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商標取ったほうがいいよという話

日清さんがチキンラーメンのしましまを商標として登録。

日清食品さんのホームページでも下記のようにあります。

最近商標に関する相談が非常に多くなっています。

裁判になりそうだという話もちらほら、、、、

実際裁判になってしまった案件もありますが、そもそも国内の企業からの通知ではなくて海外の企業からの弁護士からの通知が来たり、その形は様々です。

「産業スパイ対策」を数年前からうたっていますが、社内の人間による横領背任などの中で知的財産が狙われていることが多いこともお話していますが、メタバースなどこれまでより知的財産を保護しておくことが重要になるポイントがこれまでとは全く違う角度で増えているように思います。


インターネットが普及して来たのも2000年以降だと思いますが、その後SNSの発展によりオンラインでの仕事が増え、情報が持つ価値が非常に上がった部分があると思います。

それぞれ、特許、商標、著作など知的財産と言われるものの形は様々ですが、商標、著作などについては紙媒体やマスメディアのみでの周知であったので、その広がりは限定的であり、知的財産について考えるのは大企業のみで十分であったように思います。


しかし、ここ数年コロナの影響もあってか、日本でもオンラインでのやり取りが増えたり、ECサイトの利用が増えるなど、いわゆるマスメディアではないものの利用と普及も一気に進んでいるような気がします。

YouTubeなどはその典型かもしれませんが、自分が使っている名称やロゴなどもとりわけ商標登録を他の人間にされてしまい、自分が使えなくなるということは大いにあり得ることだと思われます。

簡単に企業ができるようになった、という兆候が最近はありますが、それだけ商標の重要性も上がっていると思います。

商標だけではないですが、特許などは(種苗も含め)それほど簡単なものではないので、これまでと扱いは変わらないのではないかと思う一方で、商標、著作については簡単にできてしまうし、簡単に真似されてしまうということから、大事にしたいものについては早めに大事にしておくことが良いかと思います。


商標については特に、登録をしないと保護されないので、また法改正で商標の対象が今回のチキンラーメンのような絵柄、以前もここでも書いた「お〜いお茶」などの音など、その範囲は非常に広くなっています。

新たにサービスを作るとき、製品を作るとき、会社を作るときなど、名前を保護するのもとても大事ですが、他の商標侵害をしていないかの調査も重要です。

そのような新規事業や企業に関わる調査についても弊所ではお受けしております。


起業をする際、新規事業を作る際、新製品を開発する際に、ぜひ以上のことを頭の片隅に置いて、事業自体、あるいは会社自体がなくなることがないように攻めの防衛を身につけてください。

以上ご参考に。


徳川綜合法務事務所 行政書士 石川裕也

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