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未知の味・いちごのババロワで祝う、辛党の娘の誕生日

こんばんは、クラフトビア子です。

春と冬の季節が行きつ戻りつしていますが、春のフルーツ・いちごは最盛期に差し掛かっています。大振りのいちごだけでなく、小さいいちごも店頭で見かけるようになりました。

くいしんぼうの娘が誕生日を迎えたのですが、3月生まれのよいところはたくさん出てきたいちごをケーキに惜しみなく使えること。

今晩は、いちごを惜しみなく使ったババロワをつくった話です。


辛党の娘からのバースデーケーキのリクエスト

ある程度、お菓子づくりが好きなビア子。バースデーケーキはだいたい手作りします。

今年はショートケーキかしら、それともフレジエ(いちごとカスタードのケーキ)、ロールケーキかも?と、バースデーケーキのリクエストを待っていたところ、娘から「ババロワがいい」とリクエストされました。

娘は昔のエッセイ風アニメ(たとえば『あたしんち』『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』など)が好きで、いつもテレビを観ながらゲラゲラ笑っています。

どうやらそのアニメの中で、主人公が「ババロワ」を食べておいしいと喜んでいたらしく、「ババロワとはどんなにおいしいのか。食べてみたい!」と思ったようです。

フルーツゼリーは好きですが、クリームたっぷりのケーキは苦手な娘。あまいものがそれほど得意でなく、おやつには、せんべいやするめをリクエストしてきます。

ババロワは作れるけど、本当にババロワでいいの?と思ったビア子。

ババロワの完成写真(レシピ本に載っている)を見せたり、甘いお菓子だが大丈夫か、と聞いたりしても「ぜひつくってほしい」との返答。

「そこまでリクエストの意志が揺らがないならば、つくるか。」ということで、2024年の誕生日にはバースデースイーツとして、いちごのババロワをつくることにしました。

簡単いちごババロワ・レシピ

いちごのババロワはわりと簡単に作れます。
▼材料
・いちご300グラム
・砂糖 80グラム
・生クリーム 1パック
・ゼラチン(8-10グラム)

▼作り方
・いちごのヘタを落とす
・いちごをフードプロセッサーにかける
・半量のいちごと砂糖を火にかけて煮溶かしたから、ゼラチンも振り入れて溶かします。
・粗熱をさましている間に、生クリームを8分立てに泡立てます。
・あら熱がとれたら、残ったいちごやいちごのピューレを生クリームとあわせてよく混ぜます。
・冷蔵庫で2-3時間冷やし固める

いろいろな本を参考にしました

ちなみにババロワは、フランス語で「バイエルンの」を意味する言葉。バイエルン王国の貴族のためにシェフが考えたとも、バヴァリア地方にあった温かい飲み物を元に考案されたとも言われます。

ババロワのネーミングが素敵と思っていたら、バイエルンから来たとは驚きました。

さて、ババロワと出会った娘はいかに


しっかり冷やし固まったババロワはプルプルで、形を残したままスプーンですくえます。ムースとは違い、けっこうしっかりと固めるのがババロワの特徴。

ボウルについた固まる前のスプーン一杯のクリームをあげたら、幸せそうに食べていた娘は、ババロワもさぞかしおいしいに違いないと思ったのでしょう。

ババロワを喜んで食べ始めますが、思った以上のしっかり食感に驚き、娘がシェイクのようにババロワをぐちゃぐゃにするではありませんか。

とっさにシェイクに変えるのを阻止しようとしましたが、まあいいか…。本人の誕生日なので、好きなように食べたらいいのです。何しろリクエスターだし。

そう思ってみていたら、やっぱりゼラチンには勝てなかったようで、途中で完食を断念しました。そして、そのあとのババロワはパパのおなかにおさまりました。

娘は、ババロワはあんまり好きじゃない、という学びを得たようです。

娘は辛党なのだから、ピザをケーキに見立ててバースデーにオーダーするといった形に切り替えていけばいいのに……。とはいえ、かわいらしい色合いの甘いものに魅力を感じるという理想イメージと自分の味の好みとの闘いなんだなあ、とほほえましく、また、来年の誕生日に何をリクエストされるか楽しみです。

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