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マッキンゼー式ロジカルシンキング を読んで

アイデアの発散は得意だが、収束が苦手で論理的思考がうまくはたらかないわたし。
メンターから、おすすめしたい本があると手渡された1冊を読んでみて論理的思考について感想を書いてみた。

ものごとを整理し、問題点を正確にとらえ、もっとも効果的な対応策を考える ための思考トレーニング本。
・課題発見⇒問題定義⇒解決策の施行にいたるまでの物事の考え方
・相手になるほど!と思わせれば論理的(こうだったら、こうだろう)
根拠が明確で、そのための手段手法まで考えられていると納得を得やすい
あとは相手にいかにわかりやすく、シンプルに伝えるか?もある
・きちんと、考えることが必要だが、時間をかけることではない。大事なのは基礎処理能力の筋力をバルクアップする事で自然と早く判断ができるようになること
⇒究極は ゼロ秒思考

★A4メモ書きまいにち
タイトル、日付、本文、制限時間1分。
・何のテーマでもよい。疑問形でタイトルを決める
・タイトルに対しての回答は4,6行まで
・言語力強化のため、一行30文字程度が望ましい。
・同じタイトルでも納得するまで何回もやりなおしする
・保管したメモはすぐに読み返さない

なせ○○さんが好きなのか?私の得意なことは何か?引っ越しをするべきか?なぜ猫がいると落ち着くのか?
などとりあえず気になるものをガンガン書き出してみた。

根拠の掘り下げが浅いものや、深いもの。
粒度はそろっていないけど、1分間で直感的に記載するには十分。
手と頭を動かすことで、浸透がはやい気がした。
サービスデザインの学校でも、頭だけで考えるだけでなく手を使うことで認識することがあると聞いた覚えがある。

脳(アイデアの検索、吐き出し)⇒手(文字、可視化)⇒言葉(言語化、相手に伝える手段)

なお、本ではPCやスマホなどのタイピングではなく、『紙』に書き出すことをお勧めしていた。
手書きの場合、アイデアの並列化ができるため、確かに向いていると感じた。

フレームワークで脳内を整理する
・電車内広告を題材にして、論理的思考のトレーニング
・理由は必ず3つあげ、説明するようにする
・マトリックスを使用して客観的に分析をする

本では、電車広告を見て
・広告内容のターゲット
・訴求のポイント
・気になる点があればその指摘
・自分だったらどうするか?
をあげていくというものがあった。
これは自分の仕事に置き換えるとサイトのUI改善する際や、バナーなどのグラフィック制作時に必ず考えていたことなので、無意識に論理的に考えていたのだと知った。

理由を3つ挙げること
・根拠の深堀りがしやすい
・そもそも根拠が薄いと3つでてこないのでそれを判断する軸になる
・自問自答を習慣化するきっかけになる。

マトリックスを使用する
・物事の整理に適しており、可視化することで物事を比較がしやすくなる
・2×2マスからがおすすめ。縦、横軸に評価する対象を記入し●×などを入れていく
・軸を何にするかがキー。何かひっかかるようであれば修正する
・枠内に記載の内容は同一レイヤーの事項をいれる
・図形を使用した様々なマトリックスが存在する
⇒UXを考える手法などでは様々な方法がある。
・自身の情報整理に適しているが、他者に説明するときは理解が進まない場合もある。
・他人に説明するときに不足している箇所がわかるため、積極的に改善をくりかえすとよい

ロジカルシンキングを加速する
・3C分析
・ロジックツリーで本質を探る

3C分析
・Customer Company Competiter
それぞれの視点で考えたとき、どのような課題があるのか、現状はどうかなどを客観的に考えやすい。
以前UXの手法で 三方よし の思考(三者にとってうれしいことがあるか)をおしえてもらったが、これに似ていると感じた。

ロジックツリー
・現象/問題⇒本質的な原因⇒根本的な解決策⇒具体的施策 の順に落とし込んでいく
・個別の問題から根本の課題を発見し、具体的なアクションを見つけるための道筋が見える。
・発散ではなく収束に使える手法である
上位下位分析に活かせる。

ゼロ秒思考でさまざまな問題を解決する
・日ごろから考える癖付けをし、思考力のスピードをあげる
・相手に明確な意思がつたわり、コミュニケーションが円滑になる
・リーダーシップが発揮されやすくなる
・判断が早くなることで仕事のスピードがあがる

テンパらないために
・日ごろからなぜ?を繰り返し、問題にたいして答えを導くことができていれば、落ち着いて判断することができる。

相手と意思疎通がしやすくなる
・現状把握、課題整理を行うことで、一時的な感情にひっぱられることなく客観的に物事をとらえて話すことができる。
・相手の話に耳を傾けるようになるため、話をすることに躊躇しなくなる相手が増える⇒信頼される。仲間となり共に動く戦力となる。

リーダーシップが発揮されやすい
・メンバーの問題を解決へ導き、またコミュニケーションを円滑にとれるような人であればリーダーシップのスキルにつながりやすい。

まとめ
論理的思考という言葉ばかり先走りして、ずいぶん難しく考えていたのかもしれないと気付く。
そもそもこの思考は誰にでも備わっているということ。
朝起きて寝るまでに、○○だから○○しよう と選択と決断の連続であるそれらに根拠はあるはずだ。ただそれが習慣となるころには理由を考える事を辞めゾンビモードで過ごしている。
私たちの脳みそはもっと活用することを望んでいるはずだ。 

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