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かつては手紙でも「突然」と言われた

こんな記事がバズっているそうです。

事前に連絡するか、いきなり電話するか。相手の関係性と緊急性、用件で考えればいいじゃん!と思ったりしますが、そういう話ではないのかもしれません。

わたしもかつて先輩から「メールしてから電話しろ!」と言われた記憶がありますが、それは当時はメールを見るほうが稀だったので、メールを見ろよ!という念押しのために電話をするという感じだったと思います。

昔のルールがねじ曲がって伝わり、その別の意味で現代の感覚からズレるという珍現象がいろいろ起こります。

トイレットペーパーを三角に織るっていうのがありますよね?以前、あれを彼氏の自宅で彼女がした時、あれは清掃員がやるものだ!と彼氏が怒ったという話を聞いたことがあります。また、あの三角は清掃員が清掃完了の合図としてやっているから、個人が勝手に公共のトイレでやったらダメだ!というのも聞いたことがあります。

確かに今では清掃員の完了の合図、確認ポイントに使われています。しかし、すでに70を超える私の母は、あれをマナーとして小学校の時に習ったと言っていました。

母は山形の田舎の出身なのですが、小学校の遠足か何かで上杉伯爵邸に行ったとき、大と小は分けて(それぞれ専用があったらしい。女子でも!)しなさい、終わったらトイレットペーパーを三角に折るのがマナーですと言われたそうです。

おそらく、そのころ頃から清掃員のルールがあったとは考えられないので、かつては華族の中のマナーとしてあって、それがマナーとして教えられた人たちがいて、それをチェックリストとするうちに、清掃完了の合図だけの意味だけ伝わったのだと推測します。

それぞれ育ってきた環境が違うので、ビジネスルールも違います。もちろん、年代でも違いますが、業界や大手、ベンチャーでも違います。私も3社に在籍してきましたが、それぞれにローカルルールがあり、特に問題提起した19歳の人は、自分の少ない経験の中で発言したのでしょう。

この手の話はこれと言って正解がないので、冒頭にも言った、相手の関係性と緊急性、用件で考えればいいと思います。インターネットの中って、正しい正解が1つだけある!それは俺の経験したものだ!と思う人たちが一定数いますが、そんなものはないと思います。

だって、かつては手紙だって送られ来たら、突然!って言っていた人がいたんですよ!!あらかじめ、手紙を送るよ!って電報でも送ればよかったんですかね?


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