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防災への備え - 自分の身は自分で守る

先日の能登での地震を契機に、多くの人々が改めて地震対策の重要性を認識し、行動に移したことでしょう。私自身もその一人です。このように、何かが起こった後に備えをすることは、日本に住む私たちにとって非常に大切なことです。最近では、かつては1000年に一度と言われたような大雨や自然災害が頻繁に発生しており、古い価値観だけでは生き抜くことが難しくなっています。これは、ただ単に突発的に対策を講じるだけでは不十分であるということを意味します。日々の積み重ねが、真の備えとなるのです。

今回の記事では、私が日常的に実践している具体的な備えについていくつか紹介しますがその前に、自然災害の種類を整理しましょう。なぜかというと、災害への備えは単に非常用品を準備するだけでなく、実際にどういう状況になるかを想像して準備することで、その質を高めることができるからです。

日本人が特に注意し、備えるべき自然災害

Googleで調べてもいいのですが、今回はChatGPT先生に聞いてみます。「日本に住む人が気にすべき自然災害は?」と聞いたところ、以下の6項目を教えてくれました。

ChatGPT先生が教えてくれた災害の種類と特徴

素晴らしい回答ですね。この表を見てもお分かりいただけるように、皆さんが住んでいる地域によって求められる自然災害への対策は異なります。それぞれのリスクを正確に理解し、適切な準備をすることが大切です。
ちなみに、ChatGPT先生が教えてくれた各自然災害特有の対策例は以下の通りです。

ChatGPT先生が教えてくれた各災害特有の対策例

なるほど。ChatGPT先生、凄いですね!
Googleだけでも便利だと思っていましたが、ここ最近ではAIも相当進化を遂げています。ChatGPTに限らず使えるものは使って、正しい情報を得るようにしましょう
さて、ここからが本番です。私の住む地域では、特に地震、台風、豪雨への備えが必要です。以下、私の対策の一部を紹介します。

私の備えの例

1.飲料水の備蓄

2015年から始めた飲料水の備蓄は、長期保存用と普段用の二種類を用意しています。普段用については、当初は水道水の直接飲用に対する懸念から始めましたが、やがて自然と防災対策の一環となりました。いろはすなどのボトルウォーターを普段から使用し、必要に応じて防災用としても活用しています。日常で2L×8本の段ボールが3~4箱常備している感じです。この習慣は既に8年が経過し、生活の一部となっています。水が減ったタイミングで補充し、都度、非常食の賞味期限も確認するようにしています。こうすることで、日々の生活に落とし込むことができています。

結局のところ、一時的な対応ではなく、日常生活に組み込んで継続することが重要なのです。

2.防災バッグ

防災バッグには、生存に必要な最低限の食料(カロリーメイト)や水(お茶)、懐中電灯、予備の電池、ラジオ、重要書類、髭剃り、笛、薬類、小銭などを準備しています。この準備は単に生き延びるためだけではなく、災害時に冷静に対応し、自分や家族、周囲の人を助けるための精神的な準備でもあります。私の場合は、普段から鼻づまり用のナザールや目薬を使用しているので、その予備も入れてあります。中身は個人のニーズに合わせて必要な物を考え、準備することが大切です。

1.飲料水でも書いたように、こういった対策は日常に組み込むことが大切だと言い聞かせているので、私の場合はこのバッグを仕事で会社に行くときや、県外へ出張するとき、県外に旅行に行くときは必ず車に積んでいます
こうすることで、結構な頻度で防災バッグに触れる機会を作れます。これが慣れを防止し、かつ中身のチェックもできてとても良いです。
ちなみにバッグは防水仕様のものを使っています。

私の防災バッグとその中身(一部)

3.仏壇対策

我が家には重い仏壇があり、大きな地震が来た際には倒れるリスクがあります。先日の能登の地震を機に、これまで約20年放置され続けてきた仏壇対策をしようと決意しました。10数年以上前はこの仏壇の前で人が寝ていたのだから、今考えるととても恐ろしいです。何もなくてよかった…💦

今回は耐震粘着マットを使用し、安全対策を講じました。これにより、最悪の事態である人が下敷きになるリスクを減らすことができます。しかし、仏壇は相当重く、とても人間の力だけでは動かせないものでした。そこで我が家ではてこの原理を利用して対応しました。世の中には役立つツールがあるものです。
参考までにリンクを張っておきます。こんなものでもしっかり動かすことができるんです😲

品質をいかに保つか

ここまで3つの事例を紹介してきましたが、防災対策は、一度準備を終えたらそれで完了というわけではありません。もし、食べようとしたものが腐っていたらどうしますか?有事の際に備蓄品が実際に役立つようにするためには、品質管理、特に賞味期限の管理が欠かせません。防災の日である9月初旬に一斉に確認する方法もありますが、年に一度だと忘れがちで、習慣にはなりにくいです。しかし、毎日の確認は現実的ではなく、防災対策で日々を追われているわけにはいきません。
そこで我が家では、備蓄品のチェックを日常生活に落とし込むのに加え、段ボールに賞味期限を記入し、出張時など特定のタイミングでチェックすることによって、いつでも使用可能な状態に保っています。

品質的に考えれば、PDCA(SDCA)を回せばいいということです。何も考えずにグルグル回るのがベストですね👍
参考までに、PDCAの図と私の別の記事のリンクを貼っておきます。

よくみるPDCAの図


防災対策には人それぞれに適した方法があると思いますが、どれほど優れた方法を導入しても、それを運用する意欲がなければ意味がありません。肝心なのは個人の意識と実行力です。

おわりに

地球環境を含めて、生きづらい時代になったと感じる今日この頃ですが、それに立ち向かうためには柔軟な思考と適切な備えが必要です。便利さが増す一方で、予期せぬ災害によって大切なものを失うリスクも高まっています。現代に合わせた生活スタイルの変化を受け入れ、誰一人取り残されない社会を目指すことが求められています。このような備えは、SDGsの理念にも繋がり、持続可能な未来への重要な一歩です。
近年では年金問題などほかの領域でも明らかなように、他人(国や市)に依存していては生き延びることはできません。自分の身は自分で守る、という自立した意識を持って生きる必要性を、改めて実感します。

#もしもの備え #防災  #質 #品質 #SDGs  #自然災害に備える

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