[創作論758] レンズレス内視鏡

毛髪の細さの光ファイバー1本からなるレンズレス内視鏡が開発されました。

これまでに研究チームは、2mmの分解能をもつ三次元内視鏡を開発しました。
今回は、この三次元内視鏡にゴーストイメージング技術を融合させ、レンズレスのシングルファイバーによるゴーストイメージングを世界で初めて実証しました。
ゴーストイメージング法では、あらかじめ座標が登録された光で対象物を照らし、散乱した光の信号強度の相関関係から対象物を画像化します。
光が散乱する血液中でもあまり影響を受けないため、血管内の検査にも活用できます。
また、レンズなしで画像化できるため、直径0.1mmという髪の毛ほどの細さも可能になりました。
実験では、波長840nmの単色の半導体レーザーを用い、光ファイバー先端から10mmの位置にある測定対象を全長2mの光ファイバー1本で画像化することに成功しました。
カテーテル治療に用いる超低侵襲な三次元ナビゲーションシステムの開発への発展も期待されています。


素晴らしい技術ですね。
技術がどんどん発展し、将来の医学は大きく変わることと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?