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蚊取り線香のような人になりたい。

蚊取り線香のような人になりたい。
って、思うだけな話。

なぜか。
蚊取り線香は、偉大だって、
改めて思ったから。

外で何かするとき。

私の場合は、庭で、
七輪焼き(やきやき)をするとき。

庭に出て、まず一番始めにすること。
それは、蚊取り線香に火を点けること。

蚊取り線香は、私にとって、
なくてはならないものです。

その効果は、ぱっと、
目には見えません。

ですが、蚊取り線香を焚いていると、
なぜか刺されない。

焚かないときは、
蚊に刺されまくるのに。

なぜか、刺されない。
これはやはり、蚊取り線香のおかげ。

超有能な蚊取り線香ですが、
弱点もあります。

・燃やすからあぶない

これは当然ですよね。
最近は燃やさないタイプの、
いろいろなものがあるので、
そっちを使えば済む話ですが。

なんとなく、燃やすタイプ、
従来品のほうが、蚊を寄せ付けない
能力が高い気がします。(思い込み)

・ニオイがある

煙が効果を発揮するので、
その煙自体が、やはり独特の
ニオイがしますよね。

このニオイが苦手な人も、
多いかもしれません。

それを差し引いたとしても。

やはり、蚊に刺されなくなる、
というのは、絶対的な強みがあります。

屋外の作業には、なくてはならない。
それが蚊取り線香。

そこから、現実社会に当てはめてみて。

人間社会でも、チクチク、
刺してくるようなひとはいます。

ほかにも、なんか、
人の邪魔をしたり、足を引っ張ったり、
悪口を言ったりする人もいます。

私は、
蚊取り線香のような人になりたい。

細く長く、ゆっくりと、
人知れず燃え続ける。

目立った活躍はしないけど、
やはり、いなくてはならない人、
と思ってもらえるように。

ほかの人を刺さない。
邪魔もしないし、悪口も言わない。

それどころか、そういう、
悪い雰囲気を作らないように務める。

みんなが仲良く、それでいて、
思っていることも何でも言いあえて、
心理的安全性を感じられる。

みんなが。
そういう雰囲気、空気感を生み出す。

その効果って、人間社会での、
蚊取り線香、みたいな効果、
じゃないでしょうか。

なかなかに難しいです。
蚊取り線香役は。

みんなと仲良くしないといけないし、
みんなの様子も、
しっかり見ないといけない。

言わないといけないタイミングで、
言わないといけない場合も、
ときにはあるでしょう。

それこそ、北にケンカや訴訟があれば、
つまらないからやめろ、と言ってやる。
(雨ニモマケズ:宮沢賢治)

つまらないからやめろ、
と言ってやるだけ?

それでいいと思います。

現実には。

どんなに違うと思っても、
違うって、ハッキリ言うことなんて、
なかなかできない。

どんなにつまらないと思っても、
つまらないよ、って、
ハッキリ言うことすらも、難しい。

なんとなく、漠然と、じゃなくて、
これは違うよ、おかしいよ、
としっかり認識できる。
ハッキリとわかる。

つまんねぇなぁ、
なんでこんなこと、と思いながら、
ダラダラやるんじゃなくて。

つまらないことはやめる。
やめよう、と言う。

ただこれだけのことでも、
すごく難しいし、簡単じゃない。

そういうことを、
しっかりできる人がいたら、
組織も円滑にまわるでしょう。

けして、派手な成果、
出すわけじゃないけど、
やはり、なくてはならない存在。

雰囲気を創りだせる人。
独特のニオイというか、
クセがあったとしても。

居なくてはならない人。

それこそが、蚊取り線香のような人、
になるんでしょう。

そういう人に、私はなりたい。









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