コスモラボ公式note担当の大西です。
今回は2023年3月に実施した「デジタル端末」の調査についてご紹介いたします。

回答者の80％以上が60歳以上のコスモラボのアンケートから、「デジタル端末」についてのシニアの本音が見えてきました。

シニアでモバイル端末（スマートフォン・ガラケー）を所有している割合は？

スマートフォンやガラケーなど、何かしらのモバイル端末を「自分で所有している」と答えた人は83％と増えていますが、逆に12％の方は「所有していない」と答えました。まだまだ、シニアのモバイル普及率は100％でないことが見受けられます。

また、使いこなせているかどうかに関しては、自信をもって「使いこなせていると思う」と答えられる人はたった15％で、それ以外の人は少なからず不安や自信のなさを感じているようです。「正直、持て余している」「全く使いこなせない」が合わせて19％という結果でした。所持はしているが使いこなせていないシニアユーザーがいることも見受けられます。

シニアでタブレット端末を所有している割合は？

タブレット端末を「自分で所有している」と答えた人は15％にとどまり、68％の人は「所有していない」と答えました。普及率はまだまだですが、イノベーター理論の”普及率16％の論理”※から見ても、もう少しで急激に普及していく気配を感じます。

自己所有・家族所有合わせて32％の普及率の中で、自信をもって「使いこなせていると思う」と答えられる人は15％にとどまり、それ以外の人は少なからず不安や自信のなさを感じているようです。「正直、持て余している」「全く使いこなせない」と答えた人が31％という結果からも、タブレットの普及の伸びしろを感じます。

シニアでパソコン端末を所有している割合は？

パソコン端末を「自分で所有している」と答えた人は17％で、57％の人は「所有していない」と答えました。タブレットよりも普及していることがわかりますが、同じくこれから普及が広がっていく気配を感じます。

自己所有・家族所有を合わせて44％の普及率の中で、自信をもって「使いこなせていると思う」と答えられる人は16％にとどまり、それ以外の人は少なからず不安や自信のなさを感じているようです。「正直、持て余している」「全く使いこなせない」と答えた人が37％という結果からも、パソコン端末の普及の伸びしろを感じます。

シニア世代のデジタル端末普及率を今後どのように増やしていくか？

シニアが使いやすい端末を用意するだけでなく、シニアが使いたいと思うライフハックの提供や活用の仕方を伝えることで、より普及率も上がり、シニア世代の消費行動のきっかけにもなるのではないでしょうか。

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