私が事業を立ち上げようと思った理由【その2】:ADHDの方々をメンバーとする理由
最近、よく耳にするようになったADHDという言葉。
正式名称は「注意欠陥多動性障害」というそうです。うろ覚えだったので今調べました。
正直、正式名称すら覚えていないような私が論じるべきではないのかもしれませんが、思うことがあるので気の向くままADHDについて書いてみたいと思います。
まず、最近知ったのですが、私の親友にもADHDの方がいました。
彼とはもう10年以上の付き合いで、小学生の頃から知っています。
彼が某「超」優良企業に就職をした際も、いつもの仲良しメンバーでお祝いをしました。
その会社は、就活生の中ではホワイト企業と言われており、入りたくても入れない会社です。
ただ、そのホワイト企業で働いていた私の親友は入社して1年が経過する前にメンタルをやられ休職してしまいました。
なかなか仕事を覚えられず、ミスを多発し上司に何度も怒られたからだそうです。何で覚えられないのか。
自身がADHDであるからだそうです。
私は当初、彼からこの話を聞いたとき、心の中でクエスチョンマークが芽生えました。
ん?仕事を覚えられないのが病気のせいなの?と。
おそらく私が感じたこの感覚は世間一般の感覚だと思います。多くの人たちがADHDについてよく理解していないからです。
彼は言っていました。仕事ができないのを病気のせいにするんじゃないと、よく上司に言われていたと。
要は、体育をサボりたいからって頭が痛いふりをするな、仮病を使うなというのと同じ感覚なのだと思います。
頭が痛いかどうかは本人じゃなきゃわかりません。ADHDもその苦しみは本人じゃなきゃわからないのです。客観的に本当に苦しんでいるかどうかわからないのです。
ADHDに関して知識を有する人が少ないこと、かつ、ADHDであることを客観的に証明ができないこと、以上の理由がADHDに対して誤解が生まれている理由だと思われます。
私の親友は今薬を飲んで治療をし、会社に戻る準備をしています。
前の記事でも書きましたが、私は漠然とサラリーマンを続けていくことに対する焦りと、および、何かワクワクすることがしたいという好奇心から事業を立ち上げることにしました。
じゃあ誰とやるかとなった時に、ふと思ったのです。
ADHDを理由として会社を辞めてしまった方たちが、社会復帰するためのきっかけとして、一緒に私たちと何か事業を行ったら良いんじゃないかと。
もちろん、苦手なことは一切やっていただきません。好きなこと、得意なことだけをやっていただきます。
あえて事業という言葉を使いましたが、正直、事業内容は漠然としか決まっておりません。
恐らくこれだけで食っていけるとは思えませんし、私もサラリーマンを続けます。
ただもし、各々が得意なこと、好きなことだけをし、ほんの少しでも利益を生み出すことができればかなりワクワクすると思います。
私の友人のように、一度、会社を休職してしまった方々が、一緒に事業を企画、運営していく中で自分の価値を再認識できたら、きっと意義のあることだと思います。
ビジネスをやる以上、利益を生み出す必要がありますが、まずは、
①無駄なことはしない(細部にこだわりすぎない)
②苦手なことはやらない、得意なことだけをする
③一人一人が経営者(全部「自分事」)の意識をもつ
以上3つを基本スタンスとしてやっていきたいと思います。
長文にもかかわらず、お読みくださりありがとうございました。
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