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其ノ9「都農神社とのれん向こうのおダシの香り」鳥居⛩めぐる


鳥居⛩️くぐり進む先にもうひとつの願いあり🍤

都農(つの)神社の西大鳥居をくぐった先に一之宮食堂がある。

なぜかここに惹かれる。

これまで5回、神様にごあいさつにきているが、食堂入り口にあるのれんは、いつもガラス扉の向こうである。

鳥居はくぐれるが、のれんはくぐれない。

いつしか、願いはのれんをくぐることになった。


のれんは風に揺れない


5回目の訪問日もまさかの定休日。今までも定休日だったり、営業時間外に到着している。
早急に問題点を見いだして目標達成にむかう。


問題点
① 一之宮食堂に来ることを第一目標にしていない。
② 自宅から約99キロ、高速道路を使って片道1時間30分かかる。
③ 定休日と営業時間があることを忘れてしまう。
④ 神様にお願いしていない。

目標:一之宮食堂ののれんをくぐり、えび天🍤そばを食べる。


行動・実施

11月26日に目標日を設定し、カレンダーに書き込んだ。
事前に一之宮食堂に連絡して、26日に営業することを確認。日本道路交通情報センターにもアクセスして道路の通行止め予定をチェックした。
都農神社の神様、大己貴命(おおなむちのみこと)に力をかしてもらえるように遠隔でお願いした。
そして、蕎麦のおダシの香りを胸いっぱい吸い込むイメ-ジをして、それを繰り返して行った。

満月🌕の前日だ


6回目の訪問の時はついにきた。

予定通りに鳥居⛩️はくぐれた。
駐車場に入り、食堂ののれんをみると神風に揺れている。
「ありがとうございます😊」
まだ目標達成していないのに、つい口づさんでしまった。

はじめてみる「営業中」のふだ

のれんをくぐる。
客席は8割ほど埋まっている。
席に着いた。
注文した。
しばらくすると、目の前にはえび天そば。

えび🍤プリプリそして大きい

今まで、のれんの向こうでついてきた、5回分のため息を取り返すように、おダシの香りを胸いっぱいに吸う。

イメージどおりだ。

メガネ🥸がくもってしまったのは想定外だが、存在感ある海老天はその他の感覚器で確認。

南九州ならではのおダシは甘めで優しい。
完食🥢

評価
期待して行った5回目も定休日で、落胆が今までになく大きかった。
そのことがやる気を奮い立たせた。定休日を把握して行く日を決める。万が一のことに備えてお店にも営業日の確認をしたことは目標達成への第一歩となった。
日にちを決め、よく目につくカレンダーに書き込み、気分を盛り上げワクワク感を持続させることで、よい波動を持ち続けることができた。
その心持が神様に通じたと感じる。

考察
目標を一之宮食堂に行くことだけにしぼった一点集中
日にちを決め計画を立てて実行した有言実行
目標が叶ったときの映像を、常にイメ-ジし引き寄せをした。
第六感まで使って全身全霊で取り組んだ。
これらのことが、ひとつになり目標達成に至ったと考えられる。
そして、いちばん大切なことは、あきらめない こと。それ以外考えられない。

ごちそうさまでした。
次は天ざるそばにしよう。



宮崎県中東部に位置する都農町(つのちょう)は、宮崎市と延岡市の中間に位置している。


都農町観光協会キャラクター 
つのぴょん
なんか元気もらえる



東は日向灘(ひゅうがなだ)に面し、西は尾鈴(おすず)山地(最高峰1405.2メートル)の稜線を境にして児湯郡木城町、南は川南町、北は日向市と隣接している。

明治18年に日向市東郷町に生まれた歌人若山牧水は、歌集『みなかみ』に、「ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り」と故郷の美しい自然と心情を表現している。


御社殿

都農神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)別名、大国主神(おおくにぬしのかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)、大国玉神(おおくにたまのかみ)、八千戈神(やちほこかみ)、葦原醜男(あしはらのしこお)と多い。また、天津神(高天原にいる神々、または高天原から天降った神々の総称)・国津神(地に現れた神々の総称)によって統合される以前に信仰されていた主要な神格を統合したのが大国主神(おおくにぬしのかみ)ともいわれている。その中心的な神格である大己貴命(おおなむちのみこと)が出雲神話の創世神であり、最高神であることは出雲国風土記に表されている。

大己貴命(おおなむちのみこと)は、須佐之男命(すさのおのみこと)の子孫にあたる。父は天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)、母は刺国若比売(さしくにわかひめ)。

「古事記」では、国譲りの大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)として名を残し、記述によると、高天原(たかまがはら)の天照大御神(あまてらすおおみかみ)に国を譲るが、その際に造営された天日隅野宮(あまのひすみのみや)が出雲大社の始まりと言われている。
出雲大社の主祭神でもある。

手水舎
西神苑


因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)の神話は有名である。古事記によるとウサギは海を渡るためにワニザメを騙した。そのために、皮を全部剝がされてしまった。そこに美しい八上比売(やがみひめ)に求婚しようと通りかかった異母兄・八十神(やそがみ)[八十とは大勢の神という意味]は、ウサギに意地悪をして海水でからだを洗い風にあたるとよいとすすめる。ウサギは痛みがひどくなり苦しんでいると、遅れてやって来た大己貴命(大国主命)に助けられた。
回復したウサギは一部始終を八上比売(やがみひめ)に伝え、大己貴命(大国主命)と結婚すべきだと伝え、その後二人は結ばれた。

そのことに腹を立てた八十神から大己貴命(大国主命)は2度も殺されるが、そのたびに母神の刺国若比売(さしくにわかひめ)の力で生き返る。身を守るために大己貴命(大国主命)は須佐之男命(すさのおのみこと)が治める国(冥界)へ逃げる。
ここで須佐之男命(すさのおのみこと)の娘の須勢理比売(すせりひめ)と出会い、こころが通い合い結ばれる。気に食わない須佐之男命(すさのおのみこと)は、数々試練を与えるが須勢理比売(すせりひめ)の知恵を借りて乗り越え、兄神を追い払う太刀と弓をもってふたりで国を脱出する。脱出したことに気が付いた須佐之男命(すさのおのみこと)は須勢理比売(すせりひめ)を正妻にして葦原中国の王となるように言いつける。

葦原中国に戻り異母兄・八十神を退治した大己貴命(大国主神)は少彦名命(すくなびこなのみこと)の協力を得て国の開拓を始める。国造りをすすめ、国土統一を成し遂げる。
その後、瓊瓊杵命(ににぎのみこと)が降臨する前まで葦原中国を治めていた。

町指定天然記念物「クス」


国作りの所説では、国中を旅してまわっていく先々で、その土地の女神と結婚をくりかえして、子孫を残してきたことが伝えられている。そのやり方で国作り事業を推進していたということである。

神話のなかで大己貴命(大国主神)は、本能と使命に従って、国作りをしてきた。二度も殺された過去があるため、生きていることに感謝して、自分の人生を楽しもう精神があったのであろう。

なぜか惹かれるものを追い求めてしまう。
それは神話の世界と現世に共通するもので、人生のテーマでもある。

権禰宜(ごんねぎ)のクミコさん
同性同名🍒運命の出会い


クミコ⛩クミコ 


都農神社
年末年始アルバイト募集中




都農神社
宮崎県児湯郡都農町大字川北13294番地
電話 (0983)25−3526

JR日豊本線 宮崎空港駅から都農駅  約1時間 都農駅から徒歩25分 車約5分
宮崎空港から宮崎自動車道経由東九州道都農I.C 約1時間 都農I.Cより車約5分

参考文献
都農町史
郷里の山河 伊藤一彦 鉱脈社
神々の系図 川口謙二 東京美術
イラスト図解 神社 三橋健
日本の神社 渋谷申博 日本文芸社
日本神話の深層心理 吉田敦彦 大和書房
神話でたどる日本の神々 平藤喜久子 筑摩書房
高等地図帳 二宮書店


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