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LGBT向けのスクールを作る同世代がいるらしい【星 賢人さん/30 UNDER 30 REPORT】

バンマスぴかりんは1994年生まれ。小学校の途中から土曜日の学校がなくなり、物心ついたときには「ゆとり」と小ばかにされて呼ばれるようになる。わたしたち「ゆとり」はわたしたちが悪いわけじゃないのに、あまりにも「社会のお荷物」扱いされすぎていないか?とずっと思ってきた。だからこの30 UNDER 30に選ばれる同世代というのは憧れだし、自分もそこに入れるくらいのクリエイティブになりたいって思うんだ。

LGBTというのは多様性でしかない。

中学生の時に、このLGBTの人たちがどれくらい分類わけができるのか、表を作って考えたことがある。よくよく考えてみたら、男対女というスタンダードな組み合わせの数よりもはるかに、「ジェンダーマイノリティ」と呼ばれる人たちの組み合わせの方が多いわけだ。そうなってくると、男対女、がスタンダードかどうかも微妙なラインになってくるなと思った。

ただ、社会としてこのLGBTを受け容れられるようになってきたのは、この2・3年くらいだと思う。何においても、人々が「そういうのもありだよね」という感覚になってきた、つまり、自分は自分、他人は他人、ときちんとした距離を取れる、そういう面においては成熟した社会になってきた、ということなのかもしれない。

LGBT向けのスクールを立ち上げる

彼自身もゲイだということから、社会的に男だ、女だ、という区別の不合理を身をもって体感している星さんは、ジェンダーマイノリティの仲間たちの意見や経験もふまえて、おそらく社会の未成熟な部分をきちんと見つめることができるのだと思う。

「ふつうの」男か女で、気づかないことやわからないことがたくさんある。だから、「ふつうの」男か女が制度や法律を作ろうとしても限界がある。

この星さんの事業で、たくさんの若者が救われるだろうし、たくさんの人や企業がLGBTをさらに理解しようとするだろう。

『個になめらかな社会へアップデートする』

彼のミッションは、人と人の間にあるステップを取り除く。なめらかなつながりを作るきっかけを作ってくれる。

学び

自分の経験や、他人と一緒に解決してきたさまざまな問題の解き方を、事業に落とし込んで、また誰かの役に立てるということ。こうやって社会がどんどんと多様性を受け容れるようになるということ。

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