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記憶はなくとも、細胞が記憶している。余命宣告された祖母との対話記録


たった数日前の出来事ですが
月曜に祖母に会いに、
弾丸で福島へ行ってきました。

戻ってきた瞬間に
現実的な業務に引き戻され
月曜日と火曜日からの世界が違いすぎて
もうだいぶ前のことのようにも思えます

新鮮な感情感覚を、忘れないうちに。
今日はそのことを
残しておこうと思います。


■記憶はなくとも、細胞が記憶している
・ ・ ・

東京から新幹線で福島駅へ。
そこから阿武隈急行 という

電車に乗り継いで約30分ほど
駅から歩いて10分ほど

田んぼと山に囲まれとっても穏やかな
場所にある、自宅のような優しい雰囲気の小規模施設

祖母はそこにお世話になっています。

.

生きられるのは、あと1ヶ月ほどだろう。と、
あらかじめ聞かされていたので、寝たきりのような
会話もほぼ成立しないような状態をイメージ
していたのですが

実際には30分以上もあれこれ話して
写真を一緒に撮ったり
動画を撮ったりしていました


遠くから来たんですね、
こちらですよ~と施設の方に
案内いただくとその先に

確かに見覚えのあるだけれども
少し年をとった祖母が横たわっていました

.

点滴につながれてはいるけれど
話もできるし自分で水を飲むし
穏やかに過ごしていて拍子抜けでした
どこも痛くないし元気だ、とのこと


「誰だい?」
当然 私のことはわからないので、
啓子さん(母)の娘だよ、
●●に住んでる啓子さん。わかる?

そんなやり取りを
しばらくしていたのですが
10分ほどすると

私が、近い関係の人だ、
ということが認識できたようで

手を力強く握っては、
「 すごくあったかい。」
「 嬉しくて涙が出る。」
としきりに話していました。

こんなに愛情深く、迎えてくれる祖母。
何で会いに来なかったんだろうか。
母に何と言われても
行かなくていいと言われても
遊びに来ればよかった

と、たまらなくなり、
いきなり涙が溢れ止まりませんでした。
「泣かないで~」と言いながら、祖母もポロポロと。

話しているそばから私のことは忘れてしまうし
(記憶ができない)

私が施設に出る頃には今日あったことは
忘れていたと思います

でも、
また元気になって、はま寿司にいきたい。
また会いたいから、元気になりたい。
またきてね~
また会いにきてね~

と、力を振り絞って
手をふる姿を見ました


心の奥底に生きる希望が残ったなら嬉しい
細胞レベルで喜んでくれたことが嬉しい
私も思い出が作れたことが嬉しい

両親にも伝え写真や動画を送ると
たった一言「ありがとう」
ぽつりと送られてきた言葉が嬉しい


その時のことを思い出すといまだに、涙が溢れます。

自分の生き方として、
いつでもじゃなく、いつかでもなく
今を大切にする。

会いたい人には、必ず会いに行く。
必ずそうしよう、と思いました。


・ ・ ・

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////

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