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子供たちの運動会で気になった男の子

おはようございます。
「しみずさん、週2回投稿になって仕事の記事ばかりになっていませんか?子供記事スキだったのに」
という声が1人からありましたので、1人の期待に応えるために記事を書かせていただこうと思います。

先週子供の運動会がありました。
昨年もこの記事、書きましたね。

昨年の記事はこちら↓

プログラムを見ると、去年とほとんど変わっていない、というか一緒なんじゃないかな?
各学年徒競走があり、あと1種目が1年生、2年生はダンス、3年生はソーラン節、4年生は台風の目という紐を3人で持って走る競争、5年生は騎馬戦、6年生もダンス、といった内容。
家では小3の娘が家でソーランソーラン♪と踊っている。

今年も午前中のみ、午後からは普通に授業があるらしい。
我々の子供の頃は1日中運動会だったな…、来年は1日になるのかな。

さて、運動会、4年生の台風の目が始まった。
「青が早いな~、でも赤色が追い上げている、いけ赤、頑張れ!」
隣のおじさんが実況も兼ねて解説してくれている。
こういうおじさん毎回いるよね。

息子の徒競走が始まる。
息子は2番目に走るらしい。
走る相手は背の順で決まっているらしい、去年はタイム順だった。
息子は背が小さい、クラスで背の順だと前から3番目くらいらしい。
私が小学生の時もそれくらいだったなあ。

息子が走る。
頑張れ!なんと2着に8馬身くらい差をつけての圧勝!
「あの子早いなー」
解説おじさんからも太鼓判をもらう。
去年の悔しさがあったので今年の1着は彼にとって自信になるだろう。

息子の学年の最後、1人車いすの女の子がいた。
「よーいドン」走る3人と1人の車いすの子。
皆が早々にゴールする中、一生懸命に車いすで走る。

「頑張れー」

子供たちも大人たちも先生も、会場一体となり皆彼女を応援している。
この場面、最近グッと来ることが多い。

さて、娘のソーラン節が始まる。
娘はダンスを習っていることもあり,踊るのが大好き。
バカ親の私から見ても娘の踊りが一番キレあるね。
大きい声も出しているし。

娘の前に1人の男の子がずっと立っている。
踊っていない。
なぜなんだろう、振付が分からないのだろうか。
でも、分からなくても何となく踊ろうとするのが普通だと思うが全く動いていない。
では音が聞こえないのだろうか。
隊列が変わる。
隊列が変わる時には彼も動く。
聞こえていないわけではないっぽい。

何なのだろう。

運動会が終わる。
娘と息子を褒める。
自分が努力し、成果が出て、褒められる、これは誰でも嬉しいよね。

「そういえば1人踊っていなかった男の子いたけど彼はどうしたの?」
娘に尋ねる。
「あーあの子ね、あの子踊るのが嫌なんだって」
「そうなの?練習もしないの?」
「練習の時も踊らないよ」
「他の授業は普通なの?」
「他の授業は普通、踊ることだけしない」

へーそうなんだ、彼は自分の意志で踊らないと選択しているのだ。
踊りたくないが、隊列は他の人に迷惑がかかるから移動はする、でもその場で踊るのことは自分がしたくないからしない、そういうことだったんだ。

先生はどういう指導しているのだろうか、昔だったら踊りなさい!という指導だったんだろう。
今は自分が選択したことを他人に迷惑をかけなければ尊重されるような指導なのだろうな。
私は嫌でもソーラン節を踊るだろう。

時代は変わったな。
彼がどう成長するのか興味深い。

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