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五臓六腑別各臓器の働きと必要な栄養素(食べ物)〜五臓⑤すい臓

※2024.4.27再編集して、読みやすく改良しました★

いよいよ、五臓の記事、最後となりました。
膵臓(すい臓)の役割と必要な栄養素について触れていきます。

美容関係でお仕事していた経験があり、一応、資格(AEA エステティシャン上級と、日本化粧品検定3級)を持っております。
経験を通して学んできた知識として、皆さんに何かためになる情報をお伝え出来ればと思って、記事を書いています。

今回は体内について書いており、五臓六腑の話がベースになりますので、是非、全臓器の記事見て下さると嬉しいです!

今回は五臓のひとつ「膵臓」について、役割と必要な栄養を書いてみました。

≪膵臓の役割≫

・すい液の産生と、すい液を十二指腸に送り出す働き。
血中の糖分量調節のホルモンの産生(→俗に言うインスリンとグルカゴン)血中にそのホルモンを送り出す働き

細かくいえば、血糖値を下げるときにはインスリンというホルモンが、血糖値を上げるときにはグルカゴンというホルモンがなどのホルモンが作られます。

膵液(すい液)とは?

膵液は、唾液や胃液、胆汁、腸液と同じ消化液です。
食べ物が胃液という消化液で程度分解されると、腸を経て十二指腸へと届きます。するとそこでホルモンが出ます。
そのホルモンに反応し、膵臓からはすい液が、胆嚢からは胆汁が十二指腸へと流れます。
それらの消化液でさらに食べ物が十二指腸で消化し様々な栄養が分解されていきます。特に胆汁は脂肪分解します。
ちなみに、胆汁は胆嚢では作られず、肝臓で作られ、胆嚢ではあくまでも胆汁の貯蔵庫として保管されています。

≪膵臓に必要な食べ物≫

肝臓が病気を起こしても初期症状が現れにくいことから別名「沈黙の臓器」と言われますが、
すい臓もまた初期症状がわからないどころか、進行するまで症状が出ない、他の臓器で画像で移しても見えにくいことから、「暗黒の臓器」と言われています。

よく噛まずに食べるとその分たくさんの消化液を作るために働きすぎて負担になるので、食べ物をなるべく口の中でよく噛んで食べるというのを意識することが大事です。
特に脂肪の消化に時間がかかるので、良質な脂質はまだしも、脂質の多いもののとり過ぎには注意が必要です。

アルコールも消化に負荷がかかるのでお酒の飲み過ぎも良くないです。
やめられない方は牡蠣などタウリン豊富なものを食べてアルコール消化を助けてもらい、日常ではアルコールによる体の酸化を防ぐためにビタミンCなど積極的に摂取するなど工夫をしましょう。

カフェイン、香辛料などの刺激物も同様です。

すい臓が弱っているときは消化液の分泌も弱るので消化不良も起こしやすいです。腸だけの問題ではないのです。

また、血糖値が上がるとインスリンががっと上がるのですい臓の負担になります(逆も然りで糖を極端に摂らないと低血糖になるのでグルカゴンが必要以上に働きます)。

インスリンは緩やかな上昇が必要で、もちろん、すい臓の働きすぎで負担になるのもありますが、急に血糖値上がるとインスリンがブドウ糖を脂肪に変えて溜め込む性質を持つので、肥満の原因になります。

なので、緩やかな上昇が大事なのです!!

あとは単純に、血糖値が高いと糖尿病の原因にもなります。
甘いものばかり食べるのは良くないのです。

※低血糖の方はブドウ糖を摂ると症状が落ち着くなどもあるので、どちらにしてもお医者さんのアドバイスをしっかり聞きましょう。

肝臓に良い栄養素と、重なる領域が多いようです。
すい臓にいい食べ物、栄養素別でみていきましょう。

【タウリン】
アルコールの消化は消化液を送り出す膵臓に負担がかかります
出来れば、アルコールも控えるに越したことはないですが、付き合いでどうしても避けられなかったり、大好きで控えるなんてムリ!という方のほうが多いと思います。
その場合は、解毒作用を高めてくれるタウリン豊富な食べ物がおすすめです!

タウリンの王様といったらやっぱり、牡蠣ですね。
あさり、しじみ、帆立、ハマグリなどの貝類、イカ、タコ、かつお、いわしなど魚介類にも入っています。
ただ、旬というのがあります!
旬の食べ物は栄養価が高い!
旬以外のときでも栄養価を劣らずして摂りたいというのがあるので、サプリメントなどで補うなどもアリと思います。特に牡蠣ペプチド配合は◎
タウリンはアミノ酸のひとつです。
アミノ酸は一種類だけ摂っても必要なところに吸収されるわけではないので、ペプチドといって、更に分解した状態で摂取すると、吸収されやすくなりますよ✨

【不飽和脂肪酸】・・・植物性脂質、魚の油
※注意※
各臓器の記事で不飽和脂肪酸は出てきますが、ここでの必要性は、脂質分解するのに負担がかかるので、同じ脂質をどうしてもとりたいのであれば、良質な脂に切り替えましょうという意味で書いています
不飽和脂肪酸を積極的に沢山とれ!という意味ではないです。
何であっても、適度に摂りましょう。ということです💡
では本題に戻ります。

油には植物性と動物性があります。
違いは文字の通りです。
植物性にはごま油や米油、サラダ油、菜種油、コーン油、アーモンド油、オリーブ油などがあります。
常温でも固まらない性質を持ちます。

さんまやイワシなどに豊富な魚の油DHA、EPAと呼ばれる成分)は海産動物性といって動物性ではありますが、固まらないので、これらの性質の油は不飽和脂肪酸という種類になります。血液サラサラになるのでおすすめですし、「魚を食べると頭が良くなる」と聞いたことありませんか?
DHAやEPAは頭をよくする栄養素としても重宝されているので、子供の時から摂取してると良いです!

動物性は、バター、ラード、牛脂、豚脂などがあります。
料理する時が一番分かりやすいかもですが、あったかいと柔らかくなり、常温になると固まる性質があります。
肉炒めなどの肉料理が余って時間が経つと脂が白く固まってるのを見たことがあると思いますが、それも動物性油の典型的な特徴です。
飽和脂肪酸という種類になります。

ちなみに、混同しやすいのですが、食べた油が血管壁にへばりついて固まるから、固まりやすい油を摂るなということか?というと、そうことではありません。

脂質は、細胞やホルモンの材料になったりエネルギーとして使われたりととっても必要な栄養素。
余分に摂りすぎることで余った脂肪は中性脂肪と言って、内臓周りに蓄積されていきます。
この中性脂肪が余分にあると、LDLコレステロール(悪玉の脂質)合成に繋がっていきます。
LDLコレステロール値が高くなると血管壁にプラークといってコレステロールの塊が付着しだして、血管が固くなったり血流が悪くなったり色んな悪影響を及ぼします
飽和脂肪酸はコレステロール値を下げてくれて、
不飽和脂肪酸はコレステロール値を上げる役割があるので、
不飽和脂肪酸ばかり取りすぎないようにする
、ということが大事、ということです。

/////余談/////

動物性の油は、どうしても美味しいから、カラダのために控えろ!なんて、、難しいですよね。
やめられない方は、ダイエット成分としても人気な
【ウチワサボテン】
などの食物繊維がおすすめです。
サボテンの食物繊維効果で余分なあぶらと結びつき、体の外に出してくれるので、脂質の吸収も抑えられます!
よくよく考えると良いですよね!
食べたことをなかったことにしてくれるよーなもんじゃないですか!素敵すぎます♡笑

ただ、外国では食用として使われるウチワサボテンですが、日本では馴染みがないので、今のところサプリメントなどで摂取するのが主流だそうです。
摂るとしたら、食後がおすすめです。

【難消化性デキストリン】
元はデンプン。水溶性の食物繊維で、名の通り消化されにくい特徴があります。
とうもろこし由来なのですが加工物なのでとうもろこしを食べたらいいというわけではなさそうです、難消化性デキストリン配合のスティックとかが売られているので食前に摂ると良いようです。
食事と一緒に摂ると得られる効果は、ブドウ糖(糖類が消化されたもの)の小腸からの吸収速度を穏やかにしてくれるので、血糖値が気になる方(インスリンの急上昇予防)はぜひ。

ちなみに、色んなメーカーが難消化性デキストリンを粉(スティック)にして出してるので、どれも一緒のようで選び方が難しいですが、ポイントをお伝えします★★
DNA分析というサービスを、勤めてたサロンでは採用してまして、それを受けてもらったとあるお客様が、糖質接種リスクという分析結果がでたんです。
付き合いの多い方でとても食生活を変えてもらうには難しいところがあったので、カロリーゼロ、天然の甘味料で糖分控えめにしてある難消化性デキストリンをオススメしてました。
1ヶ月後、なんとその方お腹周りがぽっこりが原因で着れなくなってたスーツが着れるようになってました。私も実際に着れなくなってたのを知ってましたし、その過程を見てたので驚いた記憶があります!!

以上、膵臓の働きと膵臓におすすめの栄養素(食べ物)でした!

いかがでしたか?
五臓を通して、共通して必要なものってあるんだなぁとか、結構気付くと面白いことが多いと書いてて思いました。

次は五臓六腑の、六腑編にいきたいと思います!!!
すこし時間を要するかもしれませんが、楽しみにしてくださると嬉しいですー!!

長くなりましたが、読んでくださりありがとうございます。

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