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「世界遺産タージマハールの静寂と交錯するインドの日常風景」

こんにちは、motoblogです。

以前インドに行った時の出来事です。

観光名所を回っていると、たくさんの子供たちが物を売りに付きまとって来る。まだまだ発展途上の国ではよくある光景ですが・・

その売り子同士で口喧嘩が始まったと思ったら、「取っ組み合いの喧嘩』に発展した。しばらく様子を見て居たが、いっこうに収まらない。

見かねた自分は、「Don,t fight」と片言の英語で止めに入り、双方の子供に、持っていた紙幣(ジュースが買えるほどの少額)を渡して二人を引き離した。

自分の気持ちとしては、こんなに幼い子供たちが喧嘩をしてまでも、生活するため、生きて行くためにお金を稼がなければいけない状況が、何かむなしい気持ちになり、

このような(お金を渡す)行為に至ったのですが・・

これは正しい行いだったのか・・
それとも誤った行いだったのか・・

いまだに答えがでません。

タージマハール

タージマハールは、インドのアーグラにある世界的に有名な建築物であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。正式には「タージ・マハル」と呼ばれます。

タージマハールは、ムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが1632年から1653年の間に建てられました。それは、シャー・ジャハーンの妃であったムムターズ・マハルのために建てられた巨大な墓廟です。ムムターズ・マハルは、シャー・ジャハーンの最愛の妃であり、彼女の死後、彼は彼女に捧げるためにこの壮大な建物を作り上げました。

タージマハールは、白い大理石を使用して建てられており、その美しさと優雅さで有名です。建物は対称的なデザインであり、中央に大きなドームがあります。四隅には小さなドームがあり、それぞれが建物全体のバランスを取っています。タージマハールは、美しい庭園に囲まれており、庭園の中央には大理石の水路があります。

タージマハールは、ムガル建築の傑作とされ、その美しさと精巧さから世界中から観光客を魅了しています。太陽の光によって変化するタージマハールの色合いや、ムムターズ・マハルの墓所の内部の美しい彫刻など、さまざまな魅力があります。

タージマハールは、インドの象徴的な建築物であり、世界的な名所として広く知られています。その美しさと歴史的価値から、多くの人々が訪れ、世界中で称賛されています。

インドの日常

インドの日常風景は多様で鮮やかなものです。国の多様性と文化的な豊かさを反映しています。インドを訪れる際には、これらの要素を体験する機会があり、独特の魅力に触れることができます。
以下にいくつかの特徴的な要素を挙げてみます。

  1. 色鮮やかな街並み インドの都市や町は、鮮やかな色彩で溢れています。建物や衣装、看板、装飾品など、あらゆる場所で明るい色が使われています。

  2. 市場や商店の活気 インドでは、市場や商店が日常生活の重要な一部を占めています。忙しい通りにはさまざまな商品が並び、人々が買い物を楽しんでいます。声高に物品を売る商人や、交渉や値切りの行為も一般的です。

  3. 豊かな食文化 インドは世界的に有名な食文化を持っており、日常生活において食べ物は重要な役割を果たします。スパイスの効いた料理やカレー、チャイ(お茶)などが人気であり、路上の屋台やレストランで様々な美味しい料理が楽しめます。

  4. 宗教と祭り インドは多様な宗教が共存しており、それぞれの宗教に特有の祭りや儀式があります。日常生活の中で、寺院や教会、モスクなどの宗教施設を訪れる人々や、祭りの準備や祭り自体の様子を見ることができます。

  5. 伝統的な衣装と装飾 インドの人々は伝統的な衣装を身に着けることがあります。男性はクルタやディホリ、女性はサリーやサルワールカメーズなどを着用し、鮮やかな色や美しい刺繍が施された装飾品を身につけます。

  6. 交通の喧騒 インドの都市では、交通は活気に満ちた場面となります。自動車、バス、バイク、リキシャ(三輪車)などが混在し、道路が賑やかな光景が見られます。

  7. 家族の絆と社会的つながり インドの文化では、家族や社会的なつながりが非常に重要です。家族が一緒に食事をし、祭りや特別な行事を共に過ごすことが普通です。また、近所の人々との交流やコミュニティの結びつきも強く、人々がお互いを助け合う姿が見られます。

  8. 芸術と文化の表現 インドは芸術と文化が豊かな国であり、日常生活にもその表現が組み込まれています。音楽やダンス、映画、演劇などが人々の娯楽の一環として存在し、特に祭りや祝日の際にはさまざまな芸術的なパフォーマンスが行われます。

  9. 牛の存在 インドでは牛が神聖視されており、日常生活においても牛はよく見かける存在です。道路や街角で自由に歩き回る牛を目にすることがあり、人々は牛に敬意を払い、餌を与えることもあります。

  10. インドの言語と多言語環境 インドには多くの言語が存在し、地域ごとに異なる言語や方言が話されています。日常生活では、人々が自身の母語や共通語を使ってコミュニケーションを取り、言語の多様性が顕著です。

インドカレー

インドのカレーは、世界中で人気のある料理の一つであり、インド料理の代表的な存在です。
インドの多様性: インドは地理的、文化的に多様な国であり、各地域や州で独自のカレーが存在します。北部、南部、東部、西部の地域ごとに特徴的なスタイルや味わいがあります。

  1. スパイスの利用 インドのカレーはスパイスが特徴的であり、豊かな風味をもたらします。主要なスパイスには、クミン、コリアンダー、ターメリック、カルダモン、シナモン、クローブ、チリパウダーなどがあります。これらのスパイスの組み合わせにより、カレーに深い味わいとコンプレックスな風味が生まれます。

  2. ベースとなるソース トマトベースのソースやヨーグルトベースのソースなど、さまざまなベースが使用されます。これらのベースにスパイスを加え、野菜、肉、魚、豆などを組み合わせて調理されます。

  3. バラエティ豊かな具材 野菜、肉、魚、豆など様々な具材を使用します。ポテト、エンドウ豆、カリフラワー、チキン、ランバー(羊肉)、シーフードなどが一般的な具材として使われます。

  4. 地域ごとの特色 インドの各地域では、カレーに独自の特色やスタイルがあります。例えば、北部のパンジャブ地方のバターチキンやタンドリーチキン、南部のドーサやサンバル、西部のボンベイカレーなどが有名です。

  5. サイドディッシュ インドのカレーと共に、ナン(インドのパン)、バスマティライス、チャパティ(薄焼きパン)、ライタ(ヨーグルトのサラダ)、パパド(揚げパン)などがよく添えられます。

またインドのカレーは、その多様性とスパイスの絶妙なバランスによって、世界中で愛されています。各地域や家族によって伝統的なレシピや秘伝のスパイスブレンドが受け継がれており、家庭ごとに独自の味わいが存在します。また、ヴィーガンやベジタリアン向けのカレーも豊富にあり、野菜や豆、トウモロコシなどが主役となります。

インドのカレーは、様々な種類がありますが、一般的なカレーのスタイルには以下のようなものがあります。

  1. マサラ オニオンやトマトスパイスを煮込んだ濃厚なソースであり、野菜や肉、魚と組み合わせて調理されます。

  2. コルマ クリーミーでまろやかなソースで、ヨーグルトやクリーム、ナッツを使用します。通常、チキンやランバー(羊肉)が使われます。

  3. カレーグラビー トマトやオニオンスパイスをベースに調理される、より軽いタイプのカレーです。野菜や豆、シーフードが一般的な具材として使用されます。

  4. ローストカレー スパイスを焙煎し、風味を引き出した後に調理されるカレースタイルです。香り高く深い味わいが特徴であり、特に南部インドのカレーに見られます。

  5. ビリヤニ スパイスとバスマティライスを使用して調理される、風味豊かな米料理です。野菜や肉、魚が加えられ、スパイスの効いたご飯との相性が楽しまれます。

これらは一部の代表的なカレースタイルですが、インドのカレーは無限のバリエーションが存在し、地域や家庭の伝統によってさまざまな味わいが生まれます。インドのカレーは香り高く、スパイシーで深い味わいが特徴であり、世界中の人々を魅了しています。

インド旅行の目的は、やはり世界遺産のタージマハールを一度は観ておきたい、という思いから訪れたのですが、もちろんタージマハールの壮大さは圧巻でした。一方で、いわゆる貧困層の生活は非常に貧しく、まさにスラム街のような情景も忘れられません。
観光地はそれなりにきれいでしたが、それ以外の場所はとても不衛生で驚くばかりでした。

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