深煎りの焙煎(宵闇roast)
こんにちは。
嬉しいことにInstagramより深煎りのコーヒーリクエストいただきました。
深煎りですが、私の場合、1ハゼ過ぎた後から温度上げっぱなしでなく、温度下げて長時間焙煎にしないと、同じ色合いでも焦げになるかコーヒーになるかの味わいの差がすごいです。
高温、短時間でフルシティくらいに焼こうとすると冷めた後油でギトギトになります。
焙煎によって甘味を出すためにはメイラード反応が大切なのですが、甘味がどのように生成されているのか、香りと感覚だけで見極めるのは難しいです。
普通はカッピングによって味わいやコンディションを確認するのですが、私は不安(というかアホ)なので1バッチ毎に10gづつ試飲しています。(カフェイン過多になるのでなるべく真似しないこと。)
この作業によって焙煎豆の出来を精査してます。
豆の種類とガスの具合などで焙煎時間がズレるのですが、ブレンドを作る時は焙煎度合を揃えないといけないので見た目と香り、最後は試飲でなるべく近い具合に合わせていきます。
焙煎後はもちろんハンドピックを行いますが、深煎りの豆は焙煎したてだと炭酸ガスがたくさん出て舌がピリピリすることがあります。
粉に挽いてからアロマブレスパックで販売するので2日ほどでピリピリ感はなくなるとおもうのですが、シルキー感がなかなか出せない。今回はパンチ強めの宵闇ローストになりました。
やっぱり深煎りはコクがあってビターながら、甘くてシルキーなコーヒーが好き。
好みの焙煎にするには毎日の練習と分析が大切ですね。
まだまだがんばります。
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