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Vol.6 香港の友人が教えてくれた生理痛に効くプルーン紅茶と三陰交のツボ

女性なら経験する生理痛の痛み…なんとかしたいですよね。

普段は市販の鎮痛剤を飲んでやり過ごしている方も多いのではないかと思います。

私もそうだったのですが、香港出身の友人に教えてもらった養生法を試すと、生理痛が軽くなっただけでなく、乱れがちだった周期も整うようになりました!
今回はその生理痛に効く養生法をご紹介します。

その友人いわく、生理の時は「徹底して体を温めること」が重要とのこと。冷たい食べ物はもちろんのこと、体を冷やす作用のある陰性の食べ物も控えるとのことでした。
陰性の食べ物は、基本的に暑い時期に食べたり、暑い地域で育つ食物で、水分が多いのが特徴です。スイカやキュウリなどのウリ科の食物、大根、トマト、ゴーヤ、バナナ、白砂糖、あさりやしじみなどの貝類が該当します。

香港では、日本のようにホッカイロがあるわけでなく、毎日入浴することもあまり一般的ではないので、体を温めるには内側からという考え方が基本にあるようです。

その友人は香港にいた時は漢方茶を飲んでいたそうですが、日本ではなかなか手に入らないため、代わりにあるものを飲んでいました。
それは「プルーン紅茶」です。

作り方はとっても簡単。紅茶を入れて、その中にドライプルーンを数個入れるだけです。
紅茶を飲みつつ、柔らかくなったプルーンも召し上がってください。シナモンを少し足すのも体がより温まっておススメです!

引用:https://www.kojima-ya.com/blog/prune-tabesugi/

このプルーン紅茶、ナツメを煮出した漢方茶をヒントにしたものだそうです。

ナツメは中国では一般的な食材であり生薬のひとつ。ナツメの実はスープの具にしたり、お肉と一緒に煮たり(ナツメの甘みが出て美味しい)、デザートにしたりと幅広く食べられています。
ビタミンB、亜鉛、鉄分が豊富で美容やアンチエイジングに効果があるとされており、「1日3粒のナツメを食べると老いを防ぐことが出来る」なんて言葉があるほどです。

しかしナツメは日本では簡単には手に入らないため、ナツメと同じく、鉄分やビタミンが豊富なプルーンで代用したとのこと。生理で失う鉄分をしっかりチャージしてくれます。
また、プルーンにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれており、血圧を下げたり骨粗鬆症を防いだりする効果があるそうです。

更に、紅茶は体を温める食材のひとつ。体が冷えて血行が悪くなると生理痛はひどくなるので、温かいプルーン紅茶は生理痛を和らげるのにもってこいなのです♩

そして、もう一つおすすめしたいのが、三陰交(さんいんこう)というツボ。このツボは「婦人科のツボ」と呼ばれていて、女性にはぜひ押してもらいたいツボです。

引用:https://www.konicaminolta.jp/monicia/journal/column/2018/12/0002/

ツボの場所はこうやって見つけます。
まず、親指以外の手の指を4本くっつけた状態で、足の内くるぶしの上に置きます。この時、小指がちょうどくるぶしのでっぱりの上にくるように置いてください。
その時、人差し指があたっている場所の骨を押してみると、どこか痛く感じるところがあるはずです。そこが三陰交です。

押し方は、親指を使って、ちょっと痛いかな?と思う強さで5秒押し、5秒離す、というのを繰り返します。押すときはゆっくり息をはき、離したときにゆっくり息を吸いましょう。
気がついた時に日中もこまめに押してみてください。

私はこのツボを生理の始まる前兆があった時(人それぞれだと思いますが、胸が張ったり、便秘がちになったり)から押しています。
そうすると、周期が整いやすくなったり、その月の生理痛が軽くなります♩

生理痛が辛いな…と感じたら、ぜひこれらの養生法を試してみてください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、中医学的「旬の食べ物の見分け方」をご紹介します♡

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