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P.Hindemith作曲「ホルンソナタ」


#思い出の曲

作曲を始めて3年が経つ頃、行き詰まったので作曲の先生を紹介していただき、習い始めました。
最初こそボロボロでしたが、だんだんと書くのが早くなっていきました。
自分なりの作曲法も見つけていったのです。(今も探している途中ですが……)

作曲法を見つける最初のきっかけが《ホルンソナタ》(P.Hindemith作曲)という曲でした。(ドイツ人で、ヒンデミットと表記するのがほとんどかと思われます)

この曲を知る時期、のちの代表作になる「From Rain」というホルンとピアノの曲を書こうとしていたのです。
まずホルンとピアノの曲をほとんど知らなかったので、何があるのか楽しみだったのです。
そこであの曲が出てきたわけです。その時は第3楽章だけだったのですが、それだけでもすごいのです。
アナリーゼをしていくと、出るわ出るわ対位法。マジで意味わからんくらい出てくるんですよやばすぎる。
本当に5個くらいのモチーフを基本として8〜9分くらいの曲を書いているのです。これって結構えげつないことで……。
ショパンのピアノソナタ第3番。あれは後期の作品になるわけですが、第1楽章だけでモチーフは10個出てきます。
それと同じくらい長さの曲を半分の数のモチーフで作る。
作曲を勉強している人であれば、これがいかにすごいことか、わかると思います。
そしてそのモチーフの使い方、そして楽曲全体のメリハリ・緩急。
ホルン、ピアノという楽器の特性を理解している上で書かれているフレーズたち。
本当に天才だと思っていますヒンデミット万歳
マジで好きすぎて大学院の研究ではヒンデミット作品を扱おうと思うくらいです。
そんなことになるきっかけが、《ホルンソナタ》(P.Hindemith作曲)なんですね。いや〜恐ろしい。

そんなわけで、思い出の曲を紹介しましたが
いるか?思い出の曲でヒンデミット出すやつ。間違いなく変態だろそうであってくれ()

ここまで読んでいただきありがとうございました。
また何かあれば書きます。

*見出し写真はテキトーに書いたピアノ曲の楽譜です。伸ばして発表しようかな。

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