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遠くにいる神さまから近くにいそうな神さままで、全国の鳥居⛩をめぐって、地域の物語ととも…

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遠くにいる神さまから近くにいそうな神さままで、全国の鳥居⛩をめぐって、地域の物語とともにお伝えしていきます🖊 九州からスタ-トですが、神さまに呼ばれればどこにでも行きます🌎 ゆくゆくはハ-ドカバーの本にして、神さまのように永久不滅の存在にしていきます∞ 神様情報募集中🌈🌞

最近の記事

其ノ12「やっと会えたね👍小鷹神社の小鷹大明神」鳥居⛩めぐる

宮崎県都城市にある小鷹(こたか)神社。 都城盆地神社史料集によると、由緒や創建の年は不詳とある。 御祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)である。 家内安全、夫婦和合、子宝、厄除け、長寿の神として祀られている。 26年前にはじめてここを訪れた。 近くに住むことになり、それからは頻繁に訪れた。 初めて聞くような、地域に密着した神様が祀られていると思っていたが、この小さな神社には、国と現世に必要な万物を生み出した神様が祀られていた。 このことが

    • 其ノ11「豊幡神社のおサンキンの疣(いぼ)ン神様」鳥居⛩めぐる

      近道をしようといつも通る道のひとつ手前で曲がったら、見事に道に迷ってしまった。 キョロキョロしていると、目の前にハッとする一軒家があった。 屋根がとんがり帽子を平たくした形で、窓がとても大きい。 芝生は青々として、それらを取り囲む植物が生き生きとしている。 ヘアーサロンだった。 それから13年ずっとお世話になっている。 だいたい月一回。 しかし予約がとれないときもある。 高い天井、13年前からある観葉植物が、太陽をめざしてまっすぐとのびる。 大きな窓から光が入り、太陽

      • 其ノ10「鵜戸神宮と4階のフィッティングルームでの出会い」鳥居⛩めぐる

        全身を映した鏡が、このままでは わたしはダメになると教えてくれた。 10日後、宮崎市内のビルの4階にあるフィッティングルームにいた。 私の担当は江口さん(仮名)。 はじめましてだが、出会ってすぐ生まれも育ちも、大阪の人と分かった。 なぜならば、流暢な大阪弁を使ってお話をされるからだ。 重みのある大阪弁。 全身から湧き出る絶対的な安定感。 好感度は満点である。 同じ空間を共有できることに安心感を持てる。 江口さんは、昨日大阪から空路で鹿児島に到着し、今日電車で宮崎に来た。

        • 其ノ9「都農神社とのれん向こうのおダシの香り」鳥居⛩めぐる

          都農(つの)神社の西大鳥居をくぐった先に一之宮食堂がある。 なぜかここに惹かれる。 これまで5回、神様にごあいさつにきているが、食堂入り口にあるのれんは、いつもガラス扉の向こうである。 鳥居⛩はくぐれるが、のれんはくぐれない。 いつしか、願いはのれんをくぐることになった。 5回目の訪問日もまさかの定休日。今までも定休日だったり、営業時間外に到着している。 早急に問題点を見いだして目標達成にむかう。 問題点 ① 一之宮食堂に来ることを第一目標にしていない。 ② 自宅

        其ノ12「やっと会えたね👍小鷹神社の小鷹大明神」鳥居⛩めぐる

          其ノ8 仏様🪷めぐる「末吉町岩﨑の薬師如来とトラクター🚜王子」

           鹿児島県曽於市末吉町岩﨑地区。住宅の敷地に薬師如来(やくしにょらい)と日光菩薩(にっこうぼさつ)、月光菩薩(がっこうぼさつ)の薬師三尊がある。 この夏、この地区に住む人に会いに来た。道に迷い、なかなか目的地まで辿りつけない。辺りは畑とポツリと家があるのみ。猛暑続きで炎天下の昼下がり。屋外で作業する人はいない。道を尋ねたくても、ひとがいない。途方に暮れていると、王子様はトラクターに乗って東の方角から現れた。 この人だけは、逃してはいけないと全身で感じた。 必死になって、追

          其ノ8 仏様🪷めぐる「末吉町岩﨑の薬師如来とトラクター🚜王子」

          鳥居⛩めぐる 其ノ7「霧島神宮・秋の特別拝観」

           鹿児島県霧島市の「霧島神宮」は、令和4年度に正式に社殿(本殿・幣殿・拝殿・附棟2面)が国宝指定された。 霧島山の噴火による社殿焼失で、1484年(文明16年)に高千穂河原から現在の場所に移された。現在の社殿は、1715年(正徳5年)に島津家第21代、薩摩藩第4代藩主の島津吉貴が奉納したものである。 「秋の特別拝観」は、国宝指定された社殿の拝観ができる。10月19日~28日まで行われていて、午前、午後各2回の予約制である。 神社晴れ女の私は、あいにくの空模様の10月20日

          鳥居⛩めぐる 其ノ7「霧島神宮・秋の特別拝観」

          鳥居⛩めぐる 其ノ6「霧島神宮」

          鹿児島県霧島市の霧島神宮。 主祭神は「天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊」(あめにぎしくににぎしあまつひたかひこほのににぎのみこと) 別名瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)とも言われている。 正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさかあかつはやびあまのおしほみみのみこと)と萬幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)との間に天火明命(あめのほあかりのみこと)に続いて生まれたのが瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)である。天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫でもある。 「霧島神宮史」による

          鳥居⛩めぐる 其ノ6「霧島神宮」

          神様⛩めぐる 其ノ5 「金松法然」

          〈神様①〉  昨年冬、ふと気になったので宮崎県えびの市にある「金松法然」(かなまつほうぜん)に向かった。ふととか、なんとなく気になるということは、用事があるから来なさいということで、この神様に限らず行かないことはない。 お参りの前に、近くのながたにストア-でお参りセットを購入。以前はなかったが、自販機ができていた。お参りセットは、焼酎、米、塩、線香、ロウソクがひとまとめになっている。 お参りセットを購入して、駐車場に戻ると、私の車の隣に黒く光る車が停まっていた。視線を感じ

          神様⛩めぐる 其ノ5 「金松法然」

          鳥居⛩️めぐる 其ノ4  たくさんあるかな「馬頭観音」

           私は、「馬頭観音」に情熱を注いでいる。其ノ1で紹介した、馬頭観音の馬子と出会ったのがきっかけだ。最終的に50基以上の馬頭観音をみていくことを目標にしている。何故ならば、歴史に詳しい勝目興郎氏いわく「50基まわれば、何かがわかる」らしい。 私は、ずっと看護師をしてきたので全身の観察は得意だ。それが観音様にいかせるか。 ひとりじゃ大変だから、誰かに手伝ってもらいなさいと勝目氏はおっしゃるが、この世の中にそんな人がいるだろうか。 年内に20基はまわりたいと思っている。 50基ま

          鳥居⛩️めぐる 其ノ4  たくさんあるかな「馬頭観音」

          鳥居⛩️めぐる 其ノ3「山神社」

           鹿児島県霧島市の霧島神宮。令和4年度に正式に本殿、幣殿、拝殿が国定指定された。 拝殿を正面にみて左側に行き、奥に進むと山神社がある。大山祇神(オオヤマヅミノカミ)が祀られている。 初めてここを訪れたのは数年前。周りの巨大な木のパワーがすごいと聞いたからだ。それ以後、年に数回訪れている。何年か前に旅行雑誌に記事が載ってからは、山の中ですれ違うひとが、夕方のスーパー並みに多くなってきている。  ゆるやかな山道をあがる。空気の小さな粒子が存在感を出し、それらがまとまって張

          鳥居⛩️めぐる 其ノ3「山神社」

          鳥居⛩️めぐる 其ノ2 「八大龍王水神」

           最初に訪問した日、はじめに近くの天岩戸神社にご挨拶して、車のナビを設定して向かう。地元の人しか知らないような狭く不安定な道で案内される。2度目の訪問も、同じコースで向かう。ナビは狭く不安定な道を、さらに遠回りして案内する。3度目の訪問は、流石に変だと気がつき、ここを目的地1番にして訪れる。すると、アスファルトに舗装された道を最短距離で導いてくれた。  昨年冬に初めて、宮崎県西臼杵郡高千穂町の八大龍王水神社を訪れた。以前から気になっていた神社だ。車を降りたら、待っていました

          鳥居⛩️めぐる 其ノ2 「八大龍王水神」

          鳥居⛩️めぐる 其ノ1「 馬頭観音」

           鹿児島県大隈半島、都城志布志道路、末吉を出て垂水南之郷線で岩川方面へ。そお街道と交差する所にある丸山地区。近くに寺や神社はない。 小高い場所。空は広く高い。真っ白い大きな雲は形を変えずに風にのる。空の奥で鳥が歌い踊る。一面に広がる茶畑の葉が1枚1枚ひかり輝く。おだやかに時は流れる。  吸い込まれるように、「馬頭観音」と書かれた鳥居をくぐり進むと、石に彫られた観音様がいた。鼻に蝶々がとまっている。 第一印象はおてんばさん。鼻にとまった蝶々がその印象を強くした。小顔で髪を高い

          鳥居⛩️めぐる 其ノ1「 馬頭観音」