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Shiso. 紫蘇,シソ、しそ狂想曲。

すぐ調子に乗る私。ベランダガーデニングが思いのほか順調すぎて、

『あれ、実は私できる子なんじゃない?』。

大いなる勘違いのもと、自分の予定を考えず、紫蘇栽培の手を出したのが5月末。パリと違い日本食材のお店があるにはあるが、生鮮食品の取り扱いはなく。中華スーパーが固まってある地区はちょっと治安が悪いため、ついでがない限り足が遠のく。でも、夏といったら 紫蘇が欲しい。ベランダで自分で出来るんじゃないかと、近所のガーデニングのお店でshiso の種を注文してしまった。。。

1日 種をぬるま湯に漬け、勢いよく2つのプランターにばらまいてみた。それはそれは豪快にw。

2cmほど芽が出てきた時点である衝撃事実に気づく。すっかり忘れていたが、数日後からパリに二週間用事があってフラ夫と共に行かねばならない。そして、その後もまた二週間ほどパリ行きの予定があった。更にその後、バカンスも控えているじゃないか!なにやってんだ私。暫しベランダにて自分の計画のなさに項垂れた。やっぱり、わたしはできる子じゃなかった…。

が、意外としぶとい。わたしの時間は私のもの、人の時間も私のもの!。

そうだ義実家で義父に任せよう!!!

ジャイアン精神?いやいや、これは危機回避能力だ。そうと決まれば、嫌がるフラ夫に週末1つプランターを託し義実家に行ってもらった。

そして、もしもの紫蘇危機を案じ。更なる危機回避の策として、大きな庭のあるフラ夫親友に残ったプランターの半分をあげた。そして、私の紫蘇たちはわたしの夢をのせ、それぞれ巣立っていった。「元気でいるんだよ〜」

で、案の定。調子乗って自分の実力を過信していた。後先考えない自分の管理能力の無さも相まって、我が家の紫蘇は悲惨な事になっていた。途中バカンスから帰ると、大きな大きな青虫二匹がバリバリ食い散らかし。最後のバカンスが終わると、紫蘇なのかなんなのかわからない状態になっていた。

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バカンス帰りに我が家に立ち寄った義両親も絶句。マメな義父、絶対にちゃんと育ててくれるだろうと言う考えもあって託してはいたが、「ウチのshiso は、庭に植えかえたのは1m以上。プランターは1m弱も大きくなったのに。。。(お前の家はなんだこれ)」哀れる目を向けられた。そこで、また落ち込む。

しかし、立ち直りも早い私。そうと聞いては、私の?紫蘇を迎えに行かねばならんと。自ら義実家に先週末乗り込んで引き取りに行った。

見よ。この同じ種から出来たとは思えない素晴らしい紫蘇様を。

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食べていいよ!と言って、何種類かレシピも送っておいたけど。匂いが慣れないとの事で、一度天ぷらにしただけで食べていないらしい。なんでよ!こんな美味しそうに育っているのに。

そして、庭に植え替えられていた、神々しい紫蘇様。

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「素晴らしい!素晴らしすぎるよパパ。庭は残しておくから、もしかしたら来年落ちた種から芽が出るかもしれん!その時はまたよろしく。」と、お願いしてきた。義父の友だちにも何個か苗をあげて、そこも庭で順調に育っているそうで。わたしの周りに紫蘇ネットワークが完成した!。来年は、義実家でその友人交えて、紫蘇料理会をしようと考えている。そして、危機回避のための紫蘇ネットワークをより強固にしていきたいと考えている。(勝手にパパ パパ友 フラ夫親友を今のところ会員に登録)

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ここ数日、フラ夫が「もうshiso 嫌だよ〜」というほど紫蘇料理ばかり。 早く消費せねば。