[創作論739] 温泉の効果

温泉への入浴が腸内細菌に与える影響を実証しました。

腸内細菌は、その種類や数などバランスが重要で、それが崩れるとさまざまな疾患や健康に影響することがわかっています。
研究チームは今回、健康な成人が異なる泉質の温泉に入浴した際における、腸内細菌叢に与える影響を検討しました。
参加者は、単純泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫黄泉など、別府温泉の5つの異なる泉質に7日間連続して入浴しました。
そして7日間の入浴前後の便検体を収集した後、腸内細菌叢の変化を「16S rRNA遺伝子アンプリコンシーケンシング」手法により測定し、解析が行われました。
その結果、泉質によって腸内細菌の占有率に有意な変化が見られ、一番変化率が大きかった菌として、炭酸水素塩泉におけるビフィズス菌の一種のB. bifidumで有意な増加が見られたとのことです。
また、単純泉と硫黄泉でも複数の菌が有意に増加しました。
今回の研究成果は、温泉浴が人々の健康にどのように寄与するかの理解を深め、温泉の医療的利用の新たな方向性を示唆しています。


素晴らしい研究ですね。
創作活動の疲れを温泉で癒してみてはいかがでしょうか。

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