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捨てたもの、捨てられなかったもの

こんばんは。cozy254です。
今日は数年ぶりに眼科に行ってきました。

いつ行っても大繁盛で、高齢の方が多い。
緑内障の手術セミナーが一角で行われていて、20名ほど参加されていました。
私も数十年後には参加しているかもな、と思いながら診察の順番を待っていました。

そこの名物先生は、診察が終わると外まで響く大きな声で「大丈夫!」と叫ぶのがお決まり。
ふだん生活していてそんな風に言ってもらえることってあまりないからみんな元気づけられているようでした。いい先生です。

今日は、捨てたいもの捨てられないものについてお話ししようと思います。

捨ててきたもの

人生40年以上も生きていると、気づけばいろんな持ち物が増えています。

物に関しては、割と執着がないのでもう役目は終えたなと思うものは迷わずすぱっと捨ててきました。

①服、かばん、くつ
転職して初めて私服勤務の職場になり、それまでかなりカジュアルなテイストの服が多かったクローゼットを見直し柄物とかサイズが合わない服とか被っているデザインの服などをばんばん処分していきました。
18畳から6畳に引っ越し、クローゼットの容量も3分の1になり無印良品のポリプロピレン製の引き出しも5娘中3個処分。
服はハンガーにかけられる分しか残さないようにしました。
くつも季節ごとに2足ずつのみ。
かばんも使用頻度の低いものや年齢的に合わないデザインのものはメルカリで売るか売れなければ処分しました。

②紙
前職で、異動や退職のときにもらった手作りのアルバム。
うれしいし思い出もたくさん。世界にひとつだけ。
でも、捨てました。
捨てる前に、全ページスマホで撮影してフォルダに保管。
こういうのが一番捨てにくいし、実際捨てられない人やそもそも捨てるなんてありえないと考える人も多そう。
私も数年前までそうでした。
とあるミニマリストさんの、写真を撮ったら子供の絵も手紙も全部処分するという記事を見かけ、そんなことしてもいいのかぁと目からうろこ。
手紙、メッセージカード、年賀状、手作りアルバムなど誰かの思いが詰まったものは捨てにくいけど、一度箱などにしまうと見返す機会がほとんどない。
それなら、データとして残してクラウド保管しておいたほうがふとしたスキマ時間にスマホで気軽に見返せるのでは、と。

家にある紙といえば、取説、過去の源泉徴収や給与明細、買ったものの保証書、1年以上前の病院の領収書など。放っておけばどんどん貯まるので、定期的に見直し今後も必要になることが明らかにないものは全部捨てました。
ここ数年で、ほとんどの書類が電子化に移行してきたのも大きいです。
これらの書類を捨てて2年経ちますが、いまのところ全く困ったことはありません。

③予備のカバー
掛け布団やベッドカバー、枕カバー、クッションカバーをそれぞれ1セットずつまで減らしました。(枕カバーだけ選択頻度が多いので2セット)
以前はインテリアショップなどでかわいいものや肌触りのよさそうなものを見つけると、ついつい買い足していました。
1セットにしてから、洗濯しても乾燥機があるからその日中にほとんど乾くし、乾いていなくても1日くらいカバーなしでも布団は使えるので特に困ることはありませんでした。
店頭で割引していても、衝動買いをすることもなくなったことも良い効果です。

④TV
意外と持ってない人が増えていると聞きますね。
最近の芸人さんやワイドショーネタにはちょっと疎くなりましたが、だいたいyoutubeでも朝昼夜とタイムリーにニュースは見れるし、ドラマもTVerで見れる。
他に見たいものがあればサブスク契約すればいいし、NHK料金も支払い不要。
今はまさにオンデマンド時代。ほしい情報は自ら選んで得る。
その分、偏った意見やフェイクニュースに惑わされないスキルも必要になってはきますが、自分で考えるいいきっかけになるのではと思います。
メディアに公開された情報はすべて真実だと無垢に信じる時代は終わったとも感じています。

⑤人間関係
これは捨てたというより、徐々に疎遠になっていったというかんじでしょうか。
人生のステージごとにたくさんの友人が出来ましたが、現在連絡を取り合っているのはほんの数人。
当時はあんなに毎日一緒に過ごして、たくさんおしゃべりしていろんな思い出を共有したのに、今の自分の生活からいなくなってもさみしくない友人がほとんど。
年賀状のやり取りも何年も前に辞めました。
そう言うと冷たいように聞こえますが、世間一般のおとなのみなさんも学生時代や前職の友人の全員と関係が続いていることは少ないと思います。

成人式なんかの機会がないとなかなかもう会うこともないですが、もしかしたら地元や道でばったりあったら楽しくおしゃべりして意外とまたつながるかもしれません。
そういうのも楽しそうですね。
40、60歳とおおげさな会じゃなくても、小さな「つどい」的なものがあっても面白そうだなと想像します。

捨てられないもの

①小学生のときにもらったプーさん
多分、姉のディズニーランドのおみやげだったような気がするんですが30年経ってもまだ手元に置いています。これはさすがに処分できない。

私は中2のときに3週間ほど、自宅から離れた病院にひとり入院していまいた。
部活で損傷した左ひざの靭帯移植の手術後、2週間は足をついてはいけなかったのと、その後固まった関節を元に戻すためのリハビリでそのくらいかかりました。
初めての親元を離れての生活と、高齢者しかいない病棟(空きがなくその階の病室になりました)で夜中に聞こえるうめき声が怖くて怖くて。
リハビリも想像を遥かに超えた痛みで毎日心細く過ごし、夜はプーさんをぎゅっと抱えて震えながら過ごしていました。
あののんきな表情とまあるいフォルムに癒やされて何度も元気づけられました。
ここまで一緒にいたら、たぶんずっと処分しないと思います。

北欧フィンランド配色ブック
ピンポイントになりますが、島塚絵里さんの「北欧フィンランド配色ブック」は北欧の絶妙なくすみカラーやビビッドな配色の参考になる本で、ページごとにそのカラーのイメージになる写真や短いコラムが掲載されていて見ているだけで楽しいです。
電子版も発行されていますが、RGBとCMYK値どちらも表示してくれているので、印刷された紙の本でみる方がより参考になると思います。
実際、この本を参考に自分の名刺をデザインして印刷してもらうとイメージにピッタリの仕上がりになりました!

本に関しては、ほとんど電子版を購入しますが、こういった配色や写真が目的の本はやっぱり紙の本を手元に置いておきたいです。

③過去のいやな記憶
最後はモノではないのですが、40年以上生きてきた中で今まであったいやなことや悲しい出来事ってふとした瞬間(私は圧倒的に生理が近づくと思い出します)にむくっと記憶が鮮明に蘇るときがあります。
いい思い出って、写真や思い出の品を見るとか人と話をしないと意外と忘れちゃうんですが、嫌な思い出ってインパクトが強いので一度思い出すとどうしてもどんどん頭の中にあふれてくる。
そういうときは、掃除をしたり料理をしたりなにか行動を起こして意識的に切り替えるようにしています。

今後買いそうなもの

こんな断捨離好きな私ですが、それを上回ってインテリアが好きなので多分家具は買ってしまいそう。
しかも住宅会社に入社し、変に目が肥えてしまい、名作と言われる椅子や照明への物欲がさらに膨らんでいます。
好きなものだけに囲まれて暮らしたいので、そこらへんは妥協せず後悔のない買い物をしたいと思っています。
また憧れの家具を手に入れたらご紹介したいと思います。

ではまた。
今日も一日お疲れ様でした。


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