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"Catch Your Wave" - The Click Five; 爽やかでキラキラ眩しい【和訳】

梅雨の晴れ間がやたらと暑い。今年は5月半ばから真夏並みの暑さの日があったりで、なんかやばい気はしている。8月とかどうなってしまうんだろう。
今日も暑かった。もう夏だ。

雨モチーフの曲の和訳をいくつか書きためていたけど、雰囲気に合わないので今日は夏っぽい爽やかな曲を載せることにする。

The Click Fiveの「Catch Your Wave」を紹介したい。

The Click Five(ザ・クリック・ファイブ)はアメリカの5人組パワーポップバンド。まぁ、MVとヴィジュアルを見てわかる通り、アイドルバンドだ。


クリックファイブを知ったのは、2006年にワーナーミュージックジャパンがやっていたSimple Planのファンイベント。抽選に当たった。

前半はSPの新作情報なんかを教えてもらったりセブと生電話したりとSPがらみのイベントだったが、後半はワーナーが推したい若手バンドの紹介だった。
その中でも特に力が入っていたのがこのクリックファイブ。

おそらく、SPの日本版ファンクラブが成功してSPが日本でかなり売れたから、二匹目のドジョウを狙ったのだろうと思う。(担当ディレクターがSPと同じ人だった)
今度新しく日本デビューするバンドで、日本でも知名度を高めたいからSPのファンクラブのネットワークでぜひ広めてほしいというもの。サンプルCDとフライヤーを5セットくらいもらって、周りの人にあげてね、という感じだった。

フライヤーを配って受け取ってくれるような友達が周りにいなかったから、家族と、遠くに住んでいた高校時代の友達に送りつけただけで2〜3枚余らせてしまった。役目を果たせず申し訳ない。


MVやサンプルCDで聞く限り、ポップで聴きやすい、いい感じの音楽だった。悪くない、というか好きな方だ。
アイドル的な売り方ではあるけど、メンバーのほとんどが音楽学校出身らしく実力は十分。ヴォーカルは声も綺麗で歌もうまい。

サンプルが結構気に入ったので、デビューアルバム『Greetings from Imrie House』は発売日にしっかり手に入れた。
11曲収録されているが、どれもいい。通して何度も何度も聴いたし、わりと長いこと飽きなかった。

その中の3曲目に収録されているのこの「Catch Your Wave」だ。
明るい夏の日差しの中飛び出したくなるような、キラキラ眩しいポップチューン。
わたし自身はこんなにキラキラした青春とは無縁だったけれど、わたしだって本当はプリンセスになりたかったし、大事にしてくれるナイトがいたらなぁって思ったりもする。
ティーンの頃の憧れを絵に描いたような世界観が眩しくて、今聴くとまた当時とは別の感情でちょっとだけ胸が痛くなる……気がする。

リードトラックの「Just the Girl」やこの「Catch Your Wave」だけでなく、他のアルバム収録曲にもいい曲がたくさんあるのでとてもおすすめしたい。

ちなみにクリックファイブ、2013年に解散してしまったよう。
その前に早くも2枚目のアルバムでヴォーカルが替わっている。
このMVは初代ヴォーカル、エリック。

MVの作りも魅せ方もやっぱりアイドルバンド。このアルバムのボーナストラックにアコースティックライブ音源があるのだが、ひたすら女子のキャーキャーいう声が入っている。さすがである。


Catch Your Wave

In the middle of the night
That's when you caught my eye
I chased you round in memories
Through the breeze and the trees and you tease me
But hey
The clock's turning around
And you're still playing these games
It's such a waste to bring me down, down, down
Don't bring me down, 'cause...

真夜中、君に目を奪われた
記憶の中の君を追いかけた
そよ風と木々の間を走り抜けて 君は僕をからかった
でもね
時計は進んでいるよ
君はまだ前に進めないの?
僕を落ち込ませるなんてもったいないよ
僕をがっかりさせないで だって…

Hey girl, I wanna catch your wave
Hey girl, I wanna drift away with you
Hey girl, you've got an undertow
Hey girl, hey girl, don't wanna let you go

君の波に乗りたいんだ
君と漂っていたい
引き波のように君を連れ去りたい
君を離したくないよ

When I turned sixteen
That's when I started to dream
I chased you round in memories
Through the breeze and the trees and you tease me
But hey
Well, every princess has her knight
And I'm still in it for the fight
Not giving in, I'm gonna win, win, win
I'm gonna win, 'cause...

16歳になった時
僕には夢ができた
記憶の中の君を追いかけた
そよ風と木々の間を抜けて
だけどね
どんなお姫様にもナイトがついている
僕はまだ戦いの最中さ
諦めないよ 僕は勝つんだ
僕は勝つんだ だって…

Hey girl, I wanna catch your wave
Hey girl, I wanna drift away with you
Hey girl, you've got an undertow
Hey girl, hey girl, don't wanna let you go

君の波に乗りたいんだ
君と漂っていたい
引き波のように君を連れ去りたい
君を離したくないよ

I'm never gonna let you go

決して離さないから

Hey girl, I wanna catch your wave
Hey girl, I wanna drift away with you
Hey girl, you've got an undertow
Hey girl, hey girl, don't wanna let you
Hey girl, I wanna catch your wave
Hey girl, I wanna drift away with you
Hey girl, you've got an undertow
Hey girl, hey girl, don't wanna let you
Hey girl, hey girl, don't wanna let you go
I'll never let you go
Alright

君の波に乗りたいんだ
君と漂っていたい
引き波のように君を連れ去りたい
君を離したくないよ
君の波に乗りたいんだ
君と漂っていたい
引き波のように君を連れ去りたい
君を離したくない
離したくないよ
決して離さないから

©️ The Click Five, 2005

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