引っ越しして2ヶ月が経った。

主な生活スペースである2階のリビングは
インテリアが揃ってきて充実してきた今日この頃。

お花を飾る余裕はいつでも備えていたいものです。

さて、これにて引っ越しは完了！
と言いたいところだけれど、ずっと見て見ぬふりをしてきた場所がある。

重い腰を上げて私たち２人はやっと向き合うことにした。
その場所というが、1階の洗面台スペース。

洗面台下に収納がなく、
実はこの2ヶ月、引っ越し時の段ボールを駆使して凌いでいたのだ。

わたしが暮らし系インスタアカウントに投稿する写真は主に2階の写真ばかり。

投稿するたび、実は複雑な気持ちでいた。
リアルを曝け出すことを求められているわけではないのだけれど、好きな面だけを切り取る行為は、どうしても見栄っ張りな自分を意識させられる。

せめて「#丁寧な暮らしだけはつけないぞ...」と誰も知らない言い訳をしながら細々と投稿していた。



内見時から、ここにはdiyで棚を作ろうね、と話していた。
過去の引っ越し記録を読んでいただくとわかるのだが、片付けが苦手な彼と一緒にdiyをすることで、物への愛着が生まれるしインテリアの楽しさを体験してもらえてWIN-WIN！と考えていたのだ。

お互いはじめてのdiy。
大変だったけれど、私が考えていた以上に
良い体験だった！！と感じるので、その時の気持ちを含めて振り返ろうと思う。


【まずは設計】

「ここが○○mmならここが○○mmになるよね？」
『ここってどこ？』

立体の説明がうまくいかず、お互いの頭の中の設計図が食い違い、実はこの話し合いだけで1日がかかった。

余談だが、本能的に女性は方向音痴とよく言われるが、私が正にそうで、さらに言うと「間違っててもなんか行けそうな気がする」のだ。

そんな私だからなのか、私が伝える設計アイディアは、ことごとく緻密に、緻密に彼の頭の中で組み替えられる。

実現可能か？
耐久性は？
予算は？


ときめく方へ流されがちな私と
スペックや機能を追求する彼。

さながら、
魔法で生まれ変わりたいシンデレラと
RPGで武器をカスタムしたい勇者のバトルで
女と男の脳みその違いを感じた。



【組み立て】

ホームセンターで木材をカットしてもらい
いざ組み立てへ。

ここでもまた驚いた。

どんどん出てくる彼の工具。
もともと持っていたり、ネットで買い足したり
仕事帰りにホームセンターに行っていたのだと言う。

正直、ネジと木材があればできる物だと思っていた。
物作りに携わる仕事をしているってのに、
私は物をあまり持ちたく無いゆえに、どこか手を抜くところがある。

道具を正しく使うことは精度を上げる。
入居初日に彼のキャンプ道具でやり過ごした時のように、またしても彼の道具たちに助けられた。

【設置】

いよいよ設置へ。

ぴったりおさまりました。

素晴らしい出来なのでは！？
と感動している私の横で
彼は少し歪んだことをとても悔しがっていた。



ということで
【before/afterがこちら】

支度もしやすく収納も抜群な洗面台の完成！

【次の課題】

片付けが苦手な人ほど、棚を買う傾向があるという。

新たに生まれたこの棚に
もしかすると彼が無意識に眼鏡を置いたり、
あれが無いこれが無いと言い出すかもしれない。

私がこの後すぐにやるべきことは
無印良品などで収納ケースを買って
アイテムの収納とラベリングをしてあげることだ。

「薬」とちゃんと書かれていると戻してくれるくらいには素直な人なので、早く道標を作らねばと思う。

以上、はじめてのdiyの記録でした。