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今日を今日と思えないあなたへ⑥

こんにちは、こうんです🌼

羽毛のモフモフ靴下を手洗いしたら、
乾燥に失敗してとてつもなく臭くなり、悲しかったです。
でも熱湯処理をしたら匂いが取れ、とても嬉しいです!
羽毛の機能は死んだかな?笑

先日、ハッチョウトンボを見に行きました。
世界一小さいトンボだそうです。

成熟したオスは胴体が真赤です。
でもオス型のメス(体がオスのように真赤のメス)とか、メス型のオス(メスのように地味なオス)もいるんだって。

案内してくれた近所のおじさんは、「人間で言うニューハーフみたいな感じ」と言っていました。
ワードチョイスは置いといて、虫も白黒つかないときはあるのかなと少し和みました。

退職話の続きを書きます。

5.退職という判断について

*前回書いたこと*
・休職中の症状
・診断名の遷移

復帰を前提とした休職

出口が見えない休職期間中も、いつかは復帰するつもりでいました。
そもそも休職は、復帰することを前提としたものなのだそうです。

周りの人からは、今後のことはよく休んだ後に考えればいいと言われていました。でも症状が回復する前もずっと、復職について考えずにはいられませんでした。

会社員という肩書きがあることや、傷病手当金を申請できることを有難く思う一方、所属も全部無くして身軽になって休みたいという気持ちを強く持つようになりました。
だって、休んでる間のことも聞かれるし、報告しなきゃいけないし、
仕方がないことなんですが、人生に干渉されているみたいで、なんだか落ち着きませんでした。これが所謂社畜なんだろうか?

1か月間の診断書をもらっていた時は、心安らかに休めるのはひと月の内3分の一くらいでした。
残りの3分の2は、会社に連絡することや翌月以降のことが心配で、気になって、憂鬱になり、全自動ストレス生産生物と化していました_(:3」∠)_

正直、復職はしたくなかったです。
だって、あんな嫌で辛い経験したもん。休んでたその時も辛かったし。会社に対して抱いていた感情の多くは、不信感でした。

でも結局は、復職するんだろうと思ってました。
英語が中途半端にできることくらいしか取り柄がない。病気も患ってしまった。私には、会社に戻る道しかないと思っていました。そういう風にしか考えられなかった。

しかし、具体的に復帰した後のことを想像すると気持ちは落ち込むばかりでした。
部署や勤務場所が変わったとしても、IRの頃と同じ会社。良くも悪くも、会社にはその会社の文化や土壌があります。
私にとって辛い出来事が起こったあの環境と、地続きの環境で働くことには強い恐怖と不安、躊躇いがありました。
新しくなった地元の支社オフィスで、顔見知りと一緒に働いてみたいという気持ちを持つこともありましたが、ようやく改善してきた症状を再び悪化させないためにも、復帰すべきではないという判断に至りました。


6.退職時、会社に望んだ事

会社辞めます、つきましては…

2023年4月末、会社に退職を申し出ました。
復職できない・すべきでないという判断に至った理由をお話した上で、私は会社に下記2つについての検討をお願いしました。

①私が経験したことはハラスメントであったと認め、自己都合退職ではなく会社都合退職とすること。
②同じようなハラスメント行為が社内で二度と繰り返されないよう、再発防止策をとること。

どちらも、まず第一に私の心を救うため。
そして、私の後任の方や同僚、先輩、後輩、未来の新入社員など、思いつく限りの人たちが二度と私のような辛い思いをすることがないように。
病み上がりの意思をフル稼働して、言語化した事項です。

声をあげるべきか、否か

最初は、何にも主張せず、普通に辞めるつもりでいましたー。
それが、最後に足掻いてみようという気持ちになったのは、家族の後押しがきっかけです。

こうんの退職理由は、『自己都合』じゃないよね。
会社の人や仕事によって心身を壊し、働けなくなった。戻れなくなった。
そこのところ、はっきりさせておいた方がいいんじゃないの?と。

傷病手当金申請書にも「自己都合」とチェックしていましたが、違和感と悲しさはいつもありました。

でも、それと同時に、私が潰れたことを誰の責任とはっきりさせるのは怖い気持ちもありました。

症状の改善が全く感じられず、焦っていた時、藁にもすがる思いで読んだ適応障害についての本には、「見方や考え方を変えるのが大事」と書いてありました。
真面目過ぎて、頭が固い私の考え方が悪いんだ…
私がどうにかするしかなかったんだ…と、図書館で泣きました。

リフレーミングとか、頑張ったんだけどな。
これ以上何をどう頑張ればいいのかなー。もう頑張れん。
『会社はS先輩やJ上司の行動や対応を冷静に正当化するだろう』というネガティブな想像しかできませんでした。

自分を責めない

でもね、新しく通いだした地元の病院のD先生(うつ状態・うつ病と診断した方)は、私にこういう言葉をかけてくれていました。

『D憲法(先生の独自ルールのようなもの)があるんですけどね、第一条 自分を責めない。以上。』

第9条をお風呂の中で思い付いたそうですが、忘れちゃったそうです^^

辞める決断をするくらい元気を取り戻しつつあった私は、「ワイはこんなに辛かったんだーこんちくしょー」と主張してみる気になりました。

労働基準監督署

定期面談当日、面談の数時間前、労働基準監督署に電話で相談しました。(担当地域が違ったりして、3回まわされて4回同じ説明をしました笑)

そこでいただいたアドバイスは下記です。
・自分が思っていることを正直に伝えてみてよい。
・できれば対面で。怖ければ文書などで進める手もあるが、悲しいことに、お互いに誤解したままいざこざが悪化しがち。対面が一番よい。
・こうんがどうしたいのかが大事(訴訟を起こしたいのか。謝罪を求めるのか…等)
・手続きが面倒ではあるが、通報制度のようなものもある。機関から会社に、ハラスメント防止について電話での口頭注意やハラスメントについての説明ができる。逆に言うと、それくらいしかできない。
・退職届の「自己都合」と書くところに、自己都合ではなく本当の退職理由を書くこと。そうしないと、こうんの声は会社の上層部まで届かずに終わる。

上記アドバイスに基づいて出したのが、最初に述べた①②です。
長くなったので、今回はここで終わります。

ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!
家の人って何で声でかいんだろう。私もでかいんだけどさー。


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