クレイジータンク通信 vol.187 『行動→意思→環境→知識』
◆クレイジータンク通信 vol.187◆
関東では梅の花が咲きはじめ、春の訪れを近くに感じます。さまざまな変化も多いこの季節はなんだか毎年落ち着かない事も多いですが、季節の変化を毎年変わらず知らせてくれる花や木々を眺めていると不思議と気持ちが落ち着いていきます。
さて、今週の通信では、AI台頭時代に人間が人間らしい価値を大切にするために、どのような動き方が必要なのか、について、クレイジータンク内で実践していることについて、書いてみたいと思います。
ぜひ、ご一読ください。
【行動→意思→環境→知識】
クレイジータンクでは、代表の竹鼻が18年以上前より予測してきた「AIが一般化する時代」に向け、AIと共存しながらも、人間として生きることの価値、人間が生み出すものの価値を創り出すために、日々、仕事をしています。
クライアントから依頼を受けて行うクリエイティング事業(完全オーダーメイドの伴走型コンサルティング)など、一般的に請負といわれるお仕事も行っていますが、同時にとても重視している仕事が、研究機関CRAZYTANK research stationにて日々行う研究事業です。
こちらの図は、クレイジータンクの組織および事業状況を概念図として表したものです。
ご覧の通り、CRAZYTANK research stationではクライアントからの依頼がある・ないに関わらず、自分たちが必要だと考えるものや興味があるものを率先して(誰からも頼まれずとも)研究をしていきます。研究の際には単に調べるといったところにとどまるのではなく、実際に手を動かし、触ったり、作ったり、といったところを重視しています。
この研究対象となるテーマ分野は、先に記載しましたが、「自分たちが必要だと考えるものや興味があるもの」としていますが、研究がスタートする時点の「はじまりかた」を改めて振り返ると、特徴があることに気がつきました。
それは、クレイジータンクが研究のはじまりかたとして重視していることは、まずはじめに【行動】する、ということです。
その後はどのように進んでいくかというと、行動することで次第に「これは必要なものだ」「こういうものが良い」という【意思】が生まれてきます。
それを続けると必要な【環境】が整っていきます。
最後に結果的に【知識】が積み重なっていく、という順をとっています。
この順番です。
しかし、クレイジータンクのメンバーの中に、これまでなかなか行動しようと思っても行動につながらない、というメンバーもいるため、そういったケースを改めて分析をしてみると、そのケースの場合は、
意思→知識→環境→行動
という順番で行動を起こそうとしているのではないか、ということに気がつきました。
まず「こんなことしたい」「できたらいいな」という様々な【意思】は持っています。
そこから、まずそれができるのか?と【知識】を集めにいきます。
そして知識が蓄積してくると、それに必要な【環境】を整えていきます。形から入る、みたいなこともここに近いかもしれませんし、専用の道具や機械がないとできない、や、お金がないとできない、といった話もこのあたりの【環境】に関わるでしょう。
その後にやっと【行動】が起こせるため、ここまで準備して臨むとなると、失敗することが絶対悪のような状態で行動することになります。
またこの、意思→知識→環境→行動、の順ですと、行動までの過程で「できない」と感じてしまうポイントが多く発生してしまい、結果的に「やりたかったけどできなかった」で終わってしまうことが多いということがわかるかと思います。
だからこそ、クレイジータンク内では、
行動→意思→環境→知識
の順をとても重視しています。考えたり調べたりする前にまず手を動かしたりやってみたりすること。そうするとたくさん失敗することがあります。でもその分の知識が蓄積していきます。
AIは最短で合理的に答えを出しに行く非常に便利なツールではありますが、このような順で行動していく中で「思ってもみなかったような結果や産物」に行き着くこともあり、そういった「はじめから考えているだけではわからない」中にこそ、今後AI台頭時代には価値が多く生まれると予測しています。
AI時代を生き抜くために、AIと共存しながらも人間としての価値を継続させていくために、クレイジータンクではこの「行動ファースト」の順番を常に重視し、動いています。
そして、ぜひこの通信を読んでくださってる皆さんにも、今もし【意思】や【知識】や【環境】の部分で止まってしまっていることがあれば、この記事が、まず一歩、行動してみるきっかけになれば幸いです。
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