好きな一冊です。

教育活動の見通しが持てる、そんな本です。

③学び方を学ぶ授業/難波駿

今年3月に発売されたばかりの本。

難波駿先生といえば、自由進度学習。
前著「超具体!自由進度学習はじめの1歩」も読みましたが、難波先生の書く文章はとにかく読みやすい。
そして、頭にスーッと入ってくる感覚があります。

今回の「学び方を学ぶ授業」では学習者が自分でハンドルをとり、運転するまでの軌跡を語っています。
教師が授業で教え、学習者は黙って聞くだけ。
そんな授業から脱却しませんか?
という、いわば提案本。

具体的に語られており、子どもの見取り方、教師の心構え、目指すべき教師像…など。
読み終えた時、頭を大きなハンマーで叩かれたようなそんな衝撃がありました。

僕はこの本を読んで来年度、自由進度学習にトライしようと思いました。
自由進度学習に興味がなくても、教師のマインドセットのために読む価値大アリです。
超おすすめの一冊。

④心を育てる語り/渡辺道治

敬愛する渡辺道治先生のご著書。

僕は学級経営を行う上で「語り」は外せないと思っています。

学力や体力は勉強し大きくなるにつれて、やがて育ちます。
しかし、心の豊かさは年齢に比例して育っていくかというと必ずしもそうではありません。
心を育てるには教師が意図的に仕組んでいく必要があるのです。

でも「語り」と言われても何を話せばいいか分からないや…という人にとって本書は最適。

具体的に、どんな場面で、どんな効果があるのか、ということが克明に書かれています。
さらに、渡辺先生による語りの音声も特典として付けられているので、より分かりやすい。

語りで子どもは変わります。
教師が子どもたちの心に種を蒔き、水をあげることで、大きな花をさかせるのです。

語るからこそ見える世界がきっとあります。
おすすめ。

⑤教師の最速仕事術大全/三好真史

最後の1冊は仕事術について。

今年度は定時退勤が少しでもできたらいいなあという人におすすめ。

ちょっとした工夫で帰る時間は早くなります。
僕も本書からヒントを頂き、実践していることがたくさんあります。

ただ早く帰るために、というだけでなく現場の先生方とのコミュニケーション術など同僚性の高め方にも言及されていて、幅広い内容を取り扱っています。

働き方改革という言葉が叫ばれる昨今の教育現場ですが、まずは個人単位からできることがたくさんあります。
それを紹介されているので、読み進めながらワクワクしていきます。

今日からできる働き方改革、あなたも始めてみませんか。

おわりに

何かと慌ただしい年度末&年度始め。
1年の疲れをとりつつ、少しでも本を読んでみませんか。
その際には本記事で紹介した本を手に取って頂ければありがたい限りです。

新年度に向けて、今できることをやっていきましょう!

お読み頂きありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。

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