綺羅星に乗れ 青春なんだから

日本語に白砂糖をまぶしたい。そうしたら君の声になるのだろうか。

夢にも見るまぶしさはあなたの生命力というのはどこから滲み出溢れ出てきているのだろうかと、うたた寝のように時々思う。

スピッツの詩のような性と死の片鱗も窺わせてくれないあなたは私の正反対で美しい。あなたは綺麗。誰がなんと言おうと綺麗なのだ。

最近は偶然見つけた谷村志穂にはまっている。だいたいそういう謳い方が好きだと最近気づいた。もちろん谷村志穂さんは歌手ではなく作家です。

君に好かれたいとか君を救いたいとかではなく、君の居心地が良くなるようなわたしでいたいとそう思えるようになったことが嬉しい。角砂糖をローズティーの水面にポチャンと落ち着けた心地がして胸がようやく凪いだ。また泣くだろうけれど、それもいい。だって好きな子のために泣けるんだから。

声を故意にして声を凍らせてつぶてとなって飛んできてほしい。ずっとそう。ずっとそう思う。何かあったら飛んできてよ。そばにいたげる。押し付けがましいなあまったく

白い夜の底がまぶたの裏に見える。

めくるめくリボンをほどいて君がやってくる。夜を告げるのが私と同棲するあなたならいいのに。


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