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8. 移住者さんから学んだ移住前にしたほうがいいこと・実際の生活

式根島へ移住されてきた方々とお話しできる機会がありました。島出身の方とのご結婚を機に移住された方や、島出身の歌手から島を好きになって移住された方、ワーホリへ行く資金貯めのために住み込みで働いている方など、移住理由や目的はそれぞれ違いますが、共通してそれぞれの方が通ってきた経験や気をつけてきたことがあるように感じたのでまとめてみます。
これは式根島への移住に限ったことではなく、どこへ移住するにも意識する必要があることでもあると思うので移住を少しでも考えてる方の参考になれたら嬉しいです。


現地へ何度も足を運ぶ

式根島への移住者さんは「島へ何度も通った」と仰っていました。まずは通って移住するつもりであることのアピールは必要です。私も移住体験を通してその必要性は肌で感じるものがあります。本当に住むことを決めたのなら、そこから地域の方々との交流や自分が移住後にしたいことの提示をしておいたほうが、実際に移住したのちに周囲からの自分へのアレルギー反応が少なく済むのではないでしょうか。

住民の方との繋がりを作っておく 

島での生活は内地の都市部とは違い、移住してすぐ住まいや仕事が見つかるわけではありません。移住先で就職先をみつけるならどんな仕事があるのか、人手を募集している会社や商店はあるのか、通うのと同時に実際に見てみて、顔を覚えてもらって「ぜひ働きにきてね」って言ってもらえるための行動は必要です。
また住まいの問題も島などの過疎化が著しい地域ではなかなか空き家がありません。住まいを得るための手段として、島民の方の家を間借りさせていただくか、仕事先のお宅に住み込みさせていただくという選択肢が出てきます。島民の方々に顔を覚えていただいて「あなただったら来てもらいたい」と言っていただけるためにも事前の繋がり作りは大事です。

実際見た移住者さんの生活

式根島に住んでらっしゃる移住者さんの生活は主に仕事は掛け持ちな印象。仕事先としては商店、宿のお手伝い、レンタカー屋さん、パン工房、レストランが主な働き先。資格や経験がある方なら福祉施設や保育園や診療所も選択肢に入れられると思います。夏は観光客で賑わうので宿の人手不足は顕著になるようで、複数の宿の掛け持ちも発生するらしいです。
島を知る第一歩として夏季のリゾートバイトから始めてみるのもいいかもしれません。

住まいは働き先の宿や商店に住み込みという形がメインになりそう。観光で一度訪れてみて宿や商店の方々とお話しながら繋がりを作ることをしてみるのも一つの手だと思います。

よく移住関係のYouTubeでのVlogなどを観ることがあるのですが、役場の方と話をして移住を決めていざ住んでみたら周囲の自治体の方々と衝突してしまい結局引っ越ししました、みたいな内容のものを見つけます。
そういう話を聞くと、ここに挙げたことを事前にしたのか疑問に思う。住んだ後の周りとの関わり方までは役場は面倒を見てはくれません。過疎化している地域や昔から住んでいる高齢者の方々が人口の過半数を占めている地域などは、昔から大事にしている風習や定期的な自治体の集まりなどもあります。見知った顔ぶれの中での生活に安心感を抱いてる方々も多いのではないでしょうか。
そこへいきなりあまり見たことのない顔ぶれの人間がきたらそれはアレルギー反応を起こすのは自然なこと。事前にそこの地域のことを知ろうとする姿勢や顔を知っておいてもらうことはとても必要なことだと思います。
移住の事前準備の一つとして参考にしていただけたら幸いです。




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