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母のワクチン接種

※備忘録として書いておく

昨日、母の付き添いで市のワクチン接種会場に行った。
85歳になる母にとっては1回目の接種となる。
接種自体は割りとスムーズに進み、前後の待機時間を
入れても30〜40分だろうか。問題もなく終えることができた。

しかし思うところはある。予約時間の10分前に行ったのだが、
会場に入る前に待機している人たちが20人ほど受付前で
待機していた。
早く行っても早く打てるわけではないのだが、お年寄りは
決まると気が早い。何かあればいけないとそそくさと
家を出てきたのだろう。まぁ、それはいいとしても、
その待機場所がテントを張った下にパイプ椅子を並べた
もので、今後も続けるなら大型扇風機でも用意しないと
接種前に熱中症になるのではないか、という心配もある。
幸い、昨日はそれほど暑くもなく問題はなかったが、
今週の週半ばには30℃を超える予報が出ている。

さて、時間になって呼ばれ、会場内に入ると、今度は
エアコンが効きすぎてやや寒い中での待機である。
本人確認と書類(接種券、予診票)確認を行った上で、
医師の予診待ち。医師の予診はあらかじめ書いてきた
予診票に沿って行われる。
それが終われば、いよいよ接種となり、3つ用意された
ブースの前で待つ。ここでは順番はすぐにきた。

そして、接種。あっけないほど簡単に終わる。
その後、別に用意された接種後の待機場で15分待って、
何も体調などに問題がなければ、次回(2回目)の予約
確認と、1回目の接種証明書(シールを貼るだけ)を
もらい、すべての工程を終えた。

待機しながらの母の言ったこと。
「ワクチン接種は高齢者より、働き盛りの若い人たちを
 先に打った方がええと思う。お年寄りは、ほとんどが
 家からは出ないし、外の人との接触も少ない。
 それより、若い人たちの方が感染する可能性は高い。
 お年寄りは一番後でもかまんのに。」

確かにその通り。
感染リスクの高い若い世代を先に接種した方が効果的
だと思う。高齢者は濃厚接触者になる可能性が高いが、
仕事で若い世代が罹患する確率の方が高いはずである。
来年以降、ワクチン接種の優先順位も考える余地が
ありそうだ。
それに加え、真夏のワクチン接種には熱中症のリスクも
あるということを考え、対策を講じる必要がある。

家に戻り、TVのニュースを見れば、相も変わらず
オリンピックをやる、いや中止せよのやりとりが目に入る。
わが町出身にも金メダル候補のアスリートがいるが、
もはや、真夏のオリンピックなど冷ややかに見ている
人が多い。
噛み合わない政府と世論の議論など不毛なだけである。

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