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誉められて伸びた(「風船さんと私」)

皆さんのnoteプロフィールを拝見していると、“もともと文章を書くことが好きだった”方や“読書が好き”な方に出会う事も多く、うらやましいな・・・と思いながら、読ませて頂いている。

私は、昔から文章を書くことが大の苦手。オマケに、子供の頃は読書も嫌いで、夏休みの読書感想文なんて、宿題の最後の最後。何とか原稿用紙を文字で埋める事しか考えてなかった😅

小学生の時の、金曜日に出される日記でさえ苦痛。

その当時、両親は、何とか子供に読書をさせたかった様で、そんな私に、何冊かの詩集を買ってくれていた。私の愛読書はそんな詩集。

日記も書きたくなかった私は、ある時、ノートに詩を書いて提出した。恐らく3年生の時。

タイトルは『風船さんと私』

私は風船さんとお友達になり、お喋りをしたり、ブランコに乗ったり、風さんが出てきたり、嵐になったり・・・。

今思えば、いわさきちひろさんの『赤いふうせん』にインスパイアされて書いてたのかもしれないんだけど、そちらの本の方は覚えてない。

初めて提出した時に、先生から優しいコメントを書いてもらい、味を占めた私は、次回からもかなり長い期間、これでやり通した様に思う。何せ、詩だと、マスや行間を稼げるんですから・・・😅 

ある時、国語の授業で「詩」が出てきた。そこで何と先生が、「実は、◯◯さん←(私) は、いつも詩を書いて出してくれてたんよ」みたいな感じで、紹介された。

私は、皆の視線にビックリした感覚を、今でも鮮明に覚えてる。『風船さんと私』ってタイトルも😂 私の処女作🎵


あともう一度同じ先生の時に(学年は4年生の時かも)、授業中突然、「分かってんのか分かってないのか、反応を示しなさい❗」みたいな事を言い出し、「◯◯さんは、ちゃんと相づちを打ってくれてる❗」と名前を出され、この時、一番後ろの席だった私は、またもや皆の顔が一斉に後ろを向き、注目を浴びてビックリしたのを鮮明に覚えてる😅

今の小学校の様に「・・・と思います。どうですか?」「同じです」みたいな、子供同士のコール&レスポンス等もなかった時代。

自分では全く意識してないのに、先生がそんな事を言うもんだから、私はそれから暫く、大げさにウンウンって頷いたり、何?って首を傾げたりしてた。先生は、さぞ滑稽だったでしょうね・・・😂


いつも大人しいって言われてた私。

その後、高学年になって学級委員長をやったり、運動会・体育祭の応援団をしたりしていったのは、この出来事がきっかけだったと思う。


私に自由に詩を書かせてくれ、自信を持たせてくれた先生はすごかったな。人に認められるって、とても力になる。

子供は、大人の言葉に影響されやすい。まだ小さい子供の内は、先生の一言やほんの些細な出来事がきっかけでも、性格までもガラッと変わっちゃう。

そんなきっかけを与えられる“学校の先生”って職業は、素晴らしいです。


うちの子供も、誰か“先生”にならないかなー😂


最後まで読んで下さり、ありがとうございます✨✨✨❤️❤️❤️👋😄

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