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父の実家のお墓参り 補足

以前の記事と多少重複していますが、まとめです。

ここ3年くらいかけて、
僕の母方の実家、金沢の越村家について、
お墓参りに行ったり、地獄で迷っていたご先祖様を霊界に送ったりと、
色々やってきたのだが、越村家については一段落したようで、
次に今の奥さんの実家、角園家について、憑いていた怨霊を祓ってもらい、
こちらは相変わらず義妹が、
怨霊の影響で数十年に渡って取り憑かれていた、
魔物の影響で半キ〇ガイの状態だが、
これはもう僕には手に負えないので以後は放置している。

そして新章突入、僕の父方の実家の、
紀川家についての因縁の処理が始まった。
2週間ほど前の休日に、奥さんと一緒に食事して、
温泉にでも入りに行こうとしていたのだが、
スパイスカレーを食べている途中に不意に身体の具合が悪くなり、
その不調は温泉に入ってからも続いた。

奥さんが背中を流してくれたり、色々したのだが体調は回復せず、
奥さんはうすうす気づいていたらしく、
「何がきっかけで調子が悪くなったか、思い出してみな」
と言うので考えてみたら、
スパイスカレーの店で実妹から送られてきていた、
鹿児島のご先祖様の簡単な家系図のようなものの写真を、
見ていたことに思いいたった。

うちの父方の実家は、鹿児島の、今は日置市になっている、
吹上町という所にあるのだが、
僕は覚えている限りでは、2回しかこの故郷には行ったことがない。
それくらい疎遠な故郷なのだが、
実はこの実家にも色々な因縁が渦を巻いていたのである。

概略だけ話すと、僕のおじいちゃんの鉄男さんは、
故郷の村が手すき和紙の産地だったこともあり、
弟さんと一緒に文房具屋を始めて、一時は山間部の村々を訪問して、
防災用の懐中電灯と電池を販売し、営業成績をあげて、
鹿児島の僻地の村まで販促のために松下幸之助さんが訪れたという、
ちっちゃな伝説を残した人で、僕の父はその紀川紙店の長男で、
下には2人弟がいた。

次男は指宿で文房具屋の支店を出したのだが、
商業高校を出ていた長男の父は文房具屋を継ぎたがらず、
本店は三男に任せて東京の大学に進学した。
そして父は鉄男おじいちゃんが応援していた、
当時参議院議員をやっていた西郷隆盛のお孫さんという方の後押しで、
NHKに入社し、赴任先の金沢で、
僕の母親と出会って結婚することになるのだが、
どうもこのあたりの、結婚するとかしないとかの時に、
何かの揉め事があって以来うちの母は、
鹿児島の親戚のことをあまり良く思っていなかったようなのだ。

それで自動的に僕と妹も、鹿児島の親戚とは疎遠になったのだが、
実は三男は実家の文房具屋を経営しながら、
幼馴染の女性と結婚して2男1女をもうけており、
真ん中の男の子は僕と同級生だったのだが、
三男は文房具屋に勤めていた女性といい仲になってしまい、
最初の奥さんははらいせに出入りの業者と駆け落ちして、
滞在先で自殺して亡くなっているようなのだ。

僕は当時まだ小学生だったし、母がキリスト教徒だったこともあって、
そのあたりの事情はいまだに詳しく教えてもらってはいないのだが、
どうも今回僕を鹿児島に呼んだのは、
この自殺した三男の最初の奥さんだったようなのだ。

なんだかよくわからないまま、どうも鹿児島の紀川家の方が
僕にコンタクトしてきているようだと思い、父親に電話して、
「鹿児島のお墓ってどうなっているの?」と聞いたら、
「鹿児島のお墓は故郷の村が廃村になって、
もうどこにあるのかもわからない、
次男の嫁が分骨して供養しているようだ」という話だった。

それで次男(故人)の奥さんに電話して聞いたら、
「紀川家の先祖のお骨は吹上町のお寺に納骨されています」
ということだったので、2023年の4月16日の日曜日に、
吹上町のそのお寺までお墓参りに行ってきたのだ。

熊本のうちから3時間くらいかけてやっとそのお寺にたどりついて、
お寺の人に「紀川というものです」と話したら、
「紀川さんのご家族のお骨は紀川イチ子さんの分しか
うちのお寺にはありませんねえ」というご返事。
紀川イチ子さんというのは、駆け落ちして自殺したという
三男の最初の奥さんのことである。

「なんか聞いていた話と違うなあ」と思い、
その場で次男の奥さんに電話してみたのですが、
次男の奥さんは町内会の行事に参加していて不在で、
その場では話せませんでした。

それで紀川イチ子さんのちっちゃな納骨ロッカーにお線香をあげて、
熊本に帰ることにしたのですが、帰りの高速で運転している途中に
次男の奥さんから電話があって、「お寺に問い合わせたけど、
やはり紀川家のご先祖様のお骨はあるってよ」ということでした。

「なんなんだ?」と思いましたが、かえってこれで、
何かの因縁が渦巻いているのだなあとわかりました。

お墓参りに行くにあたって、事前に父に、
ご先祖様の好きだったものとかを聞いて、
用意できるものだったら供えてあげようと思っていたのですが、
僕のひいおじいちゃんにあたるキタロウさんは焼酎が好き、
その奥さんのはつかめさんは猫が好きだったと聞いて、
近所のコンビニで小さな焼酎を買って、
うちのくうもお寺まで連れて行っていたのですが、
結局納骨堂にご挨拶することはできず、
買っていた焼酎は僕の奥さんが帰りの車の中で飲みました。

そしたら僕がふと車の中で思いついて、
「パーキングに寄ってさつま揚げを買おう」と言い出し、
奥さんはさつま揚げをつまみに焼酎を飲みました。

するとキタロウさんが現れて、
「やっぱり焼酎とさつま揚げは最高だな」とおっしゃったそうです。

後日イチ子さんはおあつさんに
「霊界に連れていってあげてください」とお願いしておきました。

福岡在住の父と東京在住の妹も
鹿児島のお墓参りに行きたいと言っているので、
もう少し鹿児島絡みのことは続きそうです。

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