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孤独で怖かった眠れない夜を克服した話し

皆さんは眠れない夜ありますか?
私は最近こそよく眠れるようになりましたが、一時は不眠に悩んだり、夜が怖くてたまらなかった時期がありました。

不眠や寝れない夜の恐怖を克服した私の話をしようと思います。

幼少期 眠れない恐怖

子共の頃、私は寝つきが悪く午後10時ごろ布団に入っても午前2時や3時頃まで眠れない事もありました。

家族が寝静まり物音1つしない深夜は、世界にたった1人だけ取り残されたような孤独感や不安感を感じさせ、「早く寝なきゃ。」という焦りから全身が冷や汗でびっしょりになったりしていました。

その時、そんな私を唯一安心させてくれたのは、暴走族のバイクの音でした。
その音を聴くと「起きているのは私だけじゃないい。」事を実感でき、世界にたった1人だけ取り残された感覚を払拭することが出来ました。

明日が来るのが怖い

昔、摂食障害や適応障害などの治療の為、精神科病棟に入院していましたが、その時に受けた
「経鼻管栄養」という治療法がとても辛く、その治療を受け始めてから私は管が入っている違和感や痛みから話せない日々が続いたり、24時間嘔気に悩まされた事から明日が来るのが怖いと感じなかなか寝付けない日々を過ごしていました。

看護師さんからは「寝なくても明日は来るよ」と言われましたが、寝たら一瞬で今日と同じ苦しい1日がまた繰り返される事がとても怖かったのです。

どんなに「明日が来ませんように。」と願って寝ないで起きていても無情に朝日が昇っていく光景を見るのはとても絶望的でした。

不眠と眠れない恐怖を克服した話し

一時は睡眠薬を服用していましたが、今は服用しなくてもぐっすり眠れるようになりました。

最近まで続けていたアルバイトを辞め、病気の症状もある程度落ち着いてるからというのもあるかもしれませんが、私は「眠れないという恐怖」を克服し「眠れなくても大丈夫。何も怖いことはない」と思えるようになったのが大きいと個人的には思っています。

幼少期の頃は暴走族が走る音を聞いて安心していましたが、今はその音は聞こえなくなりました。

その代わりとなったのは、照明を消した部屋から夜空を見る事でした。
夜空の暗さに雑念が溶けていくような感覚が心地良いし、何より私は行く先を優しく照らしてくれるような夜の月を見ることが大好きです。

刻々と変わる夜空の表情やぽつぽつと灯っている住宅の灯りを眺めるようになってからは、眠れなくとも恐怖を感じる事がなくなりました。

この記事を読んでくださった方の夜がどうか安らげるものになりますように🌙

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