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コーヒーの委託販売

この頃焙煎が安定してきて、近所の人にも褒めてもらっていたので是非自分のコーヒーをもっと多くの人に飲んでもらいたい。

そこで誰でも最初に考えるのはネット販売。
BASEアカウントを持っていたのでとりあえずBASEに商品(コーヒー)を登録してみました。

1日目は誰も目に止めてくれませんでしたが、3日目に93pv。これはもしかしたら行けるかもしれないと思っても、15日目にはまた0人になってしまいました。

たとえ多くの人に目が止まっても売れなければ意味がない。

そこで委託販売を思い付きました。

どうせなら、コーヒーショップがないので地元の人に飲んでもらってコーヒーに目覚めてほしい。

そううまくいかないのはわかっていましたが、とりあえずやってみないと何事もわからない。

3社と交渉してみました。

1社目は産直所。
うちの社長がコーヒーに興味ない。と断られました。もちろん試飲と見本に渡した豆200gはタダで渡してしまったようなものです。

コーヒーを飲まない人に80gづつ一生懸命丁寧に焙煎した豆を渡してしまったのはとても苦しかったです。

2社目は大手の観光直売所。
こちらはアポを取って、試飲用のサンプルも渡していたので、断りの電話がない限りは交渉できるかもしれないと思っていました。

そして迎えた面接日、名刺をいただき、話が始まるかと思いきや、うちは大手のコーヒー会社や名のある小売店に置いていただいていたけどコーヒー、紅茶、ジャムは全く売れないのでそちらのコーヒーを無駄にしてしまうかもしれないから置けない。とのこと。

ハンドメイドは手数料払えばいくらでも置いてくれる場所がありましたが、コーヒーはたとえ香りがよくても、おいしくても、意外と需要がない。

3社目もダメかな。と思い始めていました。
同じように面接日。
はじめに、うちにはカフェが併設されているんです。と言われてがっくり肩をおろしました。

しかし、諦めかけたその時。

責任者さんが、私、コーヒー好きなのよ。と。どんなのを作ってるんですか?と聞かれました。

私は以前と同じように見本を見せて、少量づつの自家焙煎だということを伝えました。

すると、この地区では以前珈琲セミナーをした時すごい人が集まったので、よかったらお祭りやイベントもあるから出てほしい。コーヒーも置けるなら置いてほしいと言われて、おもわず顔が上がりました。

ただ、会議にはかけなければいけないので17日以降の連絡になるとのこと。

しかし、出品書類を書き、判を押し、契約内容書を渡されて、帰宅しました。

まだ17日にならないので、またガッカリするかもしれませんが、これが私の時間と想いを込めて丁寧に焙煎したコーヒーを多くの人に飲んでもらうための一歩になることを祈っています。

もう少し、がんばろう。



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