「理想の自分とは？」

と、私は尋ねることがあります。その中でよくある答えは、

「金持ちな自分」
「高級車に乗っている自分」
「異性にモテモテな自分」
「優秀な自分」

などが多いです。
それらはすべて外的な要因、つまり物や結果を得ることで手に入る理想です。

それらを欲しいと思ったり達成したりすること自体は、とても素晴らしいことです。
ですが、外的要因にばかり目を向けていると、どうしても「ないもの」に目を向けてしまいがちになります。

今持っていないから・成し遂げていないから・褒められていないから
といった理由で物質的・外的要因の理想を追い求めすぎるとキリがないです。

そういった状態のまま生きていくと、しんどくなったり、苦しくなってきたりすると思います。
理想の自分にたどり着くにはもっと頑張らなくては、と感じるあまり現実の自分を酷使してしまいます。

そして小さなミスの積み重ねで、できない自分を責めてダメな自分だと落ち込んでしまう・・・。

そんな時は、今「あるもの」に注目してみてください。

理想の自分になれていない焦りよりも、今自分ができることに取り組んで、現在の自分の姿を大切にするようにしてみてください。

やりたくないことは、「やりたくない」と、言ってみたっていいのです。

なんでもできて当然、できなくてはダメだ、という思考をほぐすためにも、自分にはできない、やりたくないと思うことは、断ってみましょう。
大きなことが断りにくいなら、小さなことから始めてみてください。

そして、１００点はとらなくてもいいんです。
３２点でも１８点でもいいじゃないですか。

そこでは、１０点しかとれなくても、他の事では９０点をとることもあるかもしれません。

はじめから１００点をとれる人なんていません。
全ての事で１００点の行動をいつもとれている人なんていません。

まして対人になると、採点者は変わってきます。

やりたくないこと、できないこと、苦手な事を認めてしまう。
その時、平均点しか取れなかったとしても、次に活かしていけばいいのです。

生きてる限りチャンスはいくらでもあります。

次第に自分の理想や、やりたいことがはっきりとしてくるはずです。

※本当は自分の理想ではなく他人・親・世間の理想を背負ってしまっている場合があります。
もし、自分の理想が、今目の前の現実と大きく違っていたり、自分を拒絶したりしていた場合は、一度立ち止まって考える必要があるかもしれません。
こちらも読んでみてください。

本当に自分の理想や、やりたいことであればそこに向かっていく過程も楽しめるものだと、私は思います。

こうあるべきだという既成概念に囚われる事なく、理想の自分と、現在の自分を見つめなおしてみてください。

そこには、決してダメな自分なんかいないはずです。
あなたの理想は、頭で考えたり、周りから言われてできるものではありません。
ただ感じるのです・・・。
そして、その後に考えがきます。

本当の理想の自分－現在の自分＝成長過程を楽しむ素晴らしい自分

になるはずです。

何かを成し遂げていなくとも、理想の自分と同じ考えかたを持って生きていくことで、理想の自分になっていくことにつながっている。

今の自分でできる限りを感じて、考えて、生きて、理想から逆算した
「生き様」こそが大事なんだと私は思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
理想を叶えるための方法はこちらのノートに書きました。
よければご覧ください。

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コトン