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かわいいの「本音と本質」【クレンジング

まだ学生だったころに読んだ何かの雑誌記事に感銘を受けて以降、
絶対にメイクは落として寝よう」と決めてる。
が、しかし。正直言うと出来ない日もある。(みんなもあるよね?)

けれど、恐らくその当時から(学生時代から)私はそのことを力説していたのだろう。

「メイクをしたまま寝るのは汚れた雑巾を顔において寝るようなもの」

という私の発言を、友人たちは未だに名言として笑いながらも記憶しているらしい。

そんな私ではあるが冒頭で話したように、その日戦い疲れ果て帰宅した日なんかは、もうそのままギブアップである。
メイクどころかお風呂にさえ入らずそのまま寝ることもあるし、
そもそも社会人になってしまうとそんなことはしょっちゅうだった。
非常にふがいないが仕方ない。(仕方ないよね?)


若いころはそんな日が続いても、なんとかリカバリーできた。
(出来ていたと思う)
しかし、年齢を重ねるとそうはいかなくなるのが事実。
そもそも一生懸命手入れをしたところで、
肌はなかなかそれに答えてくれなくなった。


おでこのゴワゴワした感じや見るからに開ききった毛穴。
紫外線やその他様々な要因で、三十云年日々をサバイブしてきた私のかわいいお肌ちゃんはもう満身創痍、ボロボロなのである。

一時、とてもじゃないほど肌が荒れている時があった。
身体的にも精神的にもギリギリだったし、何なら若干崩れていた。
そんな時期をなんとか乗り切り、ある日久しぶりにゆっくり自分の顔も見て、私は思わず叫んでしまった。

「うそでしょ???!!」と。


もう、本当にめちゃくちゃ汚いのだ。
よくここまでほったらかしにしたものだと、
もはや他人事のように呆れてしまった。

そこからあれこれ色んなことを試してみた。
まずは化粧水、乳液、美容液、クリーム、
ありとあらゆる角度から、
決して安くはない金額で購入した品々を使いアプローチした。
しかし悲しいかな。
一向に肌の調子は良くならない。

一番気にしたのが、毛穴。
開くだけではなく、肌本体が弛んだことで生じる「たるみ毛穴」
これは本当に悲しい。
悲しくてあれもこれもと頑張ってみるけれど、
本当に本当にどうにもならない。

もはやここまでか…

どうしたらいいの。
と、膝付く勢いでガッカリしていたところに、
一筋の光が舞い込んだ。

とある美容サロンのお姉さまの一言である。

「まずは最初にクレンジング、何も置いてもそこだけは外せません」

と笑顔で言った。(いや、仰った。)


その言葉を聞いた私は雷に打たれたような気持ちになった。
「なぜ忘れていたんだろう!」

そうして私は最適解を見つけ出したのである。




クレンジングをしっかりと。


化粧を落とすというこの作業を、
確実に丁寧に行った。

その後は洗顔→一連のスキンケアという流れでここは通常通り、なんならオールインワンジェルのみ、という事もあった。

それでもクレンジングだけはしっかり丁寧に頑張った。
するとどうだろう!
本当に肌がびっくりするぐらい甦ったのだ。
これはもう感動ものだ。


それ以来、私は以前の私に戻った。

学生の頃「メイクをしたまま寝るのは汚れた雑巾を顔において寝るようなもの」という私である。(本当に良かった)

何事もはじめが肝心。最初の一手こそ丁寧に。


「初志貫徹」ということで、
初手とその継続が結構何より大事みたい。

どうか今日の夜もきちんとメイクを落として眠れますように。




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