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宮古島美味しいもの日記(2023年夏版)

東京都の片隅でリモートワークしているデザイナーのcremaと申します。職業柄、noteには意識高いデザイン関連記事を書かないといけないんだろうなという(勝手な)プレッシャーが激しく、アカウントを作成してから9年間、記事をいくつか書いては恥ずかしくて消していたのです。しかし、ブログもやめてしまい、どこにも長文を書く場所がないので、noteに肩の力を抜いた日記的なものをしたためてみても許されるのだろうか……という実験で、時々書いてみることにします。

2023年8月17日〜20日にかけて、宮古島にお住まいの友人・神森さんを訪ねて旅してきました。神森さんが美味しいお店をたくさん紹介してくださったので、記録に残しておきます(長文です)。


居酒屋まずがーと食堂

生搾りゴーヤサワー

まず最初は、あまりに美味しすぎて滞在中2回訪問してしまった「居酒屋まずがーと食堂」さん。

神森さんの島のお友達が「生搾りゴーヤサワーがオススメだよ!」と仰っていたそうで、席につくなり注文する我々。お通しが「もずく」なのも良いし、グラスがオリオンビールなのも良いですね。

大阪から参戦した坂本さんも生搾りゴーヤサワーを注文

いきなり「生搾りゴーヤサワー」と言われても、大抵の人は「え?なにそれ??」ってなりますよね。私もなりました。でも、一口飲んでみると、意外なほどの爽やかな青臭さと苦味が鼻に抜け、炭酸のしゅわっとした感覚と相まって、めちゃくちゃ美味しいんですよ、これが。

苦さランクが3段階ありまして、「1苦(にが)」「2苦(にが)」「3苦(にが)」を選べるようになっています。最初は恐る恐る「1苦」からスタートしたんですが、2も3も全然美味しい。2が一番バランスよく感じられました。食事にも合いますし、激推しです。

個人的なオススメは「2苦(にが)」です

もずくたこ焼き

まずがーと食堂で2番目に衝撃を受けた品が、もずくたこ焼きでした。メニューを見たときには「たこ焼きの具に、ちょっともずくが入ってるのかな」って想像していたんです。

はじめての居酒屋でメニューを眺めるのは楽しいですよね

しかし出てきたのは、こちらの黒い塊。衝撃のビジュアルです。

驚きのもずく感

体積の95%程度を占めるもずくが小麦粉を糊にして固まっていて、そのなかにタコが入ってるという感じなんですよ。想像以上のもずく感を堪能できる一品でした(そして美味しい!)。

魚天

読み方はおそらく「さかなてん」だと思うんですが、関東人が想像する魚の天ぷらではありませんでした。ふわっふわの衣に包まれた白身魚で、揚げたてがびっくりするくらい美味しい。冷めないうちにパクパクいただいちゃいました。

紙袋に入って提供される様子が、少しフィッシュアンドチップスみたい

お塩か甘い醤油につけていただくスタイルでした。生搾りゴーヤサワーやオリオンビールにも、とっても合うお味です。最高。

お塩にピントが合ってしまった…

紅芋コロッケ

宮古島のお土産には特産の紅芋を使ったものが多かったんですが、この紅芋コロッケをお土産にしたいくらい、美味しゅうございました。餡が甘くて、しっとりもっちり。

切り分けて提供されると紫がよく見えます

島ナポリタン

ナポリタンはナポリタンでも、宮古そばとポークを使った「島ナポリタン」なんて、生まれて初めて食べました。麺が生パスタのような感触です。

味付けはトマトケチャップベースのナポリタン味

スーパーで売っていた宮古そば(すば)はこんな感じ。これを使って作られてるそうなんですが、自分もちょっと試しに作ってみたい気持ちになりました。

島どうふの冷奴

東京で食べる豆腐よりギュッと詰まっている感じの島どうふは、冷奴で食べても味が濃くて美味しいですね。

そんなわけで、初っ端のまずがーと食堂からノックアウトされて、楽しすぎた我々です。

お二人ともごきげんですね

しかし、これはまだまだ序章でした……。どんどん行きましょう。

もずく麺屋 んつばた

神森さんが「絶対に!ここだけは!とにかく!連れていきたい!!!」と激推ししていた「もずく盛り放題の美味しすぎる麺の店」が、んつばたさんです。

沖縄には「ん」ではじまる言葉がちょこちょこあるそうで、「んつばた」というのは「道端」という意味なんですって(記事になっていました)。

神森さんが大好きだという「ぶっかけ」を注文し、カウンターに置かれているもずくケースから追いもずくしまくったのが、こちら。

もずくで麺が見えなくなりそう

麺にもずくが練り込まれていてつるつるしこしこ、かき揚げもカラッと美味しく、ぷりぷりのもずくとのハーモニーが素晴らしすぎます。これまた神森さん推奨の「魔法のお酢」で味変すると、より一層爽やかな雰囲気になりました。

お願いすると「魔法のお酢」の瓶を出していただけるようです

しばし無言で麺に向き合う我々…!

美味しいねーーー

宮古島のもずくは本当にぷりぷりしていたんですが、こんなに美しい海で育ってるんですから、美味しいはずですわ……と考えながら完食しました。

これは別の日に撮影した与那覇前浜の海です

んつばたさんは店内がとっても清潔でスッキリしており、こんな綺麗な熱帯魚の水槽を眺めつつお食事をいただけるのも、ポイント高いですね。

ヤッカヤッカの宮古島コク旨カレー

お次は、宮古島の左下にある小さな島・来間島にあるおしゃれなカフェ「ヤッカヤッカ」さんです。

看板からしてもう素敵

宮古牛のコク旨カレーとアイスコーヒーを注文したんですが、なんだかとっても映えますね。しばらく全員で撮影タイムになっておりました。ご飯の脇に添えられた野菜チップスがアクセントになり、まろやかで優しいお味のカレーでしたよ。

とにかくいちいち撮影しちゃう

ヤッカヤッカさんは、お食事が美味しいのはもちろんのこと、店内のインテリアのクオリティが本当に高いのが印象的でした。ちょっとした小物使いがセンスよく、撮影したくなってしまうポイントばかり。ゆったりとしたくつろぎのお店でした。

すっかりくつろいで談笑する人々
庭先のハイビスカスと白いブランコも良い感じ

冷た~い飲み物のボックス

神森さんが車を運転して、東平安名崎(ひがしへんなざき)という灯台で有名なスポットに連れて行ってくれまして。その途中で車を止めて寄ったところにあったのが、こちらの「(人間の良心に依存した)冷た〜い飲み物」ボックスです。南国風の屋根が良いですね。

畑の横にある無人野菜販売所と同じ形式で、クーラーボックスにドリンクが入ってまして、100円をちゃりんと入れて好きなものを1本いただきます。どんな人がこれを運営しているのかは、神森さんも知らないとのこと。けっこう冷え冷えだったので、1日数回は管理しに来てると思うんですよね。すごいなぁ。

私はさんぴん茶を買いました

このボックスの裏手に回ると、こんな素敵な風景を見ることができます。何もかも青い。

お天気にも恵まれ、とにかく海も空も青い

富士屋のぜんざい

宮古島滞在2日目の晩に、友達のえりりんから「宮古島にいるならとにかく富士屋の!ぜんざいを!食べるように!ファミマで買えるから!!」というDMが届きました。そこで、星空撮影の帰りにファミマに寄っていただき、手に入れたのがこちら。

召し上がり方のレクチャーがついてます

元々有名なおやつらしいんですけど、2022年ぐらいからファミマで販売開始したらしくて(伝聞ばかりですみません)。

容器が2パートに別れていて、下が厚めの発泡スチロールのカップになっており、シャリシャリ氷が入っているらしい。上の透明カップには、金時豆と白玉もちが入っているのが見えます。

それぞれの解凍時間が微妙に異なるので、上手に溶かす必要があるみたいですね。私はお風呂に入っているあいだ、部屋に放置して溶かしておいたら、ちょうどよくなってました。それがこちら。

シャリシャリ氷ってただの氷ではなく、金時豆の煮汁からできてるそうなんですよ。それが自然な甘さで、本当に美味しい。実はわたくし、あんこがかなり苦手なんですけど、これは全然問題なく美味しくいただけました。

Ikemajima gelato cafe Ninufa

宮古島の一番北側に、橋でつながっている池間島というところがあります。

そこに最近できたばかりで大人気になっているというジェラート屋さんにも、連れて行っていただきました。11AMオープンに合わせて伺ったんですが、駐車場には既に4台行列ができていて、そのあともあっという間に満車になる勢い。

熱帯植物がセンスよく飾られた小道を抜けると、お店に到着します。

美しいですね…

語彙力がなさすぎるので臆面もなく書いてしまうんですが、なんだかこう「ロケ地に来た〜!」と叫びたくなるような、どこを見渡しても絵になりまくるカフェなんですよ。ドラゴンフルーツ&バナナとピスタチオのジェラートを頼んだんですが、こんなふうに青い海の見えるテラスでゆっくりいただけるのです。

きれいねー!しか言えません

坂本さんに変わって参戦した名村さん(写真右)も、「番組みたい〜!」と興奮しながらジェラートをいただいてます。

旅番組すぎるシチュエーション

今回の旅のリーダー神森さんも、この笑顔。映えますね…!

テラスを外から見るとこんな感じ。

台風のあとで、ちょっとヤシの木が弱っていたかも

テラスの下には小さなビーチがあり、ジェラートを食べたあと立ち寄れるようになっています。なんだかこう、完璧な天国のような、透明なガラスのような海です。

すべてが青い…

我々はジェラートしか食べなかったんですが、ピッツァマルゲリータも注文できるそうなので、お立ち寄りの節はぜひお試しあれ〜。

海美来(かいみーる)の紅いももち

ガッツリ女性誌のロケができそうなNinufaさんを後にして、次に立ち寄ったのが、打って変わって"The 昭和の海の家"という見た目の「海美来(かいみーる)」さん。

サザエのつぼ焼きやビーチサンダルも取り揃えた懐かしの品揃えなんですが、その中にある紅いももちは絶対食べるぞ!ということで、向かいます。

この写真を撮った時点では「かいみーる」と読むのは気づきませんでしたw

お店で買ったものを屋上の展望台で食べさせてもらえるんですが、そこから見える景色がこんな絶景。宮古島と池間島を結ぶ「池間大橋」を眺めつつ、あつあつのもちをいただくのです。

全長1,425mの池間大橋

宮古島の海の色と紅いもの紫が、本当にマッチしますね。

上の写真は若干加工しすぎてしまったので、もっと自然な色合いのものも置いておきます。中華のフルコースの最後に出てくるおもちの中身が紅いもになったって感じなんですが、香ばし甘い美味しさです。

1個200円はリーズナブル!

A&W宮古空港店のルートビア

ここまで読んでお気づきかなと思うのですが、滞在中、めちゃめちゃ毎食美味しいものをいただいていた我々。すべては神森さんのおかげなのですが、帰途の飛行機離陸直前にダメ押し的な感じで、一度行ってみたかったA&Wというアメリカンなハンバーガー屋さんにも連れて行ってもらいました。

記念写真を撮る我々

A&Wと言えばルートビア

ご存知の方も多いと思うんですが、たいてい「しっぷ臭い」「不味い」っていう評価なのですよね。私は一度も飲んだことがなかったので、今回初挑戦してみました。A&Wって、なんとルートビアが飲み放題なんですよ。それどんなシステムなんじゃ。

かんぱーい!

凍らせたジョッキでいただくルートビアは、想像したよりずっと飲みやすくて美味しいと感じました。単品でいただくより、脂っこいハンバーガーと合わせるとなかなかバランスが良い感じ。

三番人気のダブルメルティバーガーをいただきました

店内のあちこちにあるルートビアの秘密を読むのも楽しかったです。勉強になりますね。

Roy AllenさんとFrank Wrightさんの頭文字をとって、A&Wになったとのこと
いろいろなハーブが入っています

生バタフライピーティー

そんなこんなで美味しいものをお腹いっぱいいただいて東京に帰ってきたわけなんですが、離陸前に神森さんちのヒデさんがお土産で渡してくださったのが、この生のバタフライピーのお花。

乾燥したものは見たことがありましたが、生花は初めてで、美しい紫色に感動しました。

宮古島では農作物としてバタフライピーを作る人が多いようです

花が傷んでしまう前に急いで飲まなければ〜!ということで、家で育てているミントとレモングラスを加えて、ハーブティにします。お湯を注いだ時点で、もう海のような青い色。

綺麗すぎてずっと見ていられる…

1分ほど経過した時点で氷の入ったグラスに注いだのが、こんな感じの淡い色。宮古島の海の色を彷彿させます……。美しい。

これまたお土産でいただいたシークワーサーを絞って入れると、酸に出会って左のように紫色に変化します。リトマス試験紙と同じ仕組みですね。

光に透けて本当に美しい

3分ぐらい経過すると、こんな感じの濃い色になりました。夫がシークワーサーを絞ってます。

濃い色の方はこんな感じです。これをゼリーにしても絶対いいですよね。

終わりに

宮古島では、もちろん海も星空も灯台やサトウキビ畑の景色も堪能したんですが、漫然と記事にするとぼやけそうなので、いったん「美味しいもの」に焦点を当ててnoteにしてみました。気になったお店があれば、ぜひ訪ねてみてくださいね。

SUP中に飲んだミネラルウォーターも美味しかったです!

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