「最後のとき(The Last Time)」という詩
世間ではGWが明けて、お仕事をモリモリ再開している方も少なくないようです。そして私も、そのうちの一人みたいです。
休みは心地よいですが、はたらくゆえに感じられる人生の意義、貢献感など、仕事でしか得られないこともあるわけで、こうした機会があるのはありがたい限り。そんな仕事の楽しさを休み明け早々感じている次第。(今日の午前は、立教大学の経営学部のビジネス・リーダーシップ・プログラムの兼任講師の仕事でした。だんだんと盛り上がってまいりました)
とはいいつつ、GWで一番の印象に残ったことは「家族との時間」。
特に、子どもとの時間の希少さでした。今日はこの事に触れつつ、ある心揺さぶられる詩を紹介させていただきたいと思います。
「今しかできないこと」という問い
「今しかできないこと」とは、なにか?
そう問われたら、皆様は何を選ぶでしょうか。
その年齢によって、リソース(時間、体力、お金、感性)は違います。
青少年のピュアな恋心は、その時だからこそ、味わえるものかもしれない。あるいは、20代の体力があるときだからバリバリ働けるという人もいます(古いと言われそうですけど)。
20代、30代、40代、50代・・・、そのライフステージによって持つ役割は違い、そのときだから輝くアクションもありそうです。たとえば「大学時代、オールで友人と飲み明かした」はその時だからこそ輝かしい思い出になるわけであり、40代の今やってもただ眠いだけになる(かも)というように。
特に40代などで人生の役割が重複する中では、何を選ぶかが迫られます。
仕事によっては「選択肢がそもそもない(=自由時間が1年の中に極めて少ない)」状況の人もいて、家族との時間、休日の息抜きなどを抜いたら、もう自由時間がほとんどないという人もいます。「何を選ぶか」というのも問いを立てられるだけ、贅沢な場合すら少なくないもの。
ただ、いずれにせよ有限な時間の中で、何を選ぶか、何に時間を使うかは人生の重要な問いのように思えてなりません。
仕事か、家庭か
さて、そんな問いを頭の中に起きつつ、私のGWのお話です。
私は沖縄二拠点生活をしていますが、沖縄で同年代でシェアハウスビジネスを行っている経営者の友人(沖縄では彼らの家族と一緒に住んでいる)と、ある話をしていました。それが「仕事と家庭」の話です。
これは、やっている人はわかりますが、小規模な経営(自営業的経営)をしている場合、かなり自由です(業種にもよる)。仕事のスケジュール、やる仕事とやらない仕事、任せる仕事と注力する仕事、自分に課す目標など、相当の範囲において自律的に動くことができます。
逆に言えば、9-17時などの時間の制約もないので土日祝関係なく働くこともできますし、そうなってしまうこともあります。朝6:00から深夜まで仕事に関わることもときにはあります。
「自分で決めて自分で動きたい」人にとっては、天国のような状況とも言えますし、逆にそういうのが苦手な人にとっては苦痛でしかないとも言えます。
そしてそんな風に、平日土日、あまり関係なく仕事をしている身として、私と友人が盛り上がったのが、繰り返しますが「仕事と家庭」の話でした。言い換えれば、「今しかできないこと」とはなにか、という話です。
友人が、ふとこのような事をいいました。
「もっと仕事で攻めることはできると思う。でも、子どもはすぐに大きくなるし、正直、子どもとの時間も、大切にしたいんだよね」
と。昔はそんな事をいうキャラではなさそうだった彼がそういうのが、逆に以外でした。でも、私も大いに共感しました。
GWで感じたこと。
1年前は、ずっと軽かった息子も、だんだん重くなってきた事実。
友人の2歳の娘さんをだっこさせてもらって、その軽さと1年でその分重くなった息子を比べて、その成長を感じました。
同時に「お父ちゃん、だっこ」と言われる最後の日を想像して、ちょっとした寂しさを感じたのでした
仕事はもちろん頑張りますが、土日や休みを含めて仕事に100%注ぐのではなく、絵本を読んだり、一緒に公園に行ったり、そういう時間を大事にすることってやっぱり大事だなあと。その大切さを、平日少しだけでも取ることとの大切さを、GW一緒に過ごす時間を経て、感じていたのでした。
最後のとき(The Last Time)という詩
子どもが生まれた3年前に、友人からメッセージで共有をしてもらったある詩があります。今回のやりとりで思い出しました。
以下、ご紹介いたします。
お休みが終わって、スケジュールが詰まってくると、朝も夜も、子どもと過ごす時間がなくなる気配を、すでに感じつつあります。
でも、こうした時間はかけがえのないものなのだ、ということも感じる心のゆとりを持てるように、またそうした選択ができるありがたい状況であるならば、そうした時間を大事にできるようにしたい、そんなことを感じた次第です。
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