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お住まいの方にも、環境にも優しいマンションでありたい。

※上部掲載の画像はイメージです。

集合住宅における環境配慮という視点は従来から注目されてきましたが、
近年その取り組みがさらに広がっています。

「ZEH-M Oriented」は、電気やガスをなるべく使わずに、
快適な室内環境を保つことができ、地球温暖化対策にも貢献できる住まいのこと。

今回はコスモスイニシアで
「ZEH-M Oriented」仕様の分譲集合住宅の開発に携わった
事業部長と社員にインタビューしました。


―どのような取り組みを行なったのでしょうか?

私たちは1974年のマンション分譲開始以降、
未来を見据えた一歩先の価値を提供するために、
人や住まい、暮らしだけでなく、
地域や環境にも配慮した住まいを提供してきました。

その一環として、低炭素化に向けての取り組みについても
積極的に実施してきましたが、
このたび「ZEH-M Oriented」認定を今後全ての新築マンションで
取得する事といたしました。 

ZEH-M Orientedとは、年間で消費する一次エネルギー消費量
(空調、照明、給湯、他)について、
断熱性能・省エネ性能を高めることにより、
住戸全体で20%以上の省エネを実現した住宅です。

優れた断熱性能により、住戸内温度の変化が少なくなったり
居室内と廊下の温度差が少なくなるので、
家のどこでも快適な室温を維持し、
ヒートショックのリスクも軽減できます。

また、ご家族が暮らしていく上で必要となる
電気代などのランニングコストについても、
「ZEH-M Oriented」住宅は高効率の省エネ機器の採用や
高気密・高断熱による冷暖房費削減により
電気代の節約効果が期待できるんです。

イニシア日暮里など、
現在当社が首都圏で開発・販売している多くの物件において、
「ZEH-M Oriented」認定を取得しています。
※イニシア武蔵小杉はZEH Orientedに当たります。

―なぜ、このような取り組みをしようと考えたのでしょうか?

少し真面目な話にはなりますが、
近年、地球温暖化対策や環境配慮の取り組みは
より一層重要度を増しています。

日本では、一般家庭から排出されるCO2
日本全体で排出されるCO2の15%以上を占めると言われており、
その排出量削減が急務となっています。
日本政府は、
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする
カーボンニュートラルを目指しています。

「ZEH-M Oriented」は、
住宅の断熱性能をこれまで以上に高めると共に、
高効率の省エネ機器などを使うことで、
住まい手の方は普段通りの暮らしをしながら、
CO2排出量削減に貢献することができる
ということができます。

また、税制面や融資条件等においての優遇措置は多岐にわたり、
リセールバリューにおいても重要な要因の一つになることは
間違いないので、
これから開発する全ての新築分譲マンションにおいても
取り入れることを決断しました。

―この取り組みへの想いはどのようなものでしょうか?

ここまで環境配慮という観点でお話してきましたが、
私たちが毎日生活をする「住まい」をつくるにあたっては、
「住まい維持にかかる費用」
「快適性」
「地球環境」
という3つの観点
で、
本当にこの仕様が必要なのか?という目線で、商品企画を行っています。

例えば、お金をかけて最新の設備・仕様を備えれば
CO2は削減でき、地球環境にやさしい住まいをつくることができますが、
それでは住んでから維持にかかる費用が大きすぎてしまいます。

一方で、暑くても寒くても我慢して
エアコンをつけないようにすれば、
地球環境にはやさしいかもしれませんが、
住まい手の方は快適ではありません。 

大事にしたい3つの観点においてバランスのとれた
「ZEH-M Oriented」は住宅の温熱環境を考えるうえで
不可欠なベースとなる断熱性能を高めています。
なので、その分住戸内はエアコンをつけっぱなしにしなくても
快適性を享受する
ことができます。

住まい手の方々のお財布にもやさしく、
結果的にCO2排出量が少なくなることで、
ベストバランスとなるような住まいづくりを行っています。 

—お客さまや読んでくださっている方に伝えたいことはありますか?

「ZEH-M Oriented」住宅は、
税制や融資でお客様が享受できるメリットが大きく、
政府の普及への本気度を改めて認識しました。


<担当者の紹介>
生田 武司
執行役員 レジデンシャル本部副本部長
長く建築部門にて住宅の商品企画に携わり、現職就任後は、ライフスタイルが多様化している時代の「住まいの在り方」を追求し、その実現に向けてメンバーと共に邁進中。

向山 直登
入社6年目 建築本部統括部商品企画課
「日常をもっと豊かに、楽しくする」ことを目指して、分譲マンション・ホテルの商品企画や、組織改善、ESGの取り組みなど幅広く携わる

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