冬の証(晩秋の時)
沈んだベッドの上
沈んだ気持ちを立て直せない
揺れる空の下
揺れる気持ちは落ち着きがない
今日も安定的で不確かな一日
明日も同じ顔を見せるのか
季節が秋から冬へ
表情を変えていく
その傍らで見上げる空は
引き締まりながらもゆったりある
何かを投げかけてくれる
メッセージを語る
生きているのは
すべて万物の流転
生かされているのは
すべて万物の意思
繰り返す日常のなかに
何を見て何を聴き何を感じるのか
濃霧の朝のように
見通しが立たない
されど言葉を探し 言葉を操り
微笑みを返すだろう
わずかばかりの抵抗で
わずかばかりの幸福を
手にするために
放棄しないために
繰り返す日常のなかで
生きている証として留めるために
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