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石窯熱射冷台風雨(オーブンなみのねっしゃさます たいふうのあめ)

今日のマイ七十二候<私の暦>です。 コンクリートに囲まれて、オーブンの中にいるような毎日でした。 上からは太陽の熱射、下からは照り返しの熱。たっぷりと熱を蓄えた都会のコンクリートが恨めしくなります。しかし、この台風による雨で、一旦熱は冷まされました。

この大型の台風、被害が及びませんよう、お祈りいたします。
夏の暑さは、年々激しさを増しているようです。年々、夏と冬の期間が長くなり、秋と春の期間は減少しているのだとか・・・。地球環境は確実に変化しています。もともと温暖で森林に囲まれ、住みやすい国のはずの日本、天災の急増に心を痛めます。

熱い街の中、森の中に行くと、余計に涼しさを実感します。 木陰の涼しさは、コンクリートの中では味わえませんね。 森の木々の中は、同じように森の中に張ったテントの下より、ずっと涼しいことも発見できました。そよ風が吹くと、自然に「気持ちいいね~」という言葉が漏れます。

今ごろの二十四節気は「立秋」、七十二候は「寒蝉鳴」(ひぐらしなく)です。もう暦の上では秋を感じる頃ですね。森の中では、栗の実を発見できるなど、次の季節の息吹が見られます。コスモスもずいぶん成長してきました。

ひぐらしの声も標高の高いところに行くと割と簡単に聞くことができます。ひぐらしって、「寒蝉」って書くんですね。蝉は夏の昆虫の代表格。それに「寒」を付けて、夏の終わりごろに鳴くひぐらしを表した日本人の季節感を感じます。

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