2022年8月

 24歳になりました。いつかはなると思っていましたがいざなってみても特に何も変わらないなぁと思いました。なんか突拍子もないことをやりださないか怖いです。みんな止めてよ?そんな、8月。

8月のライブ

  • 8月7日@代々木labo「PAIN'S R&R」

  • 8月11日@代々木labo「PAIN'S PARTY」

  • 8月19日@代々木labo「Music cATAloG」

  • 8月25日@代々木labo「ノマネコンティ」

 7日はバースデーイベント前哨戦として、新作EP「破片-EP」の録音(Recording)と、UPERかんたさんにご協力いただいたラジオ風トーク配信(Radio)の2本立てバーイベントをやらせていただきました。Recordingパートで録ったものはそのままほぼ無加工でCDになりました。砕いて破片にしたものはサブスクで配信されます。Radioパートでは「山内てっぺいの衣装ダサい問題」についてトークを繰り広げました。ここで11日のパーティー用衣装を決めました。
 11日はバースデーイベントでした。総勢11組の長丁場でたくさんのお酒を飲みました。今回は「もっと仲良くなりたい!」をテーマに、大好きなミュージシャンにお声かけさせていただきました。皆さん快諾していただいて嬉しかったです。
 竹田侑海くんはTwitterで発見して自分のブッキングの日に出てもらい、ライブの上手さにドはまりし、その日のうちに「バースデーイベントにも出てください!」とオファーしました。ボリビーラ!
 かいせこなつとの共演はほぼ初。とあるライブの日に30分ほど穴が開いた時、laboスタッフが1曲ずつ歌って時間を埋めちゃいましょう!ということになり、その時歌っていたカバーが印象に残っていてちゃんと共演したいなと思いお願いしました。正統派SSWで素敵でした。9月にお祝い返しします。
 パンジー松田さんはlaboの人気者。僕がlaboに出始めたころに「パンジー!?」とワクワクしたのを覚えています。歌詞がどの曲も魅力的で、何度も聴きたくなる。これからもワイワイやりたいです。
 藤原しゅうさんはlaboの忘年会に出た時に初対面で「ハイボールびちゃおです」と自己紹介されました。V系な歌声がハマる。この日はリクエストした「LOVE涙色」を歌ってくれました。服ももらいました。気に入っています。
 キモクマさんは春のアコースティックジャンボリーで共演してから大好きなミュージシャンです。独自のワールドをぽつねんと歌い上げる姿はとてもかっこいいです。バースデー仕様のカーペンターズが最高でした。
 岩渕颯太さんは綺麗な歌声のお兄さん。会うたびにいつも気にかけてくださる優しさにラブ。激しいストロークの曲でも綺麗なままの歌声なのが尊敬です。「ライブ」をプレゼントするよと言ってもらえたのがまたかっこよかった。
 新妻望ちゃんは1度共演した時から印象に残っていていつかまたご一緒したいなと思っていた一人。昨今珍しい正統派フォークシンガーでかっこいい。テキーラを贈られた時の写真をTwitterに上げていたのですがあんないたずらっ子の顔してたのかと怖くなりました。素敵な人です。
 熊谷翔太郎は僕が弾き語りを始めた2019年ごろに駒沢のライブハウスで何度かご一緒していて、僕がブッキングを始めたときにそういえば彼いまどうしてるだろうと思い出しお誘いしたらとってもかっこいい男になっていたので、ぜひバースデーに出てほしいい!とお願いしました。もっと孤高を極めてほしい!
 大上ゆーやさんとちゃんと共演できたのは初。吉祥寺のライブハウスでカバーイベントとか忘年会ではご一緒していたのですが、お互いの本域ライブで共演は無かったのでこの機会にお願いしました。かっこよさの権化でした。
 うち丸は同い年。いい曲を歌うんですよね。泥酔してライブ中ステージ上で暴言を吐くイメージで大好きなミュージシャンですが、ちゃんとライブしてもしっかりかっこいいから素敵ですよね。だよね。
 この日はなぜか自分をトリにしてしまったので、皆さんからのお祝いテキーラなどでかなり危険な状態でしたが、なんとかいつもどおりのライブができて良かったです。誕生日にライブができて、多くの人が祝ってくれて、こんな幸せな24歳の迎え方ができて本当に良かったなぁと思います。
 25日の「ノマネコンティ」はタイトルをつけたイベントです。laboの栗橋さんから「飲みまくるイベントのタイトルを考えてよ」という無茶振りを受け、その瞬間に思い付いた「ノマネコンティ」を提案したら意外と通ってしまったものです。初回ノマネには出られなかったのですが今回の第2回ノマネでついに出演することができました。この日のために「ノマネコンティ」という曲を作りました。今後もしノマネに出ることがあればその時だけ歌うつもりです。

8月に見たもの聞いたもの

 昔読んだ本を思いだして「そういえばここの展開どういう形でやってたかな…?」とまた読みたくなることってありますよね。そういうときって今すぐこの場で何をしていても読んで確認したくなりますよね。今回のそれは中田永一「百瀬、こっちを向いて。」でした。高校生の時に何度も読むぐらい気に入ってたのに、2年から3年に上がるときの教室移動のタイミングで紛失し、それ以降買いなおすことなく今まで過ごし、ある日急に思いだされた。紛失した時に「自分から勝手に消えた本を買い直す」という行為がどうしてもできなくてそのままになっていました。(ちなみに近い理由で買っていない本に、中3の時数学教師が没収したまま返してくれなかった朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」があります。)今まで何度も読み直したい気持ちにはなったのですが、そのこだわりから諦めていたのですが、今回は「これを今読まないと何か損することが起きそうな気がする…」と購入を決意。早速本屋を回りますが、3軒ほど回ってもおいていません。代々木のブックオフにもありませんでした。中田永一と言えば「くちびるに歌を」が一番有名なのでそちらは置いてあるところもあったのですが、ない。ただ、ここまでくると密林から取り寄せるのはしたくないし、ページをめくる感覚が味わえない電子書籍は以ての外です。どうしたもんかいのぉと8月10日「大学生がよく使うからあるんじゃないか」という変な期待で啓文堂書店下高井戸店へ足を運ぶとまさかの平積みで鎮座していました。小躍りです。当時は無かった帯に書かれた「Tik Tokで話題!」にブチ切れて買わずに帰ろうともしましたが、さすがに大人です。買った後即捨てればなかったことになるのでそのまま購入。帰って速攻読みたい気持ちだったのですが、この日は誕生日前日だったので一旦銭湯で23歳の汚れを落として24歳に向けて体を温める必要があったので、とりあえず銭湯を堪能してから、ダッシュで帰宅。しっかりじっくり読んでノスタルみに浸りました。
 「百瀬、こっちを向いて。」は短編集で、表題作は映画化もされており時間ができたら映画も見直したい気持ちになっています。この中に入っている「キャベツ畑に彼の声」が超好きで、これを読み直したかった。本当にいい話なんですよねぇ…ラジオ大好き人間としては「声の繋がり」はとても魅力的に感じます。あとやっぱり声がいい先生の授業って結構覚えてたりもしますよね。本当にフレッシュな心になれました。やっぱり読みたいときに読みたい物がすぐ手元にある状態が理想です。頑張ります。

 仮面ライダーリバイスが終わりました。いろんな意味で。なんだろうこのしっくりこない感じは。序盤からこっそり描かれていた「写真から消えていく一輝」の使い方が雑すぎるんですよね。「一輝の記憶が消えていく」ことが描きたいならもっとあっただろと。写真から消さなくても良くない!?みたいな。
 あと終わり方。「契約を満了したから記憶戻る」とはならないんじゃないの?序盤にやってた悪魔との契約書破るルールに則れば「契約満了=死」じゃないとおかしくない?バイスとの契約の代償として家族との記憶が消えることも、家族の記憶がすべて消えたら契約満了であることも理解ができる。一輝がバイスを家族だと思っているせいで契約が満了できないこともまぁ分からなくはない。そこで「僕がジャイアンと戦わなきゃ….ドラえもんが安心して未来に帰れないんだ!」に繋がると急に意味が分からなくなる。もっとあったよね。
 ウィークエンド、あれなに?
 フェニックスが実はやば組織だったのは結構ワクワクする展開でしたね。まぁそんな気はしてたけどいざそうだとなっても全然ワクワクできますね。ただその後の処理がやっぱ雑でしたけど。ウィークエンドとのいろいろとか。
 かりちゃんのあれいる?あのタイミングでいる?尺余ったん?
 いろいろ思うところはありましたがまぁいいんじゃないですかね。おもちゃは楽しそうだったし。ギーツはマジで頑張ってくれ…

その他いろいろと

 生活はサボれない。
 小1の時学校で育てる朝顔を枯らせたことがあります。理由は覚えてませんが確実に水やりを怠ったせいです。双葉ぐらいの時点で早々に枯れてしまい、呆れた先生から新しい種をもらい育てたのを覚えています。その朝顔をきっかけに、夏休みの自由研究で「エアコンの室外機を利用した自動水やりマシーン」を制作し、学校の代表として県の施設で展示されたりしました。
 東京で一人暮らしを始めたときになにかしら癒しになりそうという気持ちで多肉植物を買いました。平たいサボテンのようなもの。サボテンならあまり水をやらなくてもうまく育つと思っていたので。気が向いたら水をやるようにしていましたが、枯れました。そうです、私はサボテンを枯らせた男です。どうも。当時交際していた熱海の女からは「ありえない…」と呆れられました。枯れたサボテンは今ではもう土しか見えない状態で靴箱の上に残されています。
 8月半ばごろ、人知れずこっそり体調を崩し丸1日玄関で生き倒れていました。幸い流行病ではなかったため迷惑をかける事態は防げましたが、お医者様からは「栄養不足と睡眠不足じゃないですかね」と投げやりな診察を受けました。まぁ確かに生活は不規則であったし、誕生日以降連日酒を飲んでいたわけなのでそりゃ体調も崩すわなと。この時世に発熱は怖かったです。
 さて、東京で初めて内科にかかった帰り道は気持ち程度に野菜ジュースとポカリを買い、すぐにでも横になりたいと部屋のドアを開けると何とも汚い。過去最高の散らかり具合。まぁ玄関で生き倒れていたのでその辺は仕方ないとしても、ここで生活できるのかと思いました。というかちゃんと生活をしていたのかも不安になってきました。
 生活というのは難しいもので、今までサボっていたとなると殊更に難易度が上昇するものです。決まったことを毎日すればいいだけなのになぜできなかったのか、その謎を探るため我々調査隊はジャングルの奥地にあるキッチンに向かった。キッチンには溜まった洗い物とコンビニ弁当の容器、どこにでもあるような堕落の風景。とりあえずまだ気怠さの残る体に鞭を打ってゴミをまとめ、洗い物にこびりついた汚れを洗い流しました。窓も開けた。少し体も楽になった気がしたので、近所のドンキでオキシクリーンを買いに行き、何度洗っても取れなくてしょんぼりしていた汗ジミが目立つTシャツを何枚かオキシ漬けにしました。とりあえず思いつくことは今のうちにやって明日からのハードルをちょっと下げてみよう。そう思いました。
 翌日はそれなりに睡眠をとり、ひたすら掃除をしました。今までサボっていた分全然終わりませんのでとりあえず少しずつ続けていこうということで無理せず明日に回します。続きは明日!!!!という日々をこれから積み重ねれば、それがもしかしたら「生活」なのかもしれないね。まぁもとより苦手な行為なのでまたいつかぶっ壊れてもおかしくないけど、意識だけはね。そんな基本的なことに24歳でやっと気づいた夏でした。真っ当に生きます。

 いよいよ秋の気配です。秋は失恋の季節ですが今年はそういうのないから呑気に構えています。

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